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マスティフの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【マスティフ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

マスティフの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、マスティフのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

マスティフの画像

マスティフの平均寿命は?

マスティフは・チベタンマスティフ・イングリッシュマスティフ・ナポリタンマスティフ・ブルマスティフ・ジャパニーズマスティフ・アフガンマスティフ・スパニッシュマスティフ・ベルジアンマスティフに分けられており寿命は6歳から11歳が平均的とされています。

比較的短命な犬種になります。

品種によっては絶滅が危惧されているものもあります。

マスティフの寿命と長生きするコツ

マスティフは超大型犬であり超大型犬は体の大きさに対して心臓、肺が弱く組織的に細胞寿命が短く老化が早いとされています。

マスティフの健康を維持し長生きしてもらうためにはまず、毎日の運動です。

特にマスティフは体が大きく太りやすいため毎日の運動はかかせません。

若いうちから十分な筋肉をつけてあげなければならないので、できれば1日2回、60分程度の散歩に連れ出してあげるのが理想的です。

またマスティフは家族への信頼がとても強いためお留守番が多く1匹の時間が多いと強いストレスを感じてしまい病気にもつながりやすくなるので、寂しい思いをさせずたくさんコミュニケーションをとってあげてください。

そしてマスティフは太りやすいので体調管理には十分気を付けてあげましょう。

肥満になると関節や筋肉への負担、内臓疾患の病気につながるので注意が必要です。

年齢や体重、ライフステージにあったフードを選んでいくといいですね。

マスティフは顔のシワに汚れが溜まりやすく、よだれをたらしやすいところがあるので、こまめに拭いて清潔を保って皮膚の病気の予防をしてあげましょう。

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マスティフのかかりやすい病気は?

マスティフのかかりやすい病気は「股関節形成不全」・「胃拡張、胃捻転」・「眼瞼(がんけん)内反症」が挙げられます。

股関節形成不全は太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きる病気です。

・胃拡張は胃の中の空気やガスが異常に膨らんでしまった状態で・胃捻転は胃の出口の十二指腸が胃を締め付けてしまっている状態をいいます。

眼瞼内反症は瞼が内側に曲がってしまう病気で発症すると常に逆さまつ毛状態になってしまい眼球を傷つけてしまいます。

他にも「外耳炎」・「心筋症」・「肥大性心筋症」・「レッグ、カルベ、ペルテス病」などが挙げられます。

マスティフのかかりやすい病気のサイン

マスティフのかかりやすい病気の「股関節形成不全」の症状は頭を下向きにして歩く、階段やジャンプを嫌がる、走らない、座るときに横座りになる、などがあります。

「眼瞼内反症」の症状は目をこする、目やにが増える、涙が増える、逆さまつ毛、などがあります。

「胃捻転」の症状は大量のよだれ、落着きがなくなる、おなかが膨れる、食べたがらない、吐きたいのに吐くことができない、などがあります。

この病気を発症したら時間の経過のともに死に至る確率がかなり高くなるので、すぐに動物病院を受診してください。

病気の予防法と対処法

マスティフのかかりやすい病気の予防法・対処法を紹介します。

マスティフがかかりやすい「胃拡張・胃捻転」は食事のとり過ぎ、水の飲み過ぎや食後すぐの運動によって起こりやすくなる病気です。

症状は・吐きたいのに吐けない・大量のよだれ・お腹が張っているなどがあります。

予防法は・食事の後は安静にさせる・食事を数回に分けるなどがあります。

早食い防止のお皿などを利用してみるのも効果的です。

胃捻転は緊急性が高く致死率も高い病気です。

様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。

「股関節形成不全」は70%が遺伝的要因と言われていますが、残り30%は生活環境が原因となっています。

成長期に発症することが多い病気なので、症状がなくても骨の形成が完成する若齢犬にレントゲン検査をすると安心です。

また食事管理をしっかりし肥満にさせないように気を付け、激しい運動で関節への負荷をかけないようにしましょう。

「眼瞼内反症」は主に下の瞼が内側に反り返ってしまう状態です。

多くの原因は遺伝的な要素と考えられています。

眼瞼内反症は予防することが難しい病気です。

早期発見と早期治療をすることで重篤化を防ぐことができますので少しでも変化が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

マスティフの老化のスピード

超大型犬のマスティフは成犬になるまでの成長はメスで2年から3年、オスで4年ほどかかると言われています。

その後は老化のスピードは速くなります。

犬の寿命は食事や運動によって長くすることができます。

少しでも長生きしてもらうために食事に気を付け、適度な運動を心掛けてあげましょう。

マスティフの老化に伴う外見の変化

マスティフは年齢を重ねるにつれ目が白っぽくなる、被毛に白髪が増えツヤがなくなりパサつきが目立つようになったり、起き上がるのに時間がかかってしまう、歩くスピードが落ちてくる、散歩の時間が短くなる、寝ている時間が増えるなどの変化がみられるようになります。

少しの変化にも気づいてあげられるよう、スキンシップを兼ねてブラッシングや歯磨きを利用してよく観察してあげましょう。

老化に伴う外見の変化

マスティフに似た犬種

チベタンマスティフイングリッシュマスティフナポリタンマスティフブルマスティフ、ジャパニーズマスティフ、アフガンマスティフ、スパニッシュマスティフ、ベルジアンマスティフ

老犬におすすめの食べ物は?

マスティフは超大型犬なので食事の管理はとても大切です。

さらに老犬になると消化器官が弱まり食も細くなってきます。

老犬になると成犬のときよりも多くのタンパク質が必要となりますので高タンパクで低カロリー、グルテンフリーのフードを選びましょう。

おすすめの食材は・魚。

タンパク質、カルシウム、タウリンが豊富で、脳の働きを活性化させ認知症の予防になるといわれているDHAやEPAなど老犬に必要な栄養素がたくさん含まれています。

人間用に加工された物はさけ、与えるときには骨を取り除き食べやすくしてあげてください。

また食が落ちてきたときは、愛犬の体調によって食事の1日の摂取量はそのままで回数を増やしてあげたり、温かい食事は食欲を刺激してあげられるので人肌に温めてから与えてあげるのもおすすめです。

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マスティフに適した散歩の量は?

マスティフは股関節の病気にかかりやすいので、もともと激しい運動は必要のない犬種です。

年を重ねていったときの散歩は、ゆっくりしたペースでも歩くことが老犬にとっての運動になります。

散歩の時間や距離など愛犬のペースに合わせて様子に注意しながら歩いてあげましょう。

またマスティフは超大型犬なので、抱きながらの散歩は難しいですがカートなどに乗せて外の空気を感じさせてあげれば刺激になり脳の活性化にも期待できます。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

マスティフは家族への信頼がとても強い犬種なので留守番が多かったりと孤独な思いをすると大変ストレスを感じてしまいます。

歳を重ねるとさらに孤独には耐えられなくなるので、そばに誰かが居てあげられる環境だと安心してくれます。

また散歩に行くことはストレスの発散にもなります。

超大型犬のマスティフなので肥満になると股関節に負担がかかってしまい「股関節形成不全」になる可能性がでてきてしまいます。

激しい運動は必要ありませんので、1日に2回程散歩に連れて行ってあげられるといいですね。

ただマスティフは暑さには弱いので暑い時間帯は避けてあげましょう。

そして室内にいるときも温度管理をしっかりおこなって、身体にストレスがかからないようにしましょう。

マスティフは顔のシワの部分に汚れが溜まりやすくなっています。

よだれも多い犬種なのでこまめに拭いてあげて清潔を保ち皮膚の病気を防いであげましょう。

超大型犬のマスティフの食事量は大変膨大な量になりますので何を与えるかはとても重要になります。

栄養バランスがとれたグルテンフリーの食事を与え毎日のコミュニケーションで、愛犬に変化がないかチェックしてあげるといいですね。

マスティフの寿命に関するまとめ

マスティフといえば巨大で闘犬、強面な見た目が印象的ですが、家族思いの従順な忠誠心を持ちあわせた心優しい犬種です。

少しでも長生きをしてもらうために体調の変化にも気づいてあげれるようスキンシップをとり身体のチェックをしてあげ、年に1回は症状がなくても動物病院で診てもらうと病気の早期発見ができますし安心です。

身体は大きくお世話をするのは大変なこともありますが、家族に迎えたら毎日のコミュニケーションを大切に生涯可愛がってあげてください。

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