うさぎを飼おうと思った時、気になるのはなつく動物なのか、ということではないでしょうか。
可愛らしい見た目に加え、犬や猫のように鳴いたり吠えたりすることもないため、一人暮らしでうさぎを飼う方も増えてきましたが、せっかく飼うならなついてほしいですね。
そこで今回は、うさぎはなつくのかなつかないのかについてと、懐かれる方法と懐いたときの行動についてご紹介します。
うさぎはなつく?なつかない?
うさぎが好きで飼う人もいれば、犬や猫の代わりにうさぎを飼う人もいます。
モフモフの体に可愛いしっぽ、モグモグと動く口にまん丸の目をしたうさぎは、犬や猫のように声を出して自分の意志を伝えることはありませんね。
しかし、うさぎを飼うからには、なついてほしいと思うのが飼い主の本音です。
そこでここでは、うさぎはなつく?なつかない?という疑問について詳しく見ていきましょう。
うさぎはなつく
結論から言ってしまえば、うさぎは飼い主になつく動物です。
とても警戒心が強いうさぎですが、優しく感情表現が豊かで飼い主と認めれば犬や猫のようになつきます。
あまり鳴くことはありませんが、目や耳、しっぽや仕草、行動などで飼い主が大好きなことを伝えてくれますよ!
なつかないときは原因がある
逆に、うさぎがなつかないときは、うさぎの警戒心が解けていない証拠で、何らかの原因があります。
うさぎは急な動作や急に大きな音を立てられることが苦手なだけでなく、無言でお世話されることも嫌がります。
うさぎは決して目がいいわけではありません。
音や匂いで状況を判断しているため、無言でお世話されると、飼い主の感情が分からずに不安になってしまいます。
また、基本的にうさぎは抱っこされることが好きではないため、無理やり抱っこしたりすれば飼い主を怖い存在だと思ってなつかないのです。
うさぎが警戒しているときは、耳を常にピンと立てているため、耳を見て判断するといいでしょう。
うさぎに懐かれる方法は?
うさぎが飼い主にべったりとなつくまで、2年くらいはかかることを覚悟しなければいけません。
うさぎにも思春期があったり、自我があるため、なついたと思ってもそっぽを向くことがあります。
生後6ヶ月あたりに思春期が訪れるため、性格が落ち着く2歳くらいまではうさぎの気分でなつくときもあればなつかないときもありますが、焦らずゆっくりうさぎのペースに合わせてあげます。
そこでここでは、うさぎに懐かれる方法を順番に見ていきましょう。
うさぎに懐かれる方法①環境に慣れさせる
うさぎが家に来たばかりであれば、まず環境に慣れてもらう必要があります。
うさぎに安全な場所だと分かってもらうため、1週間はそっとしておきましょう。
もちろん、最低限のお世話であるご飯やお水、トイレの掃除などはきちんと優しく声をかけながら行います。
触りたい衝動にかられますが、うさぎから寄ってくることがなければ触ることもしてはいけません。
うさぎに懐かれる方法②飼い主に慣れさせる
1週間ほど経ってうさぎが環境に慣れてきたら、今度は飼い主に慣れてもらいます。
優しく声かけを行い、嫌がらないようであれば目の間から頭に向かって撫でてあげるなど、スキンシップを少しずつ始めます。
嫌がるようであれば無理はせず、すぐに止めてあげましょう。
たくさん話しかけたり、手の匂いを嗅がせるなど、うさぎに飼い主であることを認識してもらいます。
この時も、急に大きな声を出したり、急な動作を行わないように注意が必要です。
うさぎに懐かれる方法③手からおやつをあげる
スキンシップの時間が徐々に増え、うさぎが飼い主になれてきたら、今度は手からおやつをあげます。
うさぎが嫌がらなければ、頭だけでなく体を撫でたりしていきます。
うさぎにご飯をくれる人、気持ちいいことをしてくれる人、と思ってもらえるようになるまで、繰り返えすことが大切です。
必ず優しく声をかけ、うさぎを安心させてあげるように心がけましょう。
うさぎが懐いたときの行動は?
うさぎに懐かれる方法を行っていても、どういう行動が懐いているのか分からなければ悩んでしまいますね。
飼い主が懐かれていると思って行動していても懐かれていなければ、うさぎの緊張は解けないままです。
ここでは、うさぎが懐いたときの行動について見ていきましょう。
アゴをスリスリしてくる
実はうさぎにも縄張り意識があり、飼い主に自分のアゴをスリスリするときは、「この人は私のもの!」と縄張りを主張しています。
うさぎのアゴの下には自分の匂いを出す臭腺があるため、自分の匂いを付けることで他の動物に自分のものであることをアピールするのです。
鼻でツンツンしてくる
うさぎが撫でてほしいときやかまってほしいときに、鼻でツンツンするといった行動をすることがあります。
ご飯がほしい時にもみられる行動ですが、信頼している人にしか行いません。
また、手を舐めてくることもあるので、何をして欲しいのか考え要求に答えてあげましょう。
自分の頭を飼い主の手の下に潜り込ませて、撫でてとアピールすることもありますよ。
うさぎは目の間から頭にかけて撫でられることが好きなので、そういった行動があれば撫でてあげることが信頼関係を深いものにするポイントです。
後ろを付いてくる・足の周りを回る
うさぎはとっても甘えん坊です。
鼻を「プウプウ」と鳴らしながら飼い主の後ろを付いてきたり、足の周りを回ることがあれば、かまって、遊んで、のサインです。
プウプウと鼻を鳴らすのはご機嫌な気持ちの表れです。
名前を呼んだら来る
意外に思われるかもしれませんが、うさぎも名前を呼んだらちゃんと来てくれます。
気分によっては、ほっといて、といった聞こえないフリをすることもありますが、目を輝かせて鼻をヒクヒクさせながら来てくれますよ!
うさぎは犬のような従順さはありませんが、猫のように自由気ままということもありません。
うさぎの性格によって多少の違いはありますが、犬と猫の中間のような行動をとることが多いようです。
懐きやすいうさぎの種類は?
うさぎがなつくかなつかないかは、飼い主の普段の行動次第です。
もともと警戒心が強いうさぎは、なつくまである程度の時間が必要ですが、うさぎが怖がることをしてしまえば、警戒心がなかなか解けずに時間がかかってしまいます。
うさぎの性格も関係するため、いつなつくのかはそのうさぎによっても違いますが、懐きやすいうさぎの種類もあるため、ご紹介しますね。
懐きやすいうさぎ
懐きやすいうさぎの種類は、レッキスやホーランドロップです。
もともとの性格が甘えん坊なため、懐きやすいうさぎですよ!
また、どのうさぎでも、性格的にメスよりもオスのほうが懐きやすい傾向にありますが、うさぎの性格によってなつくなつかないは異なりますので、あくまでも参考程度に覚えておいてください。
うさぎがなつくまで焦らずに!|まとめ
今回は、うさぎはなつくのかなつかないのかについてと、懐かれる方法や懐いたときの行動についてご紹介しました。
うさぎはとても優しい性格で、臆病な一面も持ったか弱い動物です。
警戒心が解けるまで時間がかかることもありますが、焦らずゆっくりうさぎのペースでなついてくれるまで待ちましょう。
うさぎに信頼できる人と思ってもらえるようになり、なつくようになったときの喜びは大きなものになりますよ!