ふとした時に気になる猫の尿臭さ、普段気にならなくても帰宅したときに「あれ、臭いかも…?」なんて体験猫飼いさんなら一度はあるのではないでしょうか?
普段気にならない分尿臭いと気になってしまいますね。
猫がいる家庭ではアロマや芳香剤を中々使うことができませんし、だからと言って放置する事もできません。
猫の尿臭さはトイレやご飯などの対策で回避することができるので見ていきましょう!
猫の臭いの原因って?
猫を飼っている人ならば分かっていただけると思いますが、猫の臭いって、言葉では説明できない良い匂いがしますよね。
個人的には、天日干しした布団の匂いに似てる気がします。
肉球やお尻の臭いフェチの方も結構いらっしゃいますね。
でも、猫の尿のくさい臭いはいただけません。
猫の尿の臭いで悩んでいる飼い主さんも少なくないはず!
これから、猫の尿にまつわる様々なことをご紹介していきます。
猫の体臭は本当に少ない?
猫は狩猟動物なので、体臭はほとんどありません。
どうしてかというと、体臭で獲物に気づかれてしまっては、逃げられてしまい困りますね。
猫はとてもきれい好きですので、健康な猫は毎日体をなめて毛づくろいをします。
毛づくろいをしなくなったら、体調が悪く病気かもしれませんので、獣医師に相談してみましょう。
我が家の猫も、18歳を過ぎてから疲れるのか、毛づくろいをほとんどしなくなりました。
そうなると、匂ってきたり、毛につやがなくなってきます。
毛づくろいは猫にとって、健康のバロメーターでもあるのです。
猫のトイレが臭ってる?
猫の一番の臭いの原因は尿です。
猫の尿は凝縮されているので、きついツンとしたアンモニア臭がします。
特に去勢していないオスの尿は、メスや去勢済みのオスに比べるとさらにきつい臭いがします。
また、猫の習性上、トイレの後は砂をかけて隠します。
ですが、砂をかけなかったり、足についていたり、長毛種ですと、上手くできずにお尻の毛についてしまったりと、いろいろな猫がいます。
オス猫のスプレー行為はかなり臭い
一番臭くて対策が難しいのが、オス猫の「スプレー」行為。
この「スプレー」というマーキング行為は、去勢手術をしていないオス猫の行為です。
メス猫や、去勢手術しているオス猫は、このマーキング行為はしません。
尻尾を立てて、壁や家具などに向かって強烈な臭いを放つ液体を飛ばします。
この臭いは拭いても、洗ってもなかなか消すことができませんので、大変です。
猫のトイレの尿の臭い対策はどうしたらいいの?
猫の尿のきつい匂い。
飼い主さんは慣れているし、自分の愛猫のものなので、あまり気にならないかもしれません。
ですが、お客様が来たときなどに嫌な思いをさせてしまうのは避けたいですよね。
そんな、猫の尿の臭い対策について考えていきたいと思います。
まずは、清潔にしましょう
便や尿は長時間放置しないで、その都度取り除きます。
トイレ周りも抗菌タイプのウェットティッシュなどで拭いて、臭いの元をなくしましょう。尿の臭いは壁や床などにしみ込みやすいので、粗相してしまった場合には、水拭きした後に消臭スプレーをかけます。
ペット用の消臭スプレーは今、本当にいろんなものが出ています。
それだけ飼い主の方が大勢悩んでいるということの裏返しとも言えますが…。
獣医師推薦のものや、天然成分で作られた、舐めても安全な安全重視のもの、そして完全消臭というものまで。
猫の尿がトイレからはみ出てしてしまう場合や、猫の足に尿がついている場合には、トイレ周りに消臭シートやペットシーツなどを敷き、こまめに取り替えるようにすれば、ニオイ対策にもなりますし掃除も楽です。
猫砂を変えてみる
近頃では「ネコノミクス」とも言われ、猫を飼う人が増えてきました。
それに伴い、以前に比べ猫砂も実に様々な種類のものが発売されています。
消臭をメインにしている猫砂も数多くありますので、チェックしてみるのもいいかもしれません。
毎日のお手入れが簡単で、閉めきった部屋でも1週間に臭わないと謳っている猫用のシステムトイレもあります。
猫砂は、月に1回は全部取り替えて、トイレを洗いましょう。
プラスチックは臭いを吸着しやすい性質があるため、同じものをずっと使い続けているとトイレ自体に臭いが染み込んでいることも珍しくありません。
きれいに掃除しても、まだ臭いときはトイレ自体の買い換えを検討する時期かもしれません。
屋根付きのトイレの効果は絶大ですが、裏を返せばトイレの中に 臭いがこもりやすくなるので、猫によっては嫌がることもあります。
また、大きい猫はトイレに体が触れてしまい使いにくいのか、我が家の7キロ以上あるオスの黒猫は屋根付きトイレはお気に召さないようです。
エサを変えてみる
そのキャットフードを食べていれば、排泄物や尿が臭わないというキャッチフレーズのキャットフードもあります。
体に悪くないの?なぜ臭いを抑えることができるの?といろいろな疑問がわいてきますが、緑茶などの自然の消臭成分が配合されているようです。
もしも試してみるのなら、お気に入りのキャットフードに少しづつ混ぜて様子を見ましょう。
徐々に割合を増やしていくのがコツです。
猫の尿のトラブルって?
猫のご先祖様は、砂漠に住む野生のヤマネコです。
水が豊富になく、飲みたいときに水が飲めない厳しい環境に適応するため、体内の水分を効率よく使うようになりました。
その結果、おしっこを濃縮して出すようになり、その反面、尿中には結晶が出来やすくなってしまったという歴史があります。
毎日の食事が原因?
もともとのそのような体質に加えて、ペット化による生活環境の変化があります。
例えば、運動不足や肥満、人間と同じものを与えたり、おやつを与えすぎたり…。
いつでもフードを食べられる状態であることなども、下部尿路や腎臓に負担をかけ、F.L.U.T.D.の原因のひとつになると考えられています。
F.L.U.T.D.とは?
「猫の下部尿路疾患」の略称で、特発性膀胱炎をはじめ、尿結石・血尿・頻繁で痛みを伴う排尿・尿道閉塞など、さまざまな症状を引き起こす「尿に関係する疾患」の総称です。
キャットフードのパッケージなどによく書いてあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
日常生活では、規則正しい食事と新鮮で十分な水、適度な運動、トイレを清潔にするなどを心がけます。
適切でない食事を与えたり、飲み水やトイレが汚れているとF.L.U.T.D.のリスクが高まることもあります。
冬場になりやすいF.L.U.T.D.に注意
特に、冬になりやすいのもF.L.U.T.D.の特徴です。
夏場に比べて水分摂取量が減りがちになり、尿が濃縮されやすいこと、寒くて動くのが嫌で、トイレにあまり行かなくなる、などが理由として挙げられます。
また、F.L.U.T.D.は治っても再発を繰り返すことがあります。
治った後も、再発しないためのフード選びや、毎日の健康管理が鍵になります。
頻繁におしっこをしたり、おしっこに血が混じるなどの症状が見られた時には、急いで動物病院を受診しましょう。
対策必須、何かあれば動物病院へ
病院では、問い合わせればF.L.U.T.D.対策のキャットフードも紹介してくれます。
我が家のオス猫も、5歳を過ぎてから、毎年冬になると膀胱炎になるようになりました。
飼い主がキャットフードや水の対策をして気を付けていても、です。
冬になるとヒーターの前に陣取り、全く動かなくなり、水もあまり飲もうとしないのが原因です。
動物病院では、抗生物質の注射をしてもらったり、薬をもらって飲ませたりしますが、完治するまで一週間以上かかるときもありますし、ワンシーズンで2度膀胱炎になるときもあります。
獣医師の話によると、なりやすい猫、なりにくい猫がいるとのことでした。
猫のトイレや尿臭い時の対策方法や対処法、砂や掃除の仕方が原因?のまとめ
私は猫の飼育歴が長いので、猫の尿の臭いに鈍感になってしまっていると自分では思っていました。
ところが、この間猫カフェに行った時に、かなり臭いが気になってしまい、猫好きな私でもちょっと不愉快になってしまいドリンクを飲むのも結構、ためらうほどでした(~_~;)
そして、今まで自宅に来てくれていたお客様に対しても、こういう思いをさせてしまっていたのかしら?と反省材料となりました。
今回、私自身も大変勉強になりましたので、早速実践してみたいと思います。