メコンボブテイルを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
メコンボブテイルというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はメコンボブテイルという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、メコンボブテイルの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
メコンボブテイルの基本情報
- 原産国、地域 ロシア
- 一般的な体重 2.5~4.5kg
- 一般的な体高 17.8~22.9cm
- 平均寿命 15~18年
- 平均値段 6~14万円
メコンボブテイルの名前の由来
メコン川流域の東南アジア各国から輸入した猫が祖先になっており、ボブテイルを持つことからこの名前がつけられたとされます。
メコンボブテイルの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
メコンボブテイルにはどのような歴史はがあるのでしょうか?祖先となった猫の起源は定かではありませんが、古代シャム(現タイ)の僧院で飼われていたポイントカラー(薄い色の被毛をベースに顔や手足の部分部分に濃い色の被毛色)を持つ猫が、後に王家に渡り、「猫の忠誠心に人間の知性、ライオンの勇気を持つ猫」として、とても大事に愛されて繁栄していったのがその始まりといわれています。
王女が入浴中、装飾品をひっかけるため、曲がったりカールしたしっぽが好まれたという伝説もあるそうです。
一つ判明していることは、ロシアの著名な俳優であるMichael Gluzskyjが飼っている猫が祖先にいるということです。
Michael氏がイランやイラク、中国、モンゴル、ラオス、ミャンマー、ベトナムなどから輸入した猫がメコンボブテイルの誕生に関わっているとされています。
Lyudmila Esina女史らの尽力もあり、2004年8月にWCF(World Cat Federation)に新種の猫と認定され、現在ではロシアやベラルーシ、ラトビア、ポーランド、チェコ、ドイツなどの国を中心に繁殖が行われています。
メコンボブテイルの性格や特徴
メコンボブテイルには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでメコンボブテイルの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
メコンボブテイルの特徴や性格にはどんなものがある?
シャム猫によく似ていますが、メコンボブテイルはボブテイルと呼ばれる短い尻尾を持っています。
その長さは6~7cmほどしかありません。
毛の長さは短く、ポイントカラーで、ポイントにはシールポイント、レッドポイント、レッドタビーポイント、シールトーティポイントなどのバリエーションがあります。
ミディアムサイズのボディはがっちりとした筋肉質ですが、とてもスレンダーでスタイル抜群です。
アーモンド型の印象的なブルーの瞳は斜視傾向があります。
歩くときにチリンと美しい音が鳴るように、ブリーダーは後ろ足の爪が引っ込まないように注意します。
性格は非常に遊び好きで活発です。
犬のような猫とも言われます。
非常に社交的で、子供や他の動物とも仲良くできますが、警戒心が強い面もあります。
メコンボブテイルのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
メコンボブテイルの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:やんちゃで遊び好き、好奇心旺盛活行動的な傾向にあります。
メス:気まぐれでクール、しっかりした性格の子が多い傾向にあります。
メコンボブテイルをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
メコンボブテイルの価格相場は、6~14万円です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
メコンボブテイルの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
メコンボブテイルの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
メコンボブテイルの毛色にはどんなものがある?
メコンボブテイルの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
シール、レッド、レッドタビー、シールトーティ、ブルー、クリームなどがあります。
メコンボブテイルのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
メコンボブテイルのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
なし
メコンボブテイルに似た猫種
うちの子の種類は本当にメコンボブテイル?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
メコンボブテイルの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
メコンボブテイルに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
その筋肉質で細身な体からもわかるように、運動がとても大好きです。
おもちゃなどでたくさん遊んであげると喜びます。
可能であれば、思いっきり走り回れるような広いスペースを用意してあげることが理想です。
運動不足になってしまうと、肥満になってしまったり、遊び回れないことがストレスになったりする可能性があるので注意が必要です。
また、被毛のお手入れは頻繁にブラッシングをする必要はなく、週に1~2回程度でかまいません。
頻繁なブラッシングや強く毛をとかす行為は被毛は皮膚にダメージを与えてしまう可能性があるため避けましょう。
猫は自発的に毛づくろいをする習性があり、キレイ好きなのでそこまで過剰に被毛の状態を心配する必要はありません。
メコンボブテイルは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
メコンボブテイルにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
メコンボブテイルの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
美しい被毛の維持のためにも、消化性の高いタンパク源(魚、ラム、馬、七面鳥、アヒルなど)を原料に使用したものを選ぶとよいでしょう。
また、被毛の健康の維持のために、ビオチン、パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、コリン、亜鉛、EPA、DHAなどが含まれたご飯が望ましいです。
また、消化管の維持のために腸内細菌バランスを考えたもの、尿石症の予防のためにミネラル成分を調整したものを選んであげることでさらに健康の維持に役立つでしょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
メコンボブテイルの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
メコンボブテイルの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3000円~10000円程です。
メコンボブテイルのお風呂のペース
メコンボブテイルのお風呂のペースは、基本的に必要ありません。
汚れが気になるとき、もしくは多くても1ヶ月に1回程度が良いでしょう。
メコンボブテイルにおすすめのグッズ
メコンボブテイルを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
毎日ほどよい運動を取り入れるために、キャットタワーや追いかける動きのできるおもちゃ(猫じゃらし、ボール、レーザポインターなど)を用意してあげましょう。
また、体の手入れのためにも爪とぎ、ブラシ、コームなども必要です。
猫は狭い場所にいると落ち着くので、ドーム型のベッドなども用意してあげるとよいでしょう。
動物病院への通院のために、キャリーバッグも必要です。
キャリーバッグに入りたがらない子は洗濯ネットでも代用できます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
メコンボブテイルの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
メコンボブテイルの平均寿命は15~18年です。
メコンボブテイルのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
メコンボブテイルがかかりやすい病気
メコンボブテイルがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
猫風邪、猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス感染症、猫汎白血病減少症、猫伝染性腹膜炎、猫伝染性貧血、慢性腎不全、尿石症、膀胱炎、糖尿病、甲状腺機能亢進症、肥大型心筋症、毛球症、胃腸炎、内部寄生虫症、巨大結腸症、悪性腫瘍、皮膚糸状菌症、皮膚炎、疥癬、耳疥癬、結膜炎、角膜炎、外耳炎、口内炎、歯周病
メコンボブテイルのよく使う薬・サプリ
整腸作用を目的として乳酸菌入りのもの、免疫システムの向上のためにL-リジンが含まれるもの、毛球症の予防に流動パラフィンやグリセリン・ワセリンが含まれるものなどが使用されます。
また、高齢の猫に多い慢性腎疾患になってしまった場合にはリンの吸着剤が含まれるものがよく使用されます。
メコンボブテイルの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
健康であっても、毎年混合ワクチンに6000円、ノミ・寄生虫予防に10000円ほど必要です。
健康診断を行う場合はここにプラス5000円ほど追加されます。
他にも病気、例えば猫に多い尿路結石になってしまった場合は治療としてカテーテルによる排尿作業に5000~10000円程度、手術になってしまった場合30000~100000円程度、慢性的なものの場合療法食として3500円~/月、ここに診察費や検査代、薬代などで10000円程度が追加されます。
メコンボブテイルを飼っている主な著名人
現在調査中
メコンボブテイルに関するまとめ
メコンボブテイルの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
非常に遊び好きで活発な性格から、猫とたくさん遊んでコミュニケーションの時間をとってあげられる方に向いているでしょう。
しっかりとした運動が必要なので、せまいワンルームで留守がち、上下運動ができるキャットタワーですら置けないという居住環境の方にはあまりおススメできません。
日本ではあまりメジャーではない猫種です。
情報も少なく希少な猫種なので、何か起こってしまったときに対応策をとれない猫の飼育初心者の方はやめておいたほうが良いと言えます。
ペットショップではおそらく手に入らないので、自分でブリーダーを探す必要があるでしょう。