新聞や雑誌を広げると、愛猫が急に近寄って来て真ん中にデンと居すわり、こちらを見つめることはありませんか?
その行動の背景には、どのような理由があるのかご存知でしょうか。
確かに少々邪魔でうざいのですが、猫好きにとっては不思議と愛情を感じ「かわいい」と喜んでしまいます。
猫が邪魔する理由を知れば、猫のかわいい一面が発見できますので、飼い主さんは是非最後までお読みください。
猫が邪魔をしてくる理由とは?
愛猫に邪魔をされうざいと言いますが、猫はどのように考えているのか興味深いです。
猫は常に飼い主さんを見ていますので、飼い主さんの行動が何かのサインと受け止め、アプローチしている可能性があります。
例えば、新聞をめくるガサガサ音は、猫にとって遊びの合図に聞こえますので、飼い主さんに呼ばれたと判断し新聞のうえにのってくるのです。
このように猫の行動の理由を正しく知ると、邪魔ではなく愛猫の気持ちとかわいい健気さが感じられます。
猫は邪魔をするのでなく遊んでいます!
新聞や雑誌に乗ってきて、その度に飼い主さんに降ろされている猫は、 間違いなくその行為を「遊び」と認識しています。
猫はその遊びを飼い主さんと一緒に楽しむ最高のひとときと感じているなら、かわいいを超えて猫の魅力に翻弄されます。
そういう理由ですので、うざいと思わないでしばらくつき合っていると猫はとても飽きっぽいところがありますから、すぐに「もう飽きました」と自分から去っていくことでしょう。
邪魔されてもかわいい猫の行動とは?
猫砂をキレイに入れ替えると、必ずトイレにやってきて砂をかき回すだけの猫やタンスの引き出しを開けた途端に、猛ダッシュで引き出しの中に潜り込む猫など、飼い主さんが何かすると必ずやってきて邪魔します。
少々うざいのですが、ほとんどの飼い主さんはかわいいと受け止めているようです。
ではその行動は、本当に猫が邪魔をしているのでしょうか。
それとも何か意図があっての行動なのでしょうか、とても気になります。
猫の気持ちを理解すると、邪魔をする猫の見方が広がり「猫愛」はさらに深まりますので、その理由をご説明いたします。
邪魔ではなく自分に注目してほしいから!
パソコンを使用している際、いつの間にかキーボードの上にやってくる愛猫ですが、決して邪魔するつもりはありません。
むしろ飼い主さんに 自分の存在をアピールしていると思われます。
そして自分に注目してほしい気持ちの表れとしてパソコンの上にお邪魔するのです。
そのくせ抱きかかえ撫でようとすると逃げていきますので、猫は不思議な生き物であり、とてもかわいい魅力があります。
飼い主さんの好きな事は猫も興味がある?
飼い主さんが趣味のプラモデル作りに熱中していると、「何をしている?」と言いたげに前足でちょっかいなど邪魔された経験はありませんか。
飼い主さんのことが大好きな猫にとって、 飼い主さんの熱中していることはとても気になるようです。
そして自分も仲間に入れて欲しくて、邪魔するような行動で歩み寄ってくるのではないでしょうか。
その理由を理解すれば、愛猫に対して「今はダメ」的な態度から「よく来たね」といったように優しく反応してあげましょう。
猫は不安になると邪魔をする?
犬は飼い主さんに従順ですが、猫は人の心をひきつけ、ときには惑わすような魅力がたまらなくかわいいと感じます。
昨今、ペットとして人間と一緒に暮らしている猫は生まれてからずっと室内で育っています。
そのため猫にとって飼い主さんは、母親であり、いつでも甘えられる相手です。
飼い主さんが、外出したり自分にそっちのけで何かに没頭していると、不安になりストレスを感じてしまう場合があります。
猫は不安やストレスを感じると、解消しようとして飼い主さんに邪魔というカタチで、その気持ちを伝えているのです。
なぜ猫は不安になるの?
もともと猫は一匹でいることが苦にならないですので、留守番はむしろ得意と考えます。
しかし自己中心的な気質の猫は、ひとりにされると飼い主さんに無視されていると感じ、不安になると言われています。
そのため猫はうざいと仰る方がいますが、猫好きにはその性格と行動がとても愛おしいのです。
愛猫の行動に不安が感じられたら、優しく話しかけたり体を撫でてあげると猫は、落ち着きを取り戻します。
愛猫が寂しがり屋の場合の対応は?
子猫の頃より一緒に生活しているため飼い主さんへの依存が強まったり、また寂しがり屋の性格の猫もいます。
猫は飼い主さんを自分の近くにいる「大きな猫」として位置付け、ご飯をくれたり遊んでくれる相手として認識しています。
そして猫は知らん顔して一定の距離をとりながら、大好きな飼い主さんを見続けているのです。
そのため猫の特徴を踏まえて外出や作業を行えば、猫は無視されていないと安心し、邪魔をしなくなる可能性があります。
猫は嫉妬心の強い動物です!
好奇心旺盛な猫は、飼い主さんの行動に敏感に反応してしまい、邪魔をするという表現でメッセージを伝えてきます。
また飼い主さんと一時的に離れることに我慢できず、外出の邪魔をすることもあります。
どちらも飼い主さんに対する情愛が満ち溢れ、とてもかわいい愛くるしい猫特有の行動です。
しかし全く違う理由で、猫はストレスを感じ邪魔をすることがあります。
その理由とは、嫉妬心から邪魔をすることですので、詳しく解説します。
環境変化が理由で邪魔をする猫
人間の赤ちゃんが生まれ新しい生活がスタートすることは、愛猫にとって生活環境が変化することとなります。
飼い主さんは赤ちゃん中心の行動となり、猫は大好きな飼い主さんを奪われたと受け止め、少なからずストレスを負い嫉妬心が生じます。
嫉妬が原因で赤ちゃんを威嚇したり、ベビーベッドを占領したりと少々、邪魔することがありますので注意が必要です。
しかし、しばらくすると赤ちゃんを大切にする飼い主さんの姿を見ているうちに、猫も赤ちゃんに対して同様の行動となり、ハッピーなペットライフとなりますので、ご安心ください。
そのためには環境変化の際、絶対に猫をひとりぼっちにしないことが重要です。
邪魔をしてくる猫の対処方法とは?
飼い主さんは自分のものという気持ちで邪魔をしてくる猫ですので、その理由を理解すると、改めて健気でかわいいと許してしまいます。
それでも場合によっては、邪魔をされないよう対処する必要がありますので、その方法についてご紹介します。
対処方法①:最もお気に入りのオモチャ類を与える
レーザーポインターや自走式のネズミのおもちゃなどは、猫の狩猟本能を刺激し猫にとっては最高の遊びとなりますので、邪魔をしようとする気持ちは一瞬でなくなります。
対処方法②:騒がず冷静に対応する
邪魔をされても冷静に諭すように「ダメとだよ」と繰り返し対応します。
猫は、そのうち邪魔をしても飼い主さんは振り向いてくれないと察知しますので、根気よく続けましょう。
対処方法③:事前に一緒にいっぱい遊ぶ!
事前に思いっきり猫と遊び、猫を十分に満足させてからパソコンなど作業にとりかかる方法です。
猫と思いっきり遊ぶといっても、5~10分程度の短時間ですので、それ以上猫を構うと、猫からうざいと嫌がられます。
「猫が邪魔してうざい!」まとめ
猫が邪魔をする理由は、飼い主さんのことが大好きで独り占めしたい気持ちの表れです。
その猫の気持ちを知ると、愛猫はやっぱりかわいいという受止めだけでなく、邪魔をされるたびその理由を探り、猫の気持ちに寄り添ってあげたいという思いが芽生えます。
究極的には、猫の邪魔をする行動から何を訴えかけているのか探りあて対応することが、愛猫との蜜月関係を長く続けるコツとなりますので、ぜひチェックしてみてください。