口を開けた猫

猫がグルーミング中に噛む行為をする理由は?頻度や順番を見てみた

猫がグルーミング中に噛む行為をしていると、なぜ噛んでいるか気になりますね。実は噛む行為には、きちんと理由があります。グルーミングの頻度や順番とともに、噛む行為の理由を理解してあげましょう。

猫がグルーミングをしている姿は、可愛いさと面白いさが入り混じり、いつまででも見ていられますね。

でも、グルーミングの途中でカミカミが始まると、肉球が取れちゃうよ!ハゲちゃうよ!と言いたくなるくらい噛む行為をしませんか?

そこで、猫のグルーミング中の噛む行為にどんな理由が隠されているのか、どんな時にグルーミングをするのか、頻度や順番についてくわしくまとめてみました。

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猫がグルーミング中に噛む行為をする理由は?

口を開けた猫

猫のグルーミングには、毛づくろいや血行促進、体温調整といった大切な意味があります。

器用に体をくねらせ舐めていたかと思えば、鼻にシワができるくらい噛みだしたりしますね。

グルーミング中に噛む行為は止めさせたほうがいいのかな?と悩むこともありますが、理由によっては止めさせることが逆にストレスになってしまうこともあります。

愛猫がどんな理由で噛んでいるのか、当てはめて考えてみてください。

猫だってちょっと痒いときもある!

単純な理由として、痒いから噛むということです。

私たち人間でも、何か痒いな、ということがありますね。

血行が良くなったり、ちょっとムズムズしたら痒くなり、爪で掻いていませんか?

猫は痒くても、爪で掻くことはできません。

ですから、噛むことによって痒さを解消しているのです。

心配であれば、被毛をかき分けて皮膚の状態をチェックしてみましょう。

ブラッシングをこまめにしてあげることで、痒い場合の噛む行為は減ることもありますよ!

体をキレイに維持する猫の本能

猫がグルーミング中に噛む行為は、至って普通のことです。

猫の被毛や皮膚には、ホコリやゴミ、食べ物のカスや汚れがついていることがあります。

被毛にからまっている汚れは、舐めただけでは取り切れないため噛んで取るのです。

猫はきれい好きな動物としても知られていますが、猫の被毛はセンサーの役割もあるため、被毛を整えるのと同時に、清潔さを保つためにも必要な行為です。

また、食べ物のカスや汚れが残っていると、ニオイによって狙われる=危険という防衛本能が働くため、一生懸命カミカミするのです。

ノミやダニがいた!

外に遊びに出ている猫では、ノミやダニがいることが原因なこともあります。

ノミやダニは痒いだけでなく、きれい好きな猫にとっては退治したい存在です。

ノミやダニの死骸やフンを取り除く行為であったり、動き回るノミやダニの退治であったり、痒さを解消したりと、グルーミング中の噛む行為は激しくなりがちです。

ノミやダニを見つけたら、動物病院で駆除してもらいましょう。

皮膚のトラブルが原因かも

猫のグルーミング中の噛む行為が執拗な場合は、何らかの皮膚トラブルかもしれません。

皮膚炎を引き起こす原因は内臓疾患であったり、カビや花粉のアレルギーやシャンプーがきちんと洗い落とされていなくて残っていたりなど、原因はさまざまです。

特定の場所を噛むのであれば、被毛をかき分けて皮膚の状態をチェックします。

かぶれて赤くなっていたり、湿疹ができていたり、ハゲてしまっている場合は、なるべく噛ませないようにして、動物病院を受診しましょう。

塗り薬や飲み薬とエリザベスカラーで治療することになります。

ストレス

猫のグルーミング中の噛む行為は、ストレスが原因の場合もあります。

イライラしている、かまってもらえない、何か気になることがあって落ち着かない、など、皮膚の状態に問題がないのに執拗に噛む場合に疑われる理由です。

愛猫が何かストレスを抱えていないか考え、その原因を取り除いてあげることが大切です。

クセになっている

猫のグルーミング中の噛む行為のよくある理由として、噛むことがクセになっていることです。

きっかけは単純に痒かったり、暇つぶしだったりとささいなことですが、噛む行為が楽しくなってしまってクセになってしまったのでしょう。

私たち人間でも、自分では気づかなくても何らかのクセがありますね。

猫が噛んでいる場所に特に問題がなければ、止めさせる必要もありません。

猫がグルーミングする頻度は?

1日を通して、猫がグルーミングをしている姿を見かけることは多いです。

それもそのはずで、猫は起きている時間の3割をグルーミングに費やしているのです。

うちの子はグルーミングのし過ぎでは?と心配している飼い主さんも多いと思いますが、8時間起きているのであれば、2時間以上はグルーミングをしていることになるので、特に心配することもありません。

それでは、どんなタイミングでグルーミングを行うことが多いかみていきましょう。

食後

猫が食後に口の周りを舐めている姿を見て、ご飯が美味しかったのかな、と思いがちですが、それだけではありません。

口の周りを舐める行為も、グルーミングなのです。

飼い主としては、愛猫の満足の意味であって欲しいものですね。

くつろぐ前やくつろいでいる時

猫がくつろぐ前や、くつろいでいる時にもグルーミングをしていますね。

これからくつろぐぞ!といった準備であったり、ゆっくりくつろげる時間は、猫にとって絶好のグルーミングタイムです。

仲間の猫がいる場合は、お互いを舐め合う姿を見られるのも、くつろいでいる時が多いですね。

猫のグルーミングの順番を見てみた

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猫のグルーミングを見て、不思議に思ったことはありませんか?

注意して見ていると、いつも同じ順番で舐めているということがわかります。

猫が眠すぎたり、他に気になることがあれば途中を省略することもありますが、猫のグルーミングにはちゃんと順番があるのです。

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食後の順番

食後の猫のグルーミングの順番は、口の周りを軽く舐めてから、徐々に口を大きく開けて口の周りの舐める範囲を広げます。

そして、前足で口の周りをぬぐってから前足を舐め、前足で口の上や目の上、首を傾げて頭と耳のお手入れをします。

食後はこれで終了することが多いです。

基本的に顔の左側は左前足で行い、顔の右側は右前足で行います。

くつろぐ前やくつろいでいる時の順番

くつろぐ前の猫のグルーミングでは、特に順番はないようです。

気になる場所を舐めてから、本格的にくつろぐ体制をとります。

それから前足を使って、顔や頭のお手入れをしてから、器用に体をひねらせて背中、お腹、これみよがしに後ろ脚をピーンと伸ばして肛門と生殖器周辺、そして最後に後ろ足を舐めて終了です。

猫のグルーミング中の体の動きは、見ていて驚かされますね。

猫がグルーミング中に噛むのはグルーミングの一環!|まとめ

猫がグルーミング中に噛む行為をする理由や、頻度と順番について解説してきましたが、愛猫はどんな理由でカミカミしているかわかりましたか?

通常であれば、噛む行為はグルーミングの一環なので、心配することも止めさせることもありません。

噛んでいる場所に何らかの異常がみられたり、特定の場所を執拗に噛むのであれば獣医師に相談するようにしましょう。

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