犬と猫を上手に同時に飼うポイントは?多頭飼いするときの注意点

犬も猫も可愛くて、できるなら同時に飼いたい!と、思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、犬も猫もまったく正反対の習性です。上手に同時に飼うためのポイントや、多頭飼いの注意点を理解して、犬と猫を同時に飼う方法をマスターしましょう!

犬と猫を同時に飼っている方は、たくさんいます。

犬には犬の良いところ、猫には猫の良いところがあり、犬と猫を同時に飼いたいと思う人は少なくありません。

最近では特に、保護犬や保護猫を2匹目、3匹目として迎えることを考える人も増えています。

でも、それぞれ習性の違う犬や猫を同居させるのは難しそうですね。

そこで今回は、犬と猫を上手に同時に飼うポイントと、多頭飼いするときの注意点についてご紹介します!

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犬と猫を上手に同時に飼うポイントは?

犬と猫をそれぞれ飼ったことのある人であれば、ある程度の想像をすることはできるかもしれません。

犬と猫はまったく正反対の行動を取り、犬は飼い主に従順ですが、猫は自由奔放なので何をしだすか予測できません。

ここでは、そんな犬と猫を上手に同時に飼うポイントを見ていきましょう。

犬と猫の習性の違いを理解する

まず初めに、犬と猫を同時に飼うポイントは、それぞれの習性の違いを理解することです。

犬は群れでいることに安心しますが、猫は独りでいることを好みます。

また、犬は飼い主に絶対の忠誠を持ち従順ですが、猫は自由気ままでマイペースです。

犬は床で生活を送り、猫は高いところで生活を送る、犬は飼い主に合わせて昼間に活動しますが、猫は夜行性で早朝や深夜に活動するなど、すべてにおいて正反対なのです。

無理に犬と猫の生活の時間を同じにすることはストレスになってしまい、それぞれのペースで生活を送らせてあげることが大切です。

ご飯の時間をずらす・別々の部屋であげる

生活の時間は違っても、ご飯を欲しがる時間は似たようなものです。

だからといって、同じ部屋でご飯皿を2つ並べるのではなく、犬と猫のご飯の時間をずらすか、別々の部屋であげるようにしましょう。

基本的に、犬は目の前のご飯を一気に食べてしまう習性があります。

それに対して猫は、ちょっとずつ食べるので猫のご飯が残ることも少なくありません。

犬が猫のご飯を食べてしまえば、カロリー過多で肥満になりやすくなるだけでなく、ご飯を撮られた猫が怒ってケンカになってしまいます。

猫のご飯を出しっぱなしにしている家では、犬の届かない場所に置いておく必要があります。

トイレの場所を別々に

また、犬と猫のトイレの場所にも注意が必要です。

犬も猫も警戒心が強く、安心してトイレができる状況でなければ、トイレを我慢してしまうことがあります。

トイレを我慢する行為は、犬にとっても猫にとっても病気を誘発させる恐れがあるため、とても危険です。

それに、同じ部屋でトイレをする場合には、犬が猫の便を食べてしまう、といったこともあります。

猫の便は、キャットフードの強い香りがすることがあるため、犬にとっては美味しそうなものにしか見えません。

衛生面を考えても、トイレの場所は別々にしてあげましょう。

犬と猫のパーソナルスペースを確保する

犬と猫を上手に同時に飼うポイントの最後は、犬と猫それぞれに自分だけの空間=パーソナルスペースを確保してあげることです。

犬は飼い主に従順とは言っても、独りで静かにゆっくりくつろげる場所がないと、ストレスを感じてしまいます。

また、猫は基本的に自分の縄張りに他の動物がいることを嫌うため、キャットタワーなどを用意して高いところで独りで過ごせる空間を作ってあげましょう。

犬と猫を同居させるのに上手に迎える方法は?

犬と猫を同時に飼うポイントが分かったところで、今度は犬と猫を同居させるのに上手に迎える方法をご紹介します。

犬と猫を同時に迎える

もし現在、犬も猫も飼っていないのであれば、生後3ヶ月前後の子犬と子猫を同時に飼いましょう。

子犬と子猫の世話を同時にするのはとても大変なことですが、子犬と子猫にとってちょうど社会性を養う時期になり、お互いを仲間として認識しやすくなります。

先住犬がいて後から猫の場合

また、先住犬がいて新しく猫を飼う場合は、できるだけ子猫を迎えると同居がスムーズです。

犬は群れで生活していた習性から、自分よりも幼い子猫のお世話をしてくれることがありますよ!

先住猫がいて後から犬の場合

先住猫の場合新しく犬を飼う場合は、友好的で社交的な犬種の犬を迎えると同居がスムーズです。

更には、温厚で神経質ではないこともポイントで、マルチーズやポメラニアン、キャバリアといった小型犬や、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどが猫と同居させやすい犬として有名です。

犬と猫を多頭飼いするときの注意点4つ

子猫の兄弟

犬と猫を同時に飼うことは、ポイントを理解しておけば、難しいことではありません。

しかし、飼っているうちについつい忘れてしまったり、疎かになってしまいがちなことがあります。

そこで、犬と猫を多頭飼いするときの注意点を4つご紹介しますので、覚えておいてくださいね!

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無理に仲良くさせないこと!

犬と猫を多頭飼いするときの注意点は、無理に仲良くさせないことです。

せっかく一緒にいるのだから仲良くして欲しい、と思うのは飼い主の身勝手になってしまいます。

犬にも猫にも自分のペースがあり、相手に苦手意識や敵対心を持つことも少なくありません。

同じ空間にいさせたら仲良くなるかな、などとケージに2匹を入れるようなことは絶対にしてはいけません。

むしろ逆効果になってしまい。お互いの距離も縮まらなくなってしまいます。

慣れれば自然と距離も近くなりますので、焦らずじっと我慢することが大切です。

先住犬・先住猫を優先に!

もし先住犬がいて、後から新しく猫を飼った、もしくは先住猫がいて後から新しく犬を飼った場合、新しい子に意識が行きがちですが、何をするにも必ず先住犬や先住猫を優先させるようにしましょう。

特に犬の場合は、嫉妬心がとても強いため、飼い主を取られた、自分は除け者などと想い、新しく飼った猫を攻撃したり、犬自身がストレスで体調不良や病気になってしまうことがあります。

猫の場合は、そこまでの行動はありませんが、それでも甘えん坊の猫であれば、同様に新しく飼った犬を敵とみなすこともあります。

先住犬や先住猫を優先し、ストレスを感じさせないように注意しましょう。

お互いの爪のお手入れを欠かさずに!

犬と猫を多頭飼いするにあたり、忘れずにチェックして欲しいことはお互いの爪のお手入れです。

犬と猫がじゃれ合って遊んだり、ケンカをしたときに、それぞれの爪でケガをしてしまうことがあります。

犬によっては、自分の爪を噛んで鋭くしてしまうクセの犬もいますし、猫の爪はただでさえ鋭利で危険です。

犬と猫の爪切りをするだけでなく、爪ヤスリで滑らかにしておきましょう。

それぞれのストレス解消方法を考える!

犬と猫は、それぞれ異なる種族です。

ですから、仲が良さそうに見えても、何らかのストレスを感じています。

犬や猫が何をしたらストレス解消になるか考え、散歩や遊びなどでストレスを軽減させてあげる必要があります。

ここでも、飼い主の勝手な思い込みで犬は散歩が好きだから、と連れ出すのは注意してください。

犬によっては散歩が嫌いなこともあります。

それぞれに合った方法を探して、毎日を快適に過ごしてもらえるようにしましょう。

犬と猫は同居できる!ポイントを押さえて多頭飼いを楽しもう!

今回は、犬と猫を上手に同時に飼うポイントと、多頭飼いするときの注意点についてご紹介しました。

犬と猫に囲まれて暮らすというのは、とても刺激的であり、癒され方も違います。

しかし、犬と猫の習性の違いや、先住犬や先住猫の気持ちを理解しておかなければ、あなたは満足でも大切な愛犬や愛猫にとって、幸せな毎日が送れなくなってしまうかもしれません。

しっかりポイントや注意点を理解して、それぞれの犬や猫が幸せに過ごせる方法で多頭飼い生活を漫喫しましょう。

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