ハイランドリンクスを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ハイランドリンクスというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はハイランドリンクスという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ハイランドリンクスの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ハイランドリンクスの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ
- 一般的な体重 4.5~10kg
- 一般的な体高 26~38cm
- 平均寿命 14年前後
- 平均値段 40万円前後
ハイランドリンクスの名前の由来
TICA(世界最大の猫の血統登録機関)では「ハイランダー」という名で登録されています。
リンクスとは「オオヤマネコ」という意味です。
ハイランドリンクスの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ハイランドリンクスにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ハイランドリンクスは1995年に「大きな猫を作る」ことを目的として、デザートリンクスとジャングルカールを交配して誕生した「デザートリンクス・グループ」に属する猫種です。
正式にTICA(世界最大の猫の血統登録機関)に登録されたのは2005年になります。
「デザートリンクス・グループ」はデザートリンクス、アルパインリンクス、モハーベボブ、ハイランドリンクスの4品種が所属しています。
ハイランドリンクスが野生のヤマネコの遺伝子を持つことが、登録に時間がかかったといわれています。
ヤマネコの血縁の濃さによっては野生動物に分類されるべきではと懸念されたからです。
オオヤマネコの血が濃いハイランドリンクスはアメリカを中心に繁殖され交配のルールも決められているそうです。
ハイランドリンクスの性格や特徴
ハイランドリンクスには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでハイランドリンクスの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ハイランドリンクスの特徴や性格にはどんなものがある?
ハイランドリンクスの外見の大きな特徴は、外向きに大きくカールした耳、丸みの少ない大きな頭、野性的な顔立ちをしています。
目の色はゴールド・グリーン・アンバーで、手足の指先や耳先に房毛が生えていたり、指が6本以上ある個体が多く、尻尾は短いかほとんど無い場合が多いです。
一般的な猫と比べ体格はオスで10kgになる個体もいるほど大きく筋肉質な体をしています。
被毛はホワイト以外の直毛を持つ個体がハイランドリンクスに分類されます。
ハイランドリンクスは成猫になるまで3~4年かかると言われています。
ハムスターや小鳥などの小動物は狩りの対象としてしますこともあります。
見た目は野性的ですが性格は穏やかで、愛情深く人懐こいといわれています。
また好奇心が強く犬のように賢く遊び好きで、小さい子供や他の猫とも仲良くできます。
ハイランドリンクスのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ハイランドリンクスの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べると体格がよくメスよりも激しい遊びを好みます。
好奇心もオスのほうが旺盛です。
オスのほうが縄張り意識が強いです。
爪とぎはマーキングの1つでオスのほうが爪とぎを頻繁にすることが多いです。
メス:オスよりも落ち着いています。
オスよりも周囲の警戒心が強いです。
マイペースで自分のペースを大事にします。
ハイランドリンクスをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ハイランドリンクスの価格相場は、40万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ハイランドリンクスの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ハイランドリンクスの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ハイランドリンクスの毛色にはどんなものがある?
ハイランドリンクスの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブラウン、グレーなどでホワイト以外の毛色があります。
ハイランドリンクスのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ハイランドリンクスのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
なし
ハイランドリンクスに似た猫種
うちの子の種類は本当にハイランドリンクス?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
デザートリンクス、アルパインリンクス、モハーベボブ、ヤマネコ
ハイランドリンクスの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ハイランドリンクスに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
ハイランドリンクスは長毛種と短毛種がいますが、長毛種のハイランドリンクスは特に毛づくろいの際に抜け毛を飲み込んでしまって、毛球症(飲み込んだ毛玉が体内に溜まる病気)になってしまいやすいので、週に1.2回はブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげてください。
濡れたタオルなどで拭いてあげるのも抜け毛対策になります。
ハイランドリンクスは友好的でとても賢いのでしつけには苦労しないと言われています。
体が大きいのでハイランドリンクスの遊ぶための十分なスペースが必要になります。
運動不足になると、ストレスがたまり肥満にもなりやすくなってしまうのでキャットタワーを置いてあげたり、おもちゃで一緒に遊んであげるとストレス発散とコミュニケーションをとることができます。
ハイランドリンクスは成猫になるまでに3~4年はかかるといわれていますので、好奇心旺盛で活発な子猫の時期が長いと理解しておきましょう。
ハイランドリンクスは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ハイランドリンクスにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ハイランドリンクスの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
消化がよく抗酸化に優れているサツマイモ、抗菌・抗炎症を促進し免疫力を高める効果のあるマリーゴールド、ストレスの軽減の効果がみられるカモミール、穀物を使用していないグレインフリー、ミネラルをたくさん含む海藻、泌尿器系のケアに効果があるクランベリー、これらが配合されているエサがおすすめです。
ハイランドリンクスがかかりやすい毛球症予防に流動パラフィン、ワセリン、の成分がはいった物を与えると毛玉がお腹の中で吸収されず便に排出されやすくなります。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ハイランドリンクスの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ハイランドリンクスの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000円~7000円程です。
ハイランドリンクスのお風呂のペース
ハイランドリンクスのお風呂のペースは、猫は綺麗好きで毛づくろいを頻繁にするので基本的に定期的にシャンプーは必要ありませんが、ハイランドリンクスは短毛種と長毛種がいるので、長毛種のほうは抜け毛対策に月に1回ほどシャンプーをしてあげると良いでしょう。
抜け毛が多いほうで、換毛期には、さらに抜けますのでしっかりと抜け毛を取り除いてあげましょう。
怠ると皮膚病や毛球症(飲み込んだ毛玉が体内に溜まる病気)になってしまうリスクが高まります。
ブラッシングは週2、3回はしてあげましょう。
ハイランドリンクスにおすすめのグッズ
ハイランドリンクスを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
食事の時の姿勢が悪いと内臓などに負担がかかってしまうのでエサ台のようなエサのお皿の高さを調整できるものがあると良いでしょう。
猫は爪を研ぐことでストレス発散になります。
爪とぎがあると部屋の壁でされることもなく安心です。
また動物病院に連れて行くときなどにキャリーがあると便利です。
ハイランドリンクスは大き目な体でパワーがあるので、頑丈で壊れにくいおもちゃや用意してあげましょう。
キャットタワーがあると喜んで遊んでくれるでしょう。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ハイランドリンクスの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ハイランドリンクスの平均寿命は14年前後です。
ハイランドリンクスのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ハイランドリンクスがかかりやすい病気
ハイランドリンクスがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
心臓疾患、肥満、毛球症、下部尿路疾患
ハイランドリンクスのよく使う薬・サプリ
お腹の調子を整えてあげるプロバイオティクス、目の健康にルテイン、Bカロチン、アスタキサンチン、老化防止にコエンザイムQ10、DHA、皮膚の健康にビオチン、セサミン、免疫力アップにアガリスク、スピルリナ、ラクトフェリン、乳酸菌、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、関節疾患予防にグルコサミン、コンドロイチン、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、が使われます。
ハイランドリンクスの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
目安として、初診料・1000円~2000円、往診料・2230円、輸血料・10000円、・レントゲン・3000円~10000円、全身麻酔・10000円~25000円かかります。
ハイランドリンクスを飼っている主な著名人
現在調査中
ハイランドリンクスに関するまとめ
ハイランドリンクスの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ハイランドリンクスは見た目はヤマネコの血を引いた野性味あふれる外見をしていますが、大変穏やかで、友好的で愛情深く人懐こい性格をしています。
犬のようなところもあり飼い主さんにとても忠実です。
小さな子供とも仲良くできますし、多頭飼いにもおすすめな猫種です。
ただ残念なことに今現在は日本にハイランドリンクスを取り扱っているブリーダーはいません。
なので今後繁殖が進み個体数が増えることを期待していきたいところです。