みなさんは猫のダンボールハウスを自作したことはありますか?
実は猫は買ってきた猫ハウスよりも、ただのダンボール箱のほうが好きだったりします。
その猫が自作のハウスにあまり入らないのであれば、もう少し工夫が必要なのかもしれません。
猫がダンボールを好む理由と、ダンボールの選び方、ハウスの作り方、活用してくれるための工夫と注意点をご紹介します!なぜ猫はダンボールが好きなのか?
少し大きなものを買ったときや宅配便が来たときなど、ダンボールは日常の様々なところで使います。
荷物を整理している隙に猫が入って気に入ってしまった、ということは猫を飼っている人であれば誰しも経験あるのではないでしょうか。
このように、猫はダンボールが大好きです。
何故こんなにもダンボールは猫を魅了するのでしょうか?
野生の名残でダンボールを好む
猫がダンボールを好むのには理由があり、それは野生での名残だと言われています。
もともと猫は獲物を天敵から守るために、木や草の茂みに身をひそめるようにして生活をしていました。
そのため、暗く狭い場所は猫にとって落ち着くことのできる場所だと言えます。
また、オランダの学者が猫のストレススコアの研究をしていたところ、ダンボールを与えた猫は3日間でストレススコアが下がることが判明したそうです。
そして、猫の獲物はネズミやモグラなどの穴に隠れる習性を持つ小動物でした。
ダンボールはその穴と似ており、獲物が隠れているのだと猫は考えるのです。
猫にとって防衛本能と狩猟本能を刺激するダンボールは、遺伝子レベルで好まれているということですね。
ダンボールハウスを自作しよう!
猫がリラックスでき遊び場所にもなるダンボールハウスですが、どのように作ったら良いのでしょうか。
簡単に作ることもできますし、工夫すると面白いダンボールハウスを自作することもできます。
必要なものとダンボールの選び方
ダンボールハウスの自作に必要なものは以下のものです。
ダンボールは無料のものでも良いですし、柄付きやカラーボックスであればリビングに置いてもインテリアとして映えます。
ダンボールの大きさは、「少し小さいかな」と思うくらいの大きさを選ぶことです。
猫は体が柔らかい生き物なので、ダンボールに体がフィットするくらいの大きさで大丈夫です。
いろんなパターンで作ってみる
猫のダンボールハウスにはダンボールに穴を開けたノーマルタイプのものから、柄を利用したおしゃれなハウス、ダンボールを積み重ねたタワータイプなど、いろんなパターンで作ることができます。
愛猫が気に入ってくれそうなダンボールハウスを試行錯誤しながら作ってみましょう。
穴を開けただけのノーマルタイプ
ダンボールに猫が入ることのできる穴を開け、蓋を閉じテープで止めただけの簡単なダンボールハウスです。
このノーマルなタイプのハウスでも猫は十分好みます。
穴の大きさは、猫のひげの長さを確認し設定しましょう。
猫はひげを使って通れるかを判断するので、ひげの長さくらいの大きさであれば通ることができます。
また、小さな穴を数個作るとそこから手やおもちゃを出したりして遊ぶことができ、寝床だけでなく遊び場としても活躍しますよ。
柄やカラーボックスを使ったおしゃれなハウス
柄付きのダンボールでよく見かけるのは、宅急便のダンボールで作った猫ハウスです。
ダンボールの窓の絵に沿って穴を開けることで、まるで窓から猫が覗いているように仕上げることができます。
このように、ダンボールの柄を利用することで少し変わった面白いダンボールハウスを作ることも可能です。
また、無地のダンボールにオリジナルの絵を書いて楽しむのも良いかもしれません。
キャットタワーのようなダンボールハウス
ダンボールを積み重ねることで、キャットタワー風にハウスを作ることができます。
猫は上下運動が好きですし、運動不足にも効果があります。
ここで注意したいのは、積み重ね過ぎないことと、1番下のダンボールは重心がしっかりしているものを選ぶこと、積み重ねる際にはグルーガンなどを使用し外れないようしっかりと固定することです。
猫が楽しめることも大切ですが、怪我をしないよう安全を第一に考えて制作しましょう。
猫が入らない理由は?
頑張って自作したダンボールハウス、猫に使ってもらいたいですよね。
しかし、なかなか入らないのであれば以下のような理由が考えられます。
寝心地が気に入らない
ダンボールハウスのなかに、なにか敷き物は敷いているでしょうか。
猫にはそれぞれ、硬いところ、スベスベしているところ、ふわふわしているところなど好みの寝心地というものがあります。
まずは敷き物を変えたりして、好みに合ったものを選んであげましょう。
置き場所が悪い
猫は静かで居心地の良い場所が好きです。
テレビの横やドアの横など、大きな物音がする場所では落ち着くことができません。
そして、夏場は風が通り涼しいところ、冬場は日の当たる温かい場所など季節によって心地良いと感じる場所は異なります。
気温や季節によって置く場所を変えてあげると、猫もその場所を気に入るかもしれません。
ずっと同じもので飽きてしまった
長年、同じものを置いてはいませんか?
猫は目新しいものが好きで、飽きやすい生き物でもあります。
ずっと同じダンボールハウスでは飽きてしまい、遊ばなくなってしまうこともしばしば・・・。
ダンボールハウスの良い点は、古くなってきたり汚れたりしたらすぐに変えられる点でもあります。
もし今あるハウスが古いと感じるのであれば、思い切って新しいものを準備するのも良いでしょう。
まとめ
猫はダンボールが大好きであり、それは猫の本能でもあります。
ダンボールハウスは猫にとって落ち着くことのできる場所でもあり、活発に遊ぶことができる場所でもあります。
自作するのに少し時間はかかるものの、費用は安く済み汚れたらすぐに変えることもできるので、飼い主にとってもメリットがあります。
そして、せっかく作ったのならば猫には活用してもらいたいものです。
ダンボールの選び方や作るときの少しの工夫で、猫がより楽しく、より居心地の良いダンボールハウスを作ることが可能です。
猫によって好みの大きさや環境などは異なるため、いろんなものを試してその猫に合ったハウスを作ってあげましょう。
一生懸命に自作したハウス、きっと気に入ってくれるはずですよ。