トンキニーズを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
トンキニーズというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はトンキニーズという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、トンキニーズの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
トンキニーズの基本情報
- 原産国、地域アメリカ・イギリス
- 一般的な体重3~6kg
- 一般的な体高22~25cm
- 平均寿命15年前後
- 平均値段23万円前後
トンキニーズの名前の由来
インドシナ半島の「トンキン地方」由来しています。
トンキニーズは最初「トンカニーズ」と呼ばれていましたが、つづりに混乱が多くみられ1971年に正式にトンキニーズに改名されました。
トンキニーズの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
トンキニーズにはどのような歴史はがあるのでしょうか?トンキニーズはシャム猫とバーミーズから計画的につくられた猫種です。
トンキニーズの歴史は諸説あるといわれています。
シャム猫もバーミーズもタイの猫ですが1950年代アメリカで最初の繁殖が始まりました。
「黄金のシャム猫」を作ることが目的でした。
その後1960年代にアメリカとカナダで品質改良のための繁殖が進められ愛猫家たちに人気が高まり1971年にCCA(カナダ猫協会)が世界で初めてトンキニーズを公認しました。
トンキニーズの性格や特徴
トンキニーズには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでトンキニーズの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
トンキニーズの特徴や性格にはどんなものがある?
トンキニーズはシャム猫とバーミーズを掛け合わせて生まれました。
両猫の性格がバランスよく表れた猫種です。
シャム猫のように好奇心旺盛で活発な、人懐こい性格をしています。
トンキニーズは中型の猫でスリムな体の割に筋肉質です。
飼い主が投げたおもちゃを咥えて持って来たり、リードを付けて外に出かけていくような子も居るほど猫らしくないどちらかというと、犬のような性格を持っています。
またバーミーズのように社交的で人や他の猫とも仲良くできる協調性を持っています。
人間に対してシャム猫ほど依存心はありませんが、トンキニーズは寂しがり屋で甘えん坊なところがあります。
猫は環境の変化などに弱いといわれていますが、トンキニーズは、適応能力が高いといわれています。
顔はバーミーズにそっくりで被毛は短毛で体にぴったりと生えていて、柔らかくミンクのような手触りといわれています。
そしてトンキニーズの被毛は育つ地域の気温によって濃さが変わり、寒い地域ほど被毛が濃くなります。
体のポイント模様が薄い子のほうが人気があるようです。
基本的に体は丈夫で一般的な猫よりも寿命が長めと言われています。
中には24歳以上生きたトンキニーズもいたそうです。
トンキニーズのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
トンキニーズの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べると体格がよくメスよりも激しい遊びを好みます。
好奇心もオスのほうが旺盛です。
オスのほうが縄張り意識が強いです。
メス:オスよりも落ち着いています。
オスよりも周囲の警戒心が強いです。
マイペースで自分のペースを大事にします。
トンキニーズをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
トンキニーズの価格相場は、23万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
トンキニーズの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
トンキニーズの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
トンキニーズの毛色にはどんなものがある?
トンキニーズの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ナチュラル、ブルー、シャンパン、プラチナなどがあります。
トンキニーズのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
トンキニーズのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
トンキニーズに似た猫種
うちの子の種類は本当にトンキニーズ?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
トンキニーズの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
トンキニーズに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
トンキニーズは大変好奇心旺盛なので外の世界に興味を持ってしまうと脱走の恐れがあるので十分に注意が必要です。
ドアや窓の開けっ放しには気を付けましょう。
トンキニーズは、そのことがストレスになるので、留守番は短い時間が理想的です。
寂しい思いをさせてしまったらたくさん遊んだり撫でたりしてスキンシップをとってあげましょう。
またトンキニーズは遊びが大好きで運動量も多いのでキャットタワーを設置してあげたり、おもちゃで一緒に遊んであげるといいです。
またブラッシングは基本的に週12回は行ってあげましょう。
抜け毛を放置すると毛並が乱れるのと毛玉症(飲み込んだ毛玉が体内に溜まる病気)になってしまうリスクが高まります。
動物病院などに連れていく機会もあるのでキャリーに入ることに慣らしてあげると良いでしょう。
トンキニーズは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
トンキニーズにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
トンキニーズの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
消化がよく抗酸化に優れているサツマイモ。
抗菌、抗炎症を促進し免疫力を高める効果のあるマリーゴールド。
ストレスの軽減の効果がみられるカモミール。
穀物を使用していないグレインフリー。
ミネラルをたくさん含む海藻。
泌尿器系のケアに効果があるクランベリー。
これらが配合されているエサがおすすめです。
トンキニーズは尿路結石に気を付けたい猫種なので、マグネシウムの配合が少ないフードを選んであげると予防できます。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
トンキニーズの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
トンキニーズの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000円~7000円程です。
トンキニーズのお風呂のペース
トンキニーズのお風呂のペースは、猫は綺麗好きで毛づくろいを頻繁にするので基本的に定期的にシャンプーは必要ありません。
汚れが目立っているときなどにシャンプーをしてあげれば大丈夫です。
濡らしたタオルで拭いてあげるだけでも十分綺麗になります。
トンキニーズは短毛種で抜け毛はさほど多くはありませんが換毛期にはそれなりに抜けますのでしっかりと抜け毛を取り除いてあげましょう。
怠ると皮膚病や毛玉症(飲み込んだ毛玉が体内に溜まる病気)になってしまうリスクが高まります。
ブラッシングは週2、3回はしてあげましょう。
トンキニーズにおすすめのグッズ
トンキニーズを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
食事の時の姿勢が悪いと内臓などに負担がかかってしまうのでエサ台のようなエサのお皿の高さを調整できるものがあると良いでしょう。
猫は爪を研ぐことでストレス発散になるので、爪とぎがあると部屋の壁で爪とぎをされることもなく安心です。
また動物病院に連れて行くときなどにキャリーがあると便利です。
トンキニーズは遊び好きなので、おもちゃやキャットタワーを用意してあげると喜んでくれます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
トンキニーズの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
トンキニーズの平均寿命は15年前後です。
トンキニーズのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
トンキニーズがかかりやすい病気
トンキニーズがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
尿路結石、皮膚疾患
トンキニーズのよく使う薬・サプリ
お腹の調子を整えてあげるプロバイオティクス、目の健康にルテイン、Bカロチン、アスタキサンチン、老化防止にコエンザイムQ10、DHA、皮膚の健康にビオチン、セサミン、免疫力アップにアガリスク、スピルリナ、ラクトフェリン、乳酸菌、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、関節疾患予防にグルコサミン、コンドロイチン、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、が使われます。
トンキニーズの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
目安として、初診料・1000円~2000円、往診料・2230円、、輸血料・10000円、・レントゲン・3000円~10000円、全身麻酔・10000円~25000円、トンキニーズのかかりやすい尿路結石は手術だけで平均30000円~100000円かかります。
その他に投薬治療で2000円~5000円・カテーテル治療で5000円~10000円かかります。
トンキニーズを飼っている主な著名人
現在調査中
トンキニーズに関するまとめ
トンキニーズの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
トンキニーズはシャム猫とバーミーズを掛け合わせて誕生した猫種です。
両猫の良いとこどりのような初心者にもおすすめな猫種です。
人懐こく協調性もあるので小さい子供や高齢者の方にも飼いやすいです。
他の猫とも仲良くできるので多頭飼いにも向いています。
ペットショップではあまり見かけない猫種ですが日本にもたくさんのブリーダーがあります。
見た目も美しく飼い主さんが大好きな甘えん坊で長寿の猫種なので、長く一緒にいられるおすすめの猫種です。