コーギーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、コーギーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
コーギーの平均寿命は?
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク通称『コーギー』はイギリス女王エリザベス2世が飼っていることで有名です。
平均寿命は12~17歳ですが、犬全体の平均寿命は14.3歳ですので、犬全体と比較すると、少し寿命に幅があり、長生きさせるのも飼い主次第と言えるのではないでしょうか。
コーギーの寿命と長生きするコツ
ウェルシュ・コーギー通称『コーギー』の寿命は一般的な小型犬と変わらず大体12歳から14歳ぐらいまでと言われています。
コーギーの寿命を伸ばし長生きさせるポイントは、普段からしっかりと健康チェックをしてあげることです。
犬は人間と会話する術を持っていませんから、自分なりに一生懸命伝えようとします。
日々、健康管理を怠ることなく、しっかりとコミュニケーションをとるように心がけましょう。
また近年では動物医療が進歩してきていることもあり、犬の高齢化も進行中。
コーギーの平均寿命も、ドッグフードや生活環境に気を遣うこで少しずつ延びていっています。
ですが、コーギーには股関節形成不全などの遺伝性の病気を持っている子も多く、それが犬全体の平均寿命の上げ下げを決める大きな原因になっているのではないかと推測されます。
コーギー特有のかかりやすい病気もあり、それが寿命に大きく関わっているため、やはり、普段からしっかりと健康チェックをしてあげることが寿命を延ばす鍵です。
コーギーのかかりやすい病気は?
ウェルシュ・コーギー通称コーギーは足が短く、胴体が長い為、椎間板疾患(ヘルニア等)にかかりやすい犬種です。
?椎間板疾患の予防としては、とにかく足腰に負担を掛けないのが重要ですので、自宅がフローリングなどの滑りやすい床の場合には滑れにくくする貼り付け型のカーペット等を敷いてしっかりと対策をします。
他にかかりやすい病気には、犬の進行性網膜萎縮 、犬の白内障、犬の緑内障、犬の股関節形成不全(股関節形成異常)、犬の肘関節形成不全(肘関節形成異常)、犬のてんかん、犬の尿道結石(尿路結石、尿結石)があります。
コーギーのかかりやすい病気のサイン
コーギーは椎間板疾患(ヘルニア等)にかかりやすい犬種で、そのサインとして代表的なものは、背骨を触ると痛がる、足を引きずる、ふらつく、段差の昇り降りを嫌がる、起立困難、元気がなくなる、抱っこをいやがる、抱き上げたときに「キャンッ」と大きな声を出す、散歩をいやがる、頭を下げたまま歩く、腰を左右に振ってヨタヨタ歩くなどがあります。
コーギーに限らずダックスやビーグルなども椎間板疾患(ヘルニア等)にかかりやすい犬種です。
病気の予防法と対処法
コーギーのかかりやすい病気の対処法・予防法をご紹介します。
コーギーは椎間板疾患(ヘルニア等)にかかりやすい犬種で、足が短く、胴体が長いことが原因と考えられています。
症状としては、経麻痺や痛みによって、背骨を触ると痛がる、足を引きずる、ふらつく、段差の昇り降りを嫌がる、起立困難、元気がなくなる、半身不随などがあります。
椎間板ヘルニアの症状がまだ軽いうちであれば、ステロイド剤などの消炎剤などで痛みを抑える内科的治療をおこない、しばらく安静にさせて運動を控えるようにします。
神経麻痺や痛みがひどく、足が動かないなどの重度の場合は、脊髄を圧迫している椎間板物質を手術により除去します。
また、その部分に酵素剤を注入し、溶かす方法もありますが、手術した場合は普通に運動できるまで数ヶ月はかかります。
予防としては、とにかく足腰に負担を掛けないのが重要です。
自宅がフローリングなどの滑りやすい床の場合には滑れにくくする貼り付け型のカーペット等を敷いてしっかりと対策を子犬のころからしていくことが重要になってきます。
コーギーの老化のスピード
他の犬種に比べて寿命に幅があるコーギー。
12歳~17歳が平均寿命だと言われているので、人間と比較すると4倍の老化速度となります。
人間の歳に換算すると、1年で4歳を取ることになります。
しかし、寿命は環境によっても変化するので、平均寿命よりうんと長生きするわんちゃんはたくさんいます。
コーギーの老化に伴う外見の変化
コーギーは大型犬に比べると寿命は14~17歳と長いと言えますが、人間の認知症に似た、異常行動を示す犬の認知症が増えているのが現状で、症状をあげてみると場所が分からなくなり、トイレの場所を間違えたりします。
また昼夜が逆転して夜鳴きや夜間のうろつきがふえたり、人や他の動物との関わり方が変わり、たとえば飼い主がわからなくなります。
7歳を過ぎてくると、毛色のフォーンの個体はより顔の部分の白さが増してきます。
しかし嗅覚は体の老化をしていく犬の体の中で、一番機能がたもたれているところです。
食べることが大好きなコーギーは高齢になってもおやつを飼い主さんからもらう楽しみは残ります。
コーギーに似た犬種
ダックスフンド、ビーグル
老犬におすすめの食べ物は?
コーギーの食事で必要なことは、必要な栄養を少ない食事量でも補えるようにすることです。
コーギーは運動量が多いので、動物性タンパク質が多く入っていて、添加物などの余計な物が入っていない食べ物を選んであげてください。
原材料の一番最初の記載を見て、「肉」の表記がされているフードなら動物性タンパク質が多く入っているといえます。
また、アレルギー性皮膚炎を起こしやすい犬種でもあるので、できるだけ無添加のフードを食べさせてあげることが必要です。
コーギーに適した散歩の量は?
コーギーは牧畜犬であるため、活発な犬といえます。
できれば朝と夕方に1回ずつ、毎日1時間くらい散歩へ行くのが理想です
好奇心いっぱいの犬なので、コースを日によって変えると喜ぶ場合があります。
コーギーを室内で飼う場合も散歩は必要で、定期的に長めに散歩させないと太ってしまい病気にかかってしまう危険性があります。
子犬でも、生後4ヶ月過ぎてワクチンの効果もはっきりしてくれば、外出させても問題はありません。
しかし始めのうちは玄関先をリードを取ってウロウロさせたり、室内で首輪に鳴らすだけでも十分です。
散歩が怖いことにならないように慣れさせることが大切です。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
コーギーは元々牧羊犬として活躍していた犬だったこともあり、物覚えがよく、訓練しやすいです。
ですが体力がある犬種なため、運動不足になるとストレスを抱えてしまいます。
過度のストレスや寂しさから吠えるや噛むといった問題行動を起こしてしまうことがないよう、毎日朝と夕方に1回ずつ、1時間程度の散歩に連れて行ったり、一緒に遊んだりすることがとても大事です。
コーギーの寿命に関するまとめ
コーギーは平均的な体高が約25 – 30cmで、体重は約15kgです。
もともと牧羊犬で羊や牛を追うために開発されており、活発で頭が良いとされています。
食欲旺盛で太りやすい犬種ですので毎日の運動が欠かせません。
体力がある犬種なため、運動不足になるとすぐストレスを抱えてしまいます。
過度のストレスは吠えるや噛むといった問題行動を起こしてしまうことになります。
なので毎日1時間程度の散歩を二回連れて行ってあげましょう。
また椎間板疾患(ヘルニア等)にかかりやすい犬種なのでとくに適度な運動が重要になってきます。
激しい運動をさせすぎたり、運動をさせなさすぎたりすることがないようにすることがとても大切です。