キャバプーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、キャバプーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
キャバプーの平均寿命は?
キャバプーの平均寿命は、小型犬と同じくらい12~16年くらいと言われています。
犬の寿命平均が15年くらいといわれているので、長生きする犬種と言えます。
あくまでも平均寿命ですので、飼う環境で寿命も変わってきます。
キャバプーの寿命と長生きするコツ
キャバプーは、優雅なキャバリアキングチャールズスパニエルとトイプードルのミックス犬種です。
気品のある両親を持つキャバプーは、とても社交的で忠誠心が強く愛情深い、のんびりしたキャバリアの性格を受け継いで、誰に対しても人見知りをせずに愛嬌良く接してくれますので、生活環境は選びません。
キャバリアの天性の人懐っこさとトイプードルの陽気さを引き継いでいるので、初心者の方でも飼いやすい犬種です。
小さいお子さんやお年寄りがいる家庭でも安心して飼うことが出来ますし、多頭飼いも可能な犬種です。
忠誠心が強いので、しつけで苦労することは滅多にありません。
人とのスキンシップを好む犬種ですので、ドックランなど広くて自由に走り回れるところで遊んであげたり、体をたくさん撫でてあげることを好みますので、ストレスを溜めないようにスキンシップをとることが必要です。
カラーは「ブラック」「ホワイト」「ゴールド」「ブレンハム」「トライカラー」など多彩に認められています。
トイプードルの毛質を強く受け継ぐと抜け毛はほどんどありませんが、それでも毎日のブラッシングと月に1回程度のトリミングが必要です。
キャバプーのかかりやすい病気は?
キャバプーがかかりやすい病気は
・股関節形成不全(股関節のゆがみ)
・膝蓋骨脱臼(膝関節の皿脱臼)
・白内障、進行性網膜萎縮症など(目の進行性疾患)
・僧帽弁疾患(心臓の病気)
・脊髄空洞症(脊髄の病気)などです。
膝蓋骨脱臼や白内障は、キャバリアとトイプードルのどちらもかかりやすい病気です。
遺伝疾患で病気を持って生まれるケースが多いので、子犬の時から定期的に検診することをお勧めします。
キャバプーのかかりやすい病気のサイン
キャバプーのかかりやすい病気のサインは、散歩に行きたがらくなった、うずくまったりハウスに居ることが多くなったら要注意です。
股関節や膝関節の病気になると歩くだけで痛いので、あまり動かなくなります。
心臓の病気になっていると動くと息が苦しくなり舌を出して荒い呼吸をするようになります。
病気のサインを見落とさないために飼い主ができる事が、毎日の歯磨きとブラッシングです。
どの犬種にも言える事ですが、歯に歯石や歯垢が付着してしまうと歯槽膿漏や歯肉炎になり、口臭が強くなります。
酷くなると歯がどんどん抜けてしまったり、歯茎に膿がたまってクシャミが止まらなくなったりの症状も出てきます。
何よりも健康な歯でいないとしっかりと食事がとれないので体力や抵抗力が無くなり、色々な病気にかかりやすくなるので歯磨きはしてあげましょう。
そして、ブラッシングをしながらコミュニケーションをとることが、病気を早期発見できるのです。
病気の予防法と対処法
キャバプーのかかりやすい病気の予防法と対処法をご紹介いたします。
遺伝疾患で白内障、進行性網膜萎縮症になる場合は、早いと子犬の頃(3か月)くらいから症状を発見できる場合があります。
眼科専門の獣医に診察をしてもらったら「若年性白内障」と診断され、片方の目は進行が速くて手術しても治らないが、もう片方の目は人口レンズを装着する手術を受けれたので、なんとか片方の目だけは白内障から助けてあげられたケースがありました。
術後のケアは、人口レンズなので乾きやすいとヒアルロン酸の目薬を生涯ささないといけないというリスクも伴いました。
同じ遺伝疾患で症状が出る、膝蓋脱臼症も同じように子犬の時から発見できる場合がありますので、まずは家に迎い入れたら獣医に検査して診てもらうことが1番です。
初めはヨチヨチ歩くのが子犬の特徴と疑わずに「可愛い」と思っていたのに、半年くらいしても歩き方が変わらず「歩き方が変だな」と思って診察をしてもらったら、膝関節を脱臼しながら歩いていたというケースでした。
この場合も手術で浅い膝皿の溝を深くしてもらうことで、脱臼しないで歩けるようになりました。
術後の再発予防は、高いところからジャンプをさせない、階段など段差があるところは出来るだけ避ける、関節に良いとされる軟骨成分サプリメントを与えるなどのケアも必要です。
キャバプーの老化のスピード
キャバプーに限らず犬の寿命は人間よりも早く、1歳を人の17~18歳としますが、以降は1年ごとに4歳半を加算する考え方です。
だた、大型犬に比べてキャバプーのような小型犬は寿命が長いと言われ、6歳からシニア犬で11歳からが高年齢犬とされています。
キャバプーの老化に伴う外見の変化
キャバプーだけではなく、犬全般に7~9歳くらいから老化のサインが出始めます。
目が白く濁りだしたり、若い時のような毛艶もなくなり、イボが出来たり毛が薄く白っぽくなったりします。
そして10歳から高齢期に入り、老化が顕著に表れ始めて高年齢性疾患も多くなります。
食生活の管理、運動量などで病気の進行を遅らせることも出来ますので、しっかりサポートしてあげてください。
キャバプーに似た犬種
マルプー、チワプー、ラブラドゥードル、ダップー、シュナプー、シープー、ヨープー
老犬におすすめの食べ物は?
キャバプーのような小型犬は、老化に伴って食が細くなったりするケースがあります。
食べる量が減ると、どうしても便が硬くなってしまうので対処しないと便をするたびに出血するようになり痛くて辛そうな姿を見ることがあります。
食が細くなったときは、水分を十分にとらせることによって通常の状態の良い便になりやすいので、ドライフードを多めのお湯でふやかしてから食べさせると良いでしょう。
それでも食が細くてほとんど食べないときなどは、鶏のささみと野菜を一緒に軟らかく煮てあげるのもおすすめです。
一緒に煮る野菜は、犬が食べると害がある野菜もあるので、ネットなどで調べてから与えてください。
フードを手作りするときは、間違って味付けなどしないように気を付けてください。
キャバプーに適した散歩の量は?
キャバプーの散歩時間ですか、1日2回30分くらいの散歩は必要です。
そして散歩とは別に運動をさせるようにしてください。
キャバプーは活発で元気な犬種ですが、運動量は小型犬なので低~中程度と、さほど多くではなくて大丈夫です。
散歩と運動量は、犬種の違いだけでなく性格で変わってきますので、その子にあった量の毎日の散歩と運動をさせることによりストレス発散出来るので、健康を保つことが出来ます。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
キャバプーがストレスと感じないで生活をしていく為に飼い主ができることは色々あります。
まずは、適切な量の散歩と運動です。
30分くらい散歩をしながら、犬が自由に走れる場所(ドックランや公園)に連れて行き、延びるリードなどである程度自由に走りまわせてあげてから、帰り道30分くらいの散歩をするのが理想です。
でも、あくまでも例なのでその子の性格にあった量で行動してあげてください。
キャバプーはブラッシングとトリミングは欠かさずに行ってください。
ブラッシングをすることで、ちょっとした体の変化に気づくことが出来るので、病気の早期発見にも繋がります。
ブラッシングの時には、キャバプーは耳が垂れている犬種なので、耳の穴に生えている毛を抜いて通気性を良くして、殺菌の増殖や蒸れで起こる炎症を予防することが出来ます。
キャバプーの寿命に関するまとめ
キャバプーは、キャバリヤとトイプードルの可愛い外見と穏やかな愛らしい性格を兼ねそろえた犬種なので、誰にでも愛され大切な家族の一員になるでしょう。
甘え上手で頭が良いので、わがままにならないようにしつければ、きっとかけがいのない存在になることは間違えないです。
家族に迎え入れた大切な存在なので、長生きをしてもらえるように普段の生活で気を付けることをしっかり学んで、幸せな時間を一緒に過ごしてほしいです。