木に止まるふくろう

フクロウの飼い方や餌にかかる費用まとめ!温度調整がとても重要!

フクロウを飼いたいと思う人も増え、フクロウブームにもなってきましたが、フクロウを飼うことは簡単ではありません。室内温度の調整や、飼い方、餌にかかる費用など理解して、責任を持ってお世話できるか考えてみましょう。

最近ではフクロウカフェなどもあり、じわじわペットとして注目されているフクロウですが、犬や猫のような飼い方はできません。

フクロウは猛禽類なので餌は生肉を与えなければいけないし、トイレのしつけはできないためその辺でしてしまうことを最初に覚悟してくださいね。

そこで今回は、フクロウの飼い方や餌にかかる費用についてご紹介します。

フクロウを飼うには室内での温度調整もとても重要なので、しっかり覚えてください。

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フクロウの飼い方

花畑とふくろう

フクロウは小型、中型、大型と分けられていますが、寿命はとても長いことをご存知ですか?

小型のフクロウで10年~15年、中型のフクロウで20年~30年、大型のフクロウでは40年と、とても長生きしてくれます。

しかし、ペットのフクロウはきちんと飼育されずに数年で命を落としてしまうことも少なくありません。

フクロウの正しい飼い方を知って、寿命をまっとうしてもらいましょう。

フクロウの飼育に必要なもの

・ケージ
・体重計
・湿度・温度計
・小動物用ヒーター
・止まり木
・グローブ
・ペットシートや新聞紙
・ピンセット
・アンクレットとジェス

フクロウのケージは、フクロウの体長の3~4倍の広さが必要となります。

フクロウは環境の変化にとても弱いため、フクロウを購入したペットショップやお店で過ごしていたケージ内の気温や湿度と同じにしてあげる必要があり、更には止まり木などの種類や形、設置場所も似たようなものにしてあげなければなりません。

また、フクロウは自分から体調不良を訴えることもないため、毎日体重を計って体調管理に気を付ける必要があります。

ケージ飼育ではなく室内で放し飼いをしたいと思う方もいるかもしれませんが、フクロウは自分が自由に動けるスペースを縄張りとするため、縄張り内に飼い主がいることでストレスを感じてしまいます。

トイレを覚えることができないためその辺でしてしまうことや、窓やドアから脱走してしまう可能性があることを考えれば、ケージで飼育し、たまに部屋の中を散歩させてあげるほうがフクロウのためでもありますね!

フクロウは夜行性なので、ケージに囲いをしてあげることも忘れないでください。

フクロウの飼い方①餌は1日1~2回

フクロウの飼い方で、最も重要なのが餌の問題です。

ペットのフクロウに多い死因は餓死によるもので、餌を適切に与えていないことで起こります。

フクロウの餌にはラット(マウス)やヒヨコ、ウズラなどの生肉を与えなければいけません。

飼い主がさばき、一口大に切ってからフクロウに与えるのですが、血や生臭さが苦手であまり与えていなかったり、スーパーなどに売られている生肉を与えていたりすると栄養不足で餓死してしまうのです。

適切な餌の量は、小型~中型のフクロウであれば体重の15%大型のフクロウであれば体重の10%の生肉を、1日に1回か2回に分けて与えてあげましょう。

最初は餌入れに多めに生肉を入れて置き餌しますが、徐々にピンセットで与えるようにすると、フクロウに「餌をくれる人」と認識してもらえるようになります。

フクロウの飼い方②トイレ掃除は1日1回は行う

フクロウはケージ内でトイレをしますが、だいたい止まり木の下辺りに集中します。

ペットシートや新聞紙などを敷いておき、最低でも1日1回は取り替えてあげましょう。

ペットシートをくちばしでつついて食べてしまうフクロウもいるため、つつき癖のあるフクロウでは新聞紙を使用してください。

フクロウの飼い方③水浴び

フクロウにとって体をきれいに保つためにも欠かせない水浴びに決まった頻度はありませんが、最低でも1週間に1回は行ってあげます。

水浴びにはフクロウのストレス発散効果もあり、もともと水浴びをする習性があるため、フクロウのペースで行ってあげましょう。

毎日水浴びしたい子もいれば、週に1回で満足する子もいるので、フクロウの様子を見ながら判断してくださいね。

霧吹きで常温の水を吹きかけてあげたり、洗面器に水を張ってフクロウを入れてあげたりすれば、自分で器用に水浴びしてくれますよ!

フクロウの餌にかかる費用は?

フクロウの飼い方でも少し触れましたが、フクロウの餌はラット(マウス)やヒヨコ、ウズラの生肉です。

フクロウによっては昆虫を好むこともあるため、購入したペットショップやお店でどんな餌を与えていたか聞いておくのも参考になりますよ!

ここでは、フクロウの餌にかかる費用について見ていきましょう。

餌にかかる費用は5,000円~10,000円

フクロウの餌にかかる費用は、1ヶ月に5,000円~10,000円ほどです。

与える餌によっても費用は変わってきますが、ラット(マウス)では高くなり、ヒヨコでは安くなります。

ペットショップや爬虫類ショップ、ネットショップで購入することができ、ほとんどは冷凍で販売されています。

さばくのが苦手な人は既にさばかれている餌も売っているので、費用は割高にはなりますがそちらの購入を考えてみてもいいかもしれません。

スーパーなどで販売されている生肉は、血抜きされているためフクロウにとっては栄養不足となってしまいます。

フクロウの餌は、しっかり栄養の摂れるものを選んであげてくださいね。

サプリメントの費用

フクロウによっては、サプリメントが必要になることがあります。

食欲不振や下痢をしてしまったときなどのサプリやカルシウムサプリ、ビタミンサプリなどさまざまなサプリメントがありますが、費用としては1つ2,000円~4,000円程度です。

小売りしている場合もあるため、フクロウとサプリメントの相性をみながら決めましょう。

フクロウを飼うには温度調整が重要!

花とふくろう

フクロウの飼い方にもありましたが、フクロウはとても環境の変化に弱く温度調整が必要になってきます。

購入したペットショップやお店でのケージ内の温度や湿度に合わせてあげることが前庭ではありますが、ここではフクロウの温度調整について見ていきましょう。

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フクロウは寒冷地育ちと温暖地育ちがいる

ペットショップやお店で販売されているフクロウは、ほとんど海外から輸入されたものです。

寒冷地育ちと温暖地育ちのフクロウがいて、寒冷地育ちの場合は寒さに強く暑さに弱い、温暖地育ちの場合は暑さに強く寒さ弱いとされています。

しかし、輸送されたりペットショップで販売されていたりした場合、体内の調整が上手にできない場合があります。

動きが鈍い、餌をあまり食べない、いつもより元気がない、飼い主のそばから離れない、と言った場合では、寒いと感じているため、小動物用のヒーターを向けてあげたり、暖房を入れたりしてあげましょう。

逆に、口を開けて熱を逃がしている場合は暑いと感じているため、冷房を入れてあげたり、風通しのいい場所に移動させてあげたりしましょう。

基本的には人間が快適と感じる温度で問題はありませんが、フクロウの様子を見ながら温度を調整してください

また、家を留守にする場合は、エアコンをつけっぱなしにして、温度を一定に保ってあげてくださいね。

フクロウの飼い方を知ろう|まとめ

今回は、フクロウの飼い方や餌にかかる費用についてご紹介しました。

フクロウは犬や猫のように飼い主にべったり懐くことはありませんが、懐かないわけでもありません

しっかり飼育してあげれば10年以上生きてくれますし、親密度もグッとあがります。

フクロウは鳥の中でも繊細で、環境の変化やストレスにとても弱いため、しっかり温度調整を行ってあげてください。

また、餌もラット(マウス)やヒヨコ、ウズラをきちんと与え、餓死することのないように注意してくださいね!

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