手のり文鳥という言葉にもあるように、文鳥をペットとして飼う人も多いですね。
文鳥は江戸時代に日本に入ってきた、日本人にとっては馴染みの深い小鳥です。
文鳥の魅力にハマる人も多いですが、たくさんいる種類の中からどの文鳥を選べばいいか悩んでしまいませんか?
そこで今回は、文鳥を飼うのにおすすめの種類と、文鳥の飼い方や性格についてまとめてみましたので、文鳥を飼うときの参考にしてくださいね!
文鳥を飼うのにおすすめの種類は?
文鳥にはさまざまな種類があります。
文鳥の寿命は10年前後ですが、種類によっては体が弱く寿命が短い文鳥もいます。
文鳥を飼い慣れている人ならば種類を気にせず飼育することができますが、文鳥を飼うことに慣れていない人が飼育するならば体が弱い文鳥はおすすめできません。
ここでは、体が丈夫で飼いやすいおすすめの種類の文鳥をご紹介します。
ノーマル文鳥
ノーマル文鳥は、野生の文鳥と同じ模様をした文鳥です。
顔の上部は真っ黒で、頬から下は真っ白、紅サンゴ色のくちばしで、体は灰色と褐色のとてもきれいなコントラストが特徴です。
野生の文鳥は並文鳥として以前は販売されていましたが、現在はワシントン条約によって保護されているため、輸入することができません。
ペットショップなどに並ぶノーマル文鳥は、繁殖によって作り出されているものですが、体が丈夫なためとても飼いやすくおすすめです。
しかし、数が少ないためあまり販売されることはありません。
ペットショップに並ぶ時は、1,500円~2,000円前後の値段を付けられることが多いです。
白文鳥
真っ白な体が特徴的な白文鳥は、色素を持たないアルビノと誤解されて短命だと思われがちですが、色素を抑える遺伝子が作用しているだけなのでアルビノではありません。
文鳥の原産国はインドネシアですが、各国で品種改良などを行われさまざまな種類の文鳥がおり、品種改良された文鳥はやや寿命が短い傾向にあります。
しかし、白文鳥は日本で繁殖された時に、たまたま突然変異で真っ白な個体が生まれたことが始まりです。
品種改良が目的ではなかったため体の丈夫さはそのままで、現在でも根強い人気があることから手に入りやすい文鳥でおすすめですよ。
ペットショップでは2,500円~4,000円前後で販売されています。
桜文鳥
桜文鳥もとても飼いやすくおすすめな文鳥です。
桜文鳥は、ノーマル文鳥と白文鳥を掛け合わせて作られています。
カラーバリエーションが豊富で、ペットショップなどでも多く販売されている人気の文鳥です。
桜文鳥も繁殖の際に人工飼料などで育てられているため、体格もしっかりとしていて体の色艶もよく丈夫なことが特徴です。
2,000円~4,000円前後で販売されていますよ。
文鳥の性格
文鳥はとても賢く、文鳥の顔を見ながら名前を呼ぶと徐々に覚え、飼い主が名前を呼んだら来てくれるようになります。
口笛で呼ぶこともできるようになりますが、そんな賢い文鳥の性格はどのようなものなのでしょうか?
ここでは、文鳥の性格について見ていきましょう。
文鳥は基本的に温和で人懐っこい
文鳥の性格は、基本的にはみんな温和で人懐っこく、繊細で寂しがり屋です。
オスとメスでは若干性格に違いがあり、オスは陽気で明るく、メスは穏やかで大人しいです。
しかし、性格には個体差があるため、気分屋さんがいたり、気が強い子がいたりとそれぞれの個性があります。
根本的な性格は共通しているため、文鳥は飼いやすいおすすめな小鳥ですよ。
また、とても繊細で傷つきやすいので、文鳥に接する時は優しく愛情を持って接することが大切です。
ペア意識が強く嫉妬することも
また、文鳥はとてもペア意識が強いため、飼い主に精一杯の愛情を伝えてきます。
ときには嫉妬をすることもあったり、愛情表現が度を超えることもあったりしますが、逆に言えば文鳥はずっとパートナーでいてくれる存在になってくれるのです。
文鳥の飼い方は?
文鳥は鳴き声も大きくないことから、他の小鳥と比べても飼いやすいです。
文鳥を飼う上で気を付けなければいけないこともあるため、ここでは文鳥の飼い方について見ていきましょう。
文鳥を飼うのに必要なもの
・ケージ(鳥かご)
・とまり木
・ブランコ
・水浴び器
・エサ入れ
文鳥を飼うのに必要なものは、当たり前のことですがケージ(鳥かご)です。
中にはとまり木とブランコを設置してあげましょう。
また、文鳥は毎日水浴びをする習性があります。
水浴びは羽毛を清潔に保つことや、体調を整えるためにも大切な行為なので、水浴び器の水は毎日キレイな水に取り替えてあげるだけでなく、夏場は頻繁に取り替えてあげましょう。
餌
文鳥の餌はペレットやシードがありますが、健康を維持してもらうためにも主食はペレットを与えましょう。
ペレットはシードよりも消化が良く、胃腸への負担が少ないためおすすめです。
おやつとしてシードや野菜を与えるようにしてくださいね。
温度管理
熱帯地方のインドネシアが原産国である文鳥は、寒さにとても弱いです。
もともと文鳥の体温は42度と高く、体温が低下してしまうと体の機能が働かなくなってしまい、数日で死亡してしまうこともあるのです。
体温低下により免疫力が低下して、病気にもなりやすくなってしまうため、寒い時期は文鳥が快適に過ごせる温度の28度に近付けるようにしてください。
最低でも20度以上は必要なので、ベランダや外で飼う、なんてことは絶対にしてはいけません。
ストレスを与えない
文鳥に限らずですが、ペットたちはストレスに大きく健康を影響されます。
毎日のスキンシップや声かけを怠ったり、お世話の手抜きをしたり、餌を与え忘れるなどは絶対にあってはいけません。
文鳥は指先やペン先などの尖ったものを向けられると、くちばしだと思って威嚇されていると萎縮してしまいます。
また、文鳥は賢いといっても犬や猫のようにしつけることはできません。
怒ったり叱ったりする行為も、文鳥にとっては威嚇されたとストレスを感じてしまいます。
ストレスが原因となり病気になることも多いため、ストレスを与えないようにしましょう。
文鳥は繊細な心を持っていることを忘れないでください。
文鳥を飼うのにおすすめの種類を知ろう|まとめ
今回は、文鳥を飼うのにおすすめの種類と、飼い方や性格についてご紹介しました。
文鳥の性格を知ると、ますます文鳥が可愛らしく思えますね。
今回おすすめした文鳥は、体の丈夫さから慣れていない人でも飼いやすい種類の文鳥たちですが、慣れればどんな種類の文鳥もおすすめです。
文鳥はとても懐いてくれますし、とても繊細な心の持ち主なので、愛情を持って接してあげてくださいね。