シャンティリーを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
シャンティリーというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はシャンティリーという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、シャンティリーの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
シャンティリーの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ・カナダ
- 一般的な体重 2.5kg~5.5kg
- 平均寿命 12年前後
- 平均値段 個体数自体が非常に少ないため正確なデータはありません。
他の猫とのミックスよりも貴重な純血種は高価になり30万円にもなると言われています。
海外から輸入する場合は、かかる費用も必要になります。
シャンティリーの名前の由来
アメリカで誕生し、その後絶滅の危機に瀕しましたが、カナダで繁殖が再興されました。
その過程で3回名前が変更されています。
当初はセミロングの被毛から「フォーリン・ロングヘアー」と呼ばれましたが、後にエレガントの代名詞だった「ティファニー・シアター」を由来として「ティファニー」、後に「シャンティリー」と変更されました。
か細く小鳥のような鳴き声であることから「さえずる猫」とも呼ばれています。
シャンティリーの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
シャンティリーにはどのような歴史はがあるのでしょうか?1960年代後半にニューヨークのブリーダーであったジェニー・ロビンソン氏が、購入した家の敷地に住みついていた2匹の猫を引き取り、その猫がシャンティリーの基礎猫となりました。
その2匹の間に生まれた6匹の子猫がアメリカの登録団体ACAに「フォーリン・ロングヘアー」という名で登録されたのが猫種の始まりです。
この猫は、外見がバーミーズによく似ており、長めのチョコレート色の被毛と金色の瞳が特徴的でした。
後に、バーミーズのブリーダーだったシギュン・ランド氏が、ジェニー・ロビンソン氏からフォーリン・ロングヘアーのブリーディングを引き継ぎましたが、「フォーリン・ロングヘアー」という名称が平凡すぎるという理由から、猫種の登録名称を「ティファニー」と変更しました。
ティファニーは、その後登録頭数がなく一時絶滅寸前となりますが、ブリーダーのトレイシー・オラース氏が、カナダで発見されたティファニーの特徴を持つ野良猫を、ティファニーの血統の存続のために交配に使用して繁殖に成功し、絶滅を免れます。
また、猫種の名称は、イギリスで登録された似た名称の猫種との混乱を避けるため、1992年に「ティファニー」から「シャンティリー」と再度変更されました。
シャンティリーの性格や特徴
シャンティリーには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでシャンティリーの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
シャンティリーの特徴や性格にはどんなものがある?
典型的なシャンティリーの特徴はセミロングでチョコレート色の被毛と金色の目です。
現在では被毛の色はチョコレートブラウンのほか、ブラック、シナモン、ブルーなどさまざまあり、被毛の色が完全に完成するまでに2~3年かかると言われています。
後足の毛は、ペチコートとも呼ばれています。
瞳の色は、従来のゴールドから現在は深い黄色まで存在します。
また、シャンティリーの大きな特徴として、一般的な猫の鳴き声とは違う、小鳥がさえずるような高い声であり、多くの愛猫家を魅了しています。
シャンティリーは寂しがり屋の性格で、長時間独りにされることを嫌います。
賢くおだやかな性格ですが、運動量は一般的な猫と変わらす、適度に動くことを好みます。
シャンティリーのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
シャンティリーの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより甘えん坊な傾向があります。
メス:オスより落ち着いていおり、あまり表情表現をしない傾向があります。
シャンティリーをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
シャンティリーの価格相場は、個体数自体が非常に少ないため正確なデータはありません。
他の猫とのミックスよりも貴重な純血種は高価になり30万円にもなると言われています。
海外から輸入する場合は、かかる費用も必要になります。
です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
シャンティリーの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
シャンティリーの毛色にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
シャンティリーの毛色にはどんなものがある?
シャンティリーの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
チョコレートブラウン、ブラック、シナモン、ブルーなどです。
シャンティリーに似た猫種
うちの子の種類は本当にシャンティリー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
シャンティリーの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
シャンティリーに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
シャンティリーは、セミロングの被毛を持ちますがアンダーコートがないため、抜け毛が比較的少ない猫です。
ブラッシングは週に1回で十分でしょう。
ただ、換毛期の春と秋には抜け毛の量が増えますので、ブラッシングを回数を増やすとよいでしょう。
被毛の手入れは楽ですが、通常の猫よりも耳垢が溜まりやすく外耳炎の原因にもなりますので、しっかりと毛をかき分けて耳の内部を確認し、肉眼で確認できる範囲の耳垢の手入れがは必要です。
性格は穏やかですが、適度な運動量がありますので、キャットタワーを設置するなどして、自由に遊べる環境で飼うことが大切でしょう。
シャンティリーは、両方で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
シャンティリーにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
シャンティリーの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
ごく稀少な猫種であるため、特にシャンチリー向けに推奨されているフードは日本では知られていません。
肥満を防ぎ、健康で美しい皮膚と被毛を保つため、良質のタンパク質、ビタミンとミネラルと多く含んだ栄養バランスが取れていることも大切です。
天然由来の原料を使用し、合成添加物を使用していないフードを選ぶことも重要です。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
シャンティリーの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
シャンティリーの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約5000円~8000円程です。
シャンティリーのお風呂のペース
シャンティリーのお風呂のペースは、抜け毛は少ないので、屋外に頻繁に出す場合を除いてシャンプーは月に1回程度で充分でしょう。
シャンティリーにおすすめのグッズ
シャンティリーを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
長毛のシャンティリーには、硬めで毛先がギザギザとしている獣網毛ブラシが適しています。
通常の猫よりも耳垢が溜まりやすいので、猫専用の耳のお手入れグッズを利用するのがおすすめです。
適度な運動量を必要としますので、キャットタワーを設置するなどして、自由に遊べる環境で飼うことが大切です。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
シャンティリーの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
シャンティリーの平均寿命は12年前後です。
シャンティリーのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
シャンティリーがかかりやすい病気
シャンティリーがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
シャンティリー特有のかかりやすい病気はデータがありませんが、一般的に子猫の病気として猫カリシウイルス感染症群、猫ウイルス性鼻気管炎などの呼吸器感染症や猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)や猫汎白血球減少症があります。
また成猫は、甲状腺機能亢進症 糖尿病 そして尿石症、膀胱炎、尿道閉塞などの下部泌尿器症候群に気をつける必要があります。
シャンティリーのよく使う薬・サプリ
ビタミンE、ビタミンC、タウリン、ポリフェノールおよびカロテノイド色素などの抗酸化成分を補うことで、免疫細胞の働きを助け、免疫力の向上につながります。
また、美しい毛並みや毛艶を維持するために、たんぱく質や、たんぱく質の元となるアミノ酸を補給するサプリメントもあります。
シャンティリーの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
動物病院は自由診療ですので、治療費は病院ごとや地域により違いがあります。
日本獣医師会によると、一般的な平均の費用額としては、初診料 1,386円、往診料 2,232円、入院料 1日2,619円(ICU の場合は3,788円)となっています。
時間外の診察には別途費用がかかります。
シャンティリーを飼っている主な著名人
現在調査中
シャンティリーに関するまとめ
シャンティリーの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
シャンティリーはセミロングの被毛の優美な姿とゴールドの目、そして小鳥がさえずるような可愛らしい鳴き声が魅力的な猫です。
個体数が非常に少なく、日本では入手が難しいですが、賢く穏やかな性格で比較的飼いやすい猫といえるでしょう。
寂しがりやで独りでの留守番は苦手なので、常に家族の誰かが在宅している家庭に向いています。