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猫のストレスサイン3つを見逃すな!行動から分かる猫の心理状態

今回は猫のストレスになる主な原因やストレスを抱えている際に示すサインや行動についてまとめました。猫のストレスに早急に気づき対処するためにも、猫の心理についても理解する必要があります。

猫は非常に自由気ままな動物であり、人間の目が離れたところで行動することが多いです。

そのため、日常生活においてストレスを抱えている状態でも飼い主がそれに気づかずに放置してしまうということは決して珍しくありません。

当然ですがストレスを抱えている状態というのは猫の精神面、健康面において悪影響を与えかねません。

飼い主は、猫がストレスを抱えている際に示す行動やサインについて予め理解しておきできるだけ早く対処する必要があるのです。

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猫は意外なところでストレスを感じている

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私達人間も日常生活において何かとストレスを感じることはたくさんありますが猫も同じです。

しかし、猫は別の生き物であるため、人間にとって何ら問題の無いことでも猫にとってはストレスや苦痛に感じることがあります。

そのため、猫のストレスについて考える際は猫の目線になって物事を見る必要があるのです。

愛猫が心身ともに健やかでいられるよう、飼い主として、猫のストレスサインについて学んでいきましょう。

猫がストレスを抱える原因とは?

それでは早速、猫がストレスを感じる状況について一緒に考えていきましょう。

日常生活において考えられる3つの原因についてご説明いたします。

原因1:他の猫との不仲や多頭飼い

猫がストレスを感じる原因になることとしてまず挙げられるのが、複数の猫との多頭飼いです。

多頭飼いをすることは、例えば飼い主が不在の際に他の猫と遊ぶことに寂しさを紛らわす、また猫本来の生活をことができるという点に関してメリットもあります。

しかし、相性や性格が合わない猫と一生に生活させる、あまりにも多くの数の猫を飼うことなど多頭飼いをすることによって、個々の猫がストレスを感じどこにいてもリラックスできないという状況が起こり得ます。

確かに多くの猫がじゃれ合っている姿を見るのは人間は癒やされますが、多頭飼いする際には猫の気持ちも考慮してあげる必要があるのです。

原因2:生活環境の急激な変化

猫は本来縄張りを持ち野生で暮らしていた動物であることから、急激な生活環境の変化には特に敏感になります。

引っ越しをして猫の生活環境がガラリと変わった、またトイレや寝床といった日常で慣れ親しんでいるモノを変えた際にもストレスを感じ、一時的に食欲がなくなるなどの兆候を見せる場合があります。

猫は自分や仲間の匂いを嗅ぐことによって自分自身を落ち着かせ、安心して生活を送るという独特の習性を持っています。

そのため、例え同じ寝床やトイレを使っていたにしても部屋に新しい芳香剤を置く、香りの強い柔軟剤を使うといった、臭いに関する何らかの刺激を受けるとストレスを感じてしまうのです。

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原因3:飼い主の接し方

飼い主が普段から優しく接してあげているつもりであっても、猫にとってはその接し方や扱い方がストレスの原因になっていることもあります。

冒頭でも述べましたが猫は非常に自由気ままな動物であるため、一日の大半を寝たりゴロゴロして過ごし、起きている時でも決して人間の都合に合わせた生活はしません。

そのため、猫が一人でリラックスしている際や食事、睡眠を取っている際に無理やり手を出す、スキンシップを取るといった行動は猫にとって相当なストレスになっている場合があります。

飼い主が猫と積極的にスキンシップを取り遊びたい気持ちは分かりますが、まず第一に猫の気持ちについて考えた上で接してあげることがお互いに良い関係を築くためにも重要なことです。

ストレスを抱えている猫に見られる行動やサイン

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猫の多頭飼い、生活環境の急激な変化、そして飼い主の接し方の3つが猫がストレスを抱える主な原因となります。

もちろんこの他にもいくつかの原因はありますが、いずれにしても猫がストレスを抱えた状態にしておくことは健康上よくありません。

そこで、ストレスを抱えている猫に見られる行動やサイン、その際の心理状態について詳しく見ていきましょう。

サイン1:睡眠時間が長くなる

ストレスを抱えている時の行動としてまず、睡眠時間が長くなるということが挙げられます。

猫はもともと一日の大半を寝て過ごすため睡眠時間が多い動物ですが、あまりにも長時間寝ている、もしくは起きている時でも元気がない、ぼんやりしているといったサインを見せる時はストレスを抱え込んでいる可能性があります。

というのも、睡眠を取ることによってストレスを和らげたり精神を落ち着かせようとする心理が働くからです。

ただ単に遊び疲れて睡眠が必要だったり睡眠不足であるという原因も考えられますが、睡眠に関して何か気になるようなことがあれば、日頃の接し方や猫の生活環境について今一度考えてあげましょう。

サイン2:自分の体を長時間舐め続ける

ストレスを抱えている際に示す最も顕著な行動としては、過剰にグルーミング(毛づくろい)をしたり自分の体をひっかくといった行動が挙げられます。

自ら自分の身体に刺激を与えることで、不安定な精神をなだめようとする心理が働くためです。

これらの行動に関しては長期間放置してしまうとグルーミングの箇所が皮膚炎を引き起こしたり、引っ掻くことによって傷ができ、そこから細菌が入りやすくなってしまいます。

猫にストレスを感じさせない環境づくりをすることによって改善が見込めますが、それでも止めない場合は、動物病院などに連れて行き専門家のアドバイスを受けましょう。

サイン3:食欲の低下、下痢や嘔吐

今まで大好きだったキャットフードやお菓子を急に食べなくなった、また食後に下痢嘔吐をするようになったら相当なストレスを抱えている可能性があります。

人間でもストレスを抱えると腹痛が起こるように、猫も精神状態の乱れによって食べ物を消化するための胃腸が正常に働かなくなり、結果的に食欲の低下や下痢、嘔吐に繋がるのです。

これらの症状は何かの病気を抱えている時にも示すサインであることから、素人ではその判断は難しいため、早急に獣医さんのところへ連れていき受診させましょう。

ストレスを抱えている猫に見られる3つのサインとは?まとめ

今回は日常生活において猫がストレスを抱えることになる主な3つの原因、またストレスを抱えている際に示すサインや行動について紹介しました。

飼い主が日頃からそのような行動や猫の心理状態に気を配ってあげないと、猫はストレスを溜め込んでしまい様々な健康被害を及ぼす可能性もあります。

そのため、以上で紹介した内容を参考に、今一度生活環境の見直しや接し方を改めてお互いに快適に生活できるように努める必要があります。

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