どこかで災害が起こるたびに、愛猫との避難場所や防災グッズの必要性を考える飼い主さんも増えたのではないでしょうか。
今や、ペットとの同行避難は行政からの指示であり、愛猫の命を守るのは飼い主の責任です。
でも、猫の防災グッズには何を準備していいか、猫砂はどうするのかよくわからないことも多いですね。
そこで今回は、猫と避難するために必要な防災グッズリストを確認していきましょう。
猫と避難するために猫砂は必須?
災害が起きた時、いざ避難しようと思っても人間用の防災グッズと猫用の防災グッズ、更には猫をケージに入れて運ぶとなると、荷物が多いと身動きが取れません。
あれも、これも、と準備したい気持ちはわかりますが、1度実際に全てを袋に入れ、持ってみるとどれだけ大変かがわかります。
普段猫のトイレに猫砂は必要ですが、避難する時に猫砂は必須なのか見ていきましょう。
猫砂は必須ではない!
結論を言ってしまえば、猫砂は必須ではありません。
猫砂が人間の簡易トイレとしても使える、と注目されていますが、猫砂の重さや人間用に使うとなると相当量が必要です。
猫と避難するとなると、猫用だけでも1週間程度の準備が必要になります。
毎日猫砂を交換しなければ済むかという問題でもありません。
猫の排泄物のニオイは、ペットが苦手な人はとても敏感です。
いくらおしっこで固まった部分だけを取り除いても、ニオイを消すことはできません。
そう考えると、猫砂を大量に持ち運ぶ必要がありますが、ほかの防災グッズもあるため、持ちきれませんね。
猫砂は新聞紙で代用できるので、無理に持っていく必要はありません。
猫と避難するために必要な防災グッズリスト
それではここから、猫と避難するために必要な防災グッズリストを確認していきましょう。
意外にも多いので、実際に持ち運ぶ袋に入れてみるといいでしょう。
できれば、片手だけでも空けておきたいので、リュック型などの防災袋やケージを用意することをおすすめします。
1週間分の準備が必要なもの
- 食料
- 軟水の水
- 普段飲んでいる薬
まず、猫と避難するために必要な防災グッズは、1週間分の水と食料、普段飲んでいる薬です。
人間用の救援物資はすぐに届けられますが、猫用の物資は届くまでに時間がかかります。
特に、猫は食べなれたフード以外食べないといった心配もありますし、病気療養食などが届けられることはほとんどありませんので、いつものフードを用意しておく必要があります。
また、普段飲んでいる薬がある場合は、薬も忘れてはいけません。
日常的に使用するもの
- 食器
- 簡易トイレやポータブルトイレ
- 猫砂やペットシーツ、新聞紙
- 排泄物を処理する袋
- ハーネスとリード
- ケージやキャリーバッグ
- タオル(多めに)
- 猫用の靴下や靴
猫と避難するために必要な防災グッズで、避難中に日常的に使うものです。
食器は普段使っているものか、普段と同じ材質のものを用意するといいでしょう。
また、猫用の簡易トイレやポータブルトイレは、折りたたみができるようになっているため、持ち運びに便利です。
首輪にリードだけでは、猫が逃げようとして首輪が抜けてしまう恐れがあるため、ハーネスタイプを用意して、普段から慣れさせておくようにしておきましょう。
そして、災害時は足元にガラスや瓦礫などが散らばっていることもあるため、猫がケガをしないように靴下や靴を履かせるようにします。
もしもの備えに
- ワクチン証明書やペット保険証
- 猫の写真
- 迷子札
猫と避難するために必要な防災グッズで、忘れがちなのが猫の保険証やワクチン証明書です。
猫だけ動物専用避難所に入れなければならない時に、ワクチン証明書が必要になることがあります。
また、ケガや体調不良で動物病院にかかる時には、ペット保険に入っている方は保険証があれば、診察費用の負担が軽くなりますね。
更には、猫が逃げてしまった時に、保険証の写真や愛猫の写真で探して歩くこともできますし、迷子札を付けておけば、猫を見つけた人が連絡をくれることもあります。
ささいなことですが、災害時には何が起こるかわかりません。
もしもの備えですが、しっかり準備しておきましょう。
猫と避難するためにあれば便利な防災グッズリスト
上記では、猫の避難するために最低限必要な防災グッズをリストアップしましたが、こちらでは、あったら便利な防災グッズリストをご紹介します。
猫を安心させるもの
- 洗濯ネット
- お気に入りのおもちゃ
- 猫のニオイが付いたマットやタオル
- おやつ
- ブラシと水のいらないシャンプー
猫と避難するためにあったら便利な防災グッズは、猫を安心させてあげるものです。
避難所という慣れない環境で、不安や自由に動き回れないストレスなどを少しでも緩和させてあげるために、愛猫のお気に入りのおもちゃやタオルなどを用意してあげましょう。
また、猫はきれい好きで自分でグルーミングを行いますが、ストレスからグルーミングのし過ぎで、普段よりも毛玉を多く飲み込んでしまいます。
体調を壊すこともあるため、ブラッシングをしながらスキンシップを取って安心させてあげましょう。
何かと使える便利なアイテム
- カイロ
- ガムテープ
- 45?のゴミ箱
- マジック
- カッター
猫と避難するために、あったら便利な防災グッズの小物たちです。
猫と避難所に行っても、中で一緒に過ごせる場所は少ないのが現状です。
外にケージやキャリーバッグを置く形になり、夏であれば直射日光の心配や、冬であれば寒さ対策など考えてあげる必要が出てきます。
ガムテープやカッターがあれば、ゴミ袋やダンボールなどで屋根や風よけを作ってあげることもできますし、カイロで温めてあげることもできます。
猫用の靴や靴下がなくても、ガムテープとハンドタオルなどで即席の靴を作ってあげることもできるので、猫の防災グッズの袋に入れておきましょう。
猫と避難するための防災グッズを用意しておこう!|まとめ
今回は、猫と避難するために必要な防災グッズリストを確認していただきましたが、いかがでしたか?
その猫その猫によって、必要なものは変わってきますが、最低限必要なものをリストアップさせていただきました。
猫砂にしても、猫砂でなければトイレをしない猫もいます。
猫の防災グッズを袋に詰めながら、必要なものや量を調整してください。
そして、実際に防災グッズや猫をケージに入れ、すべてを持った状態で身動きが取れるかの確認をしておきましょう。