うさぎを飼い始めて、すぐに抱っこをしてはいけないことをご存知ですか?
うさぎが家に来たその日に可愛がりたいと思ってしまう/は当然のことですが、犬や猫以上にうさぎはとっても繊細な心の持ち主です。
ちょっとしたストレスでショック死、なんてことも少なくありません。
そこで今回は、うさぎを飼い始めた時の注意点や飼う時期についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
うさぎを飼うのにおすすめな時期はある?
まず最初に、これからうさぎを飼おうと思っている方は、飼い始めるおすすめの時期やうさぎの月齢について知っておきましょう。
春や秋の午前中
うさぎを初めて飼う方であれば、春や秋などの過ごしやすい時期で、午前中にペットショップに足を運ぶことをおすすめします。
うさぎは環境や気温の変化にとても弱く、体調を崩してしまいやすいです。
春や秋などであれば、寒すぎず暑すぎずうさぎにとっても過ごしやすい時期になるので、ペットショップから家に着くまでの間や、家での室温調整も容易ですね。
また、午前中というのは、うさぎが今までと違った環境になり、急に体調不良となった場合でもペットショップへの相談や、動物病院に連れていくことができる時間です。
うさぎを飼い慣れている人なら慌てず対処できますが、初めて飼うとなるとパニックになりがちなので、ペットショップに行く時間も考えましょう。
初心者であれば生後4ヶ月~半年のうさぎ
ペットショップには、生後1ヶ月~半年前後のうさぎが販売されています。
しかし、生後1ヶ月ほどのうさぎはストレスによる突然死が多く、生後2ヶ月~3ヶ月のうさぎは体調を崩しやすくお世話が大変な傾向にあります。
しっかりお世話ができるのであれば、生後2ヶ月~3ヶ月のうさぎでも問題はありませんが、仕事で家を空けがちであったり、うさぎ初心者である場合は生後4ヶ月~半年ほどのうさぎがおすすめです。
ある程度体が出来上がり強くなっているので、安心して飼うことができますよ!
子うさぎでなければしつけが出来ないのでは?と思われるかもしれませんが、うさぎはいつでもしつけのできる動物ですので、月齢は関係ありません。
うさぎを飼い始めた時の注意点は?
うさぎを飼う時期や月齢について理解したら、今度は飼い始めた時の注意点について見ていきましょう。
何度も言うようですが、うさぎはとてもストレスに弱く、命を落としてしまうことも少なくありません。
うさぎに元気で長生きしてもらうためには、最初の1週間がとても重要となります。
それでは、しっかり覚えておいてくださいね!
ケージはうさぎが慣れている環境に近付ける
うさぎを飼育する上で必ず必要となるケージですが、ペットショップのケージと似たような景色になるようにしてあげる必要があります。
トイレの形であったり吸水器の取り付け位置、牧草入れやかじり木など、ペットショップと同じ環境にしてあげることでうさぎのストレスは軽減します。
また、ペットショップで与えていたエサや牧草と同じものを用意してあげることも大切です。
ケージを置く場所も、なるべく静かで風通しのいい場所にし、室温が一定になるようにエアコンで調整してあげます。
最初の1週間は慎重に!
うさぎを飼い始めたら、最初の1週間はうさぎにストレスを与えないように慎重になってください。
最初の2日間は、1日2回朝と晩のエサ、朝のお水交換、夜にケージとトイレの掃除、それ以外はうさぎに干渉せず、そっと見守るだけです。
うさぎを撫でたりケージから出すのも、もちろんダメです。
掃除の時は、うさぎ用のキャリーバックやペットショップでうさぎを持ち帰る時に入れてもらった箱に入れ、掃除が終わったらすぐにケージに戻してあげます。
3日目から、ケージ越しに手からおやつをあげてみたり、嫌がらなければ指の匂いを嗅がせたり軽く撫でるなど、10分以内に行います。
1週間経って、初めてケージから出して部屋の中を自由に動き回らせてあげましょう。
最初は10~20分程度に留めますが、この時も無理に撫でたりうさぎを追いかけるようなことはしてはいけません。
うさぎから近寄ってくるまでは撫でたり抱っこはNG!
うさぎはとても警戒心の強い動物です。
しかし、飼い主が危害を加えない人とわかれば、自分から寄ってくるようになります。
うさぎの意志で近寄ってきたら、そこで初めてケージの外で撫でても大丈夫です。
ですが、抱っこはまだまだNGです。
最初の1週間は環境に慣れてもらい、次の1週間で飼い主に慣れてもらうことが大前提で、本来うさぎは抱っこされることが嫌いです。
慣れていない人に抱っこされてショック死することもあるので、2週間過ぎてうさぎが自分から甘えてくるようになるまでは抱っこしてはいけません。
うさぎにとって危険なものは片付けよう
うさぎを飼い始めたら、部屋の中を見回してうさぎに危険となるものはないか確認しましょう。
うさぎはコンセントやコード、壁紙や柱、家具など何でもかじってしまいます。
ペット用の保護カバーでガードし、うさぎが入り込んでしまうような隙間は塞ぎ、棚や机の上から落ちてくるものはないか確認し、危なさそうなものは片付けておきましょう。
うさぎを飼い始めたら動物病院を受診しよう
うさぎを飼い始めた嬉しさで忘れがちになりますが、うさぎがある程度環境に慣れたら、動物病院を受診しておきましょう。
元気でも必要なの?と思うかもしれませんが、これから先お世話になることは多く、年に1度の健康診断も毎年受けたほうがうさぎのためでもあります。
ここでは、うさぎを飼い始めたら動物病院を受診したほうがいい理由についてご紹介します。
うさぎの身体検査や予防について獣医師から話を聞くこと
うさぎを連れて初めて動物病院に行くと、うさぎの身体検査をしてくれます。
ノミダニ予防の話や、避妊や去勢手術の話も聞くことになることが多いですが、メスのうさぎは3歳以上になると子宮系の病気になる確立がグッと高くなるため、獣医師とよく相談して手術の計画を立てていきましょう。
また、獣医師からもうさぎの飼い方について説明され、わからないことがあれば聞くこともできるので、しっかり話を聞いてくださいね。
万が一のためにペット保険の加入も考えて!
うさぎを飼い始めて、初めて動物病院に連れていくと、びっくりするのは動物病院の診察料金の高さです。
人間は健康保険があるので、1割~3割負担で診察を受けることができますが、うさぎは全額自己負担となります。
初診料や再診料は安いですが、病気になったときに検査や治療、手術となるととても高額です。
実際、医療費を払えなくて治療させてあげられない、なんてことも多くあるので、そんな悲しいことにならないためにもペット保険の加入を考えましょう。
予防行為や避妊、去勢手術は保険の適用外ですが、うさぎのなりやすい病気は保険が適用されることがほとんどです。
アニコム損害保険のどうぶつ健保ふぁみりぃ、日本アニマル?楽部のプリズムコール、ペットライフジャパンのペットライフ健保などがうさぎにおすすめのペット保険なので、自分に合った保険を選ぶようにすることが一番ですよ!
どうぶつ健保ふぁみりぃ
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うさぎの飼い始めは特に気を遣ってあげよう|まとめ
今回は、うさぎを飼い始めた時の注意点や飼う時期についてご紹介しました。
家にうさぎが来たら、すぐに抱っこしたくなってしまいますが、それがどんなに危険なことかおわかりいただけたかと思います。
うさぎはストレスでショック死することもあるくらい、とても繊細な心を持っています。
うさぎが高齢になってもそれは変わらないことですが、飼い始めは特に注意が必要です。
うさぎにいつまでも元気で長生きしてもらえるように、うさぎの気持ちになって考えてあげましょう!