イングリッシュスプリンガースパニエルの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、イングリッシュスプリンガースパニエルのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
イングリッシュスプリンガースパニエルの平均寿命は?
イングリッシュスプリンガースパニエルの平均寿命は12~14歳と中型犬の中でも少し短い傾向があります。
あくまで平均的な数字なので健康管理や運動を適切に行い愛情をもって十分な生活をする事でさらに長寿を全うする事ができるでしょう。
イングリッシュスプリンガースパニエルの寿命と長生きするコツ
イングリッシュスプリンガースパニエルは被毛の多さから暑さに弱く、夏場には熱中症に注意が必要になります。
そのため皮脂の分泌に関係した疾患が多く、日頃のケアによる予防とコミュニケーションによって変化を読み取る事が大事です。
散歩の際にコートが擦れて毛玉になったり、埃がついたりするので取り除く必要があります。
毎日1回のブラッシングをする事とスリッカーを使って毛玉をほぐしたり抜け毛を取り除きましょう。
ストレスを解消するにはボール遊びの他に訓練する事によってフリスビーなど頭を使った遊びを覚えられて遊ぶ幅が広がります。
散歩の量は朝夕方2回、30分から1時間程度必要で、気温が高かったり日差しが強い場合は時間をずらしてあげましょう。
家族と一緒にいる時間を好むので室内で飼育する事がおすすめです。
イングリッシュスプリンガースパニエルは賢く、しつけを良く覚えてくれる犬種なので時間はかかりません。
屋外飼育の場合は皮脂の匂いや耳の汚れなどを見逃してしまい、気温の変化による体調不良も発生します。
また、屋外飼育の場合は強い日差しによって「白内障」など眼の病気にもなる可能性があるので対策が必要です。
イングリッシュスプリンガースパニエルのかかりやすい病気は?
イングリッシュスプリンガースパニエルが遺伝的に発症するのは「激怒症候群」と言われる症状があります。
この症状は理由もなく凶暴になり飼い主に噛み付いたり攻撃的になるなどの行動があります。
しつけが悪い事による行動ではなく現在この症状に有効な治療法は確立されていませんが、脳の鎮静させる「セロトニン」の低下によるものと言われており、抗てんかん薬を投与して様子を見るといった薬物療法に頼る事になります。
他にも「脂漏性皮膚炎」や「外耳炎」、眼疾患の「進行性網膜萎縮」、「眼瞼内反症・外反症」などが挙げられます。
イングリッシュスプリンガースパニエルの病気のサイン
老化によって「甲状腺機能低下症」、「歯周病」といった若い時と違った病気も発症する事があります。
甲状腺に異常がある場合は毛の艶が無くなり抜け毛が増える事で兆候が見られます。
行動では元気がなかったり、食事の量を変えていないのに太った場合に疑われます。
「歯周病」は歯垢や歯石の蓄積によって引き起こる病気で細菌の繁殖によって臓器に深刻な病気を併発させるので注意が必要です。
予防には歯磨きの他に歯周病対策になるおやつや、砂糖の含有量が少ないフードやドライフードも有効です。
口臭がきつくなったり、歯から出血しているなどの症状が出たら動物病院に連れて行きましょう。
病気の予防法と対処法
イングリッシュスプリンガースパニエルは運動神経が良く遊ぶのが大好きですが、加齢によって運動量が減ってしまいます。
若い時と同じ量の運動をしてしまうと関節が弱くなっているので怪我につながります。
激しい運動は避けて朝夕方の涼しい時間帯で様子を見ながら散歩してあげましょう。
イングリッシュスプリンガースパニエルの老化のスピード
イングリッシュスプリンガースパニエルの老化のスピードは1年で人間の5歳になります。
中型犬の中では少し寿命が短いと言われていて、数ある遺伝性の病気が背景にあると言われています。
病気に対する正しい知識と対処法を理解する事やコミュニケーションによる早期発見が長寿の秘訣になります。
イングリッシュスプリンガースパニエルの老化に伴う外見の変化
イングリッシュスプリンガースパニエルは6歳頃からシニア期がはじまります。
老化によって全体的な筋肉量の低下が挙げられ、口元が緩んだり足腰が下がります。
体力の低下によって寝ている時間が長くなったり、おもちゃに関心を示さずに寝てしまうなどの行動にも出てきます。
筋肉がなくなる事によって関節にも負担がかかり、段差を嫌がる事も老化の原因です。
さらに背骨が曲がる事によって消化器系の循環が悪くなり食が細くなる事もあるので、嗜好性のあるフードと適切な栄養の管理が必要です。
イングリッシュスプリンガースパニエルに似た犬種
イングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエル
老犬におすすめの食べ物は?
シニア期に入ってからは運動量が減って肥満になってしまう傾向があります。
若い時と一緒の食生活ではすぐに肥満になってしまうので寝ている時間が増えたり運動しなくなったと思ったら調整が必要です。
低カロリーで高タンパクな栄養が求められるので食材は「鶏のささみ」、「鹿肉」などが挙げられます。
「鶏のささみ」は消化吸収がよくビタミンAなどの必要な栄養素が含まれていますが、リンの含有量には注意が必要な食材です。
「鹿肉」は低カロリー・高タンパクで鉄分やビタミンB2を多く含んでいます、ナトリウムの含有量が多めなので交互にバランスよく与える事が重要です。
他にも「とうもろこし」は食物繊維や水分が多く含まれていて甘みによって食が進みます。
しかし、与えすぎはカリウムの摂り過ぎによって尿が増えて、おもらしをする事があるので可食部10~15g程に抑えましょう。
イングリッシュスプリンガースパニエルに適した散歩の量は?
イングリッシュスプリンガースパニエルは運動神経が良く遊ぶのが大好きですが、加齢によって運動量が減ってしまいます。
若い時と同じ量の運動をしてしまうと関節が弱くなっているので怪我につながります。
激しい運動は避けて朝夕方の涼しい時間帯で様子を見ながら散歩してあげましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
家族に対して愛情深く接する反面、知らない人や動物には警戒心が強い事には注意が必要です。
賢く、従順で親しみやすい性格からしつけが比較的に簡単で室内飼育も出来る事から飼いやすい犬種と言えます。
「被毛のケア」や「耳の掃除」など頻繁に手入れをする必要があり、時間がない場合は被毛量の調整や、耳の掃除をし易くするために部分的なカットをする事も考えましょう。
また、肥満は皮脂の過剰分泌や、体力の低下、ストレスなどの問題が絡んでくるので適度な運動が必要です。
カロリー計算や様子を見ながら栄養のバランスを調整をする事で肥満の防止につなげましょう。
イングリッシュスプリンガースパニエルの寿命に関するまとめ
イングリッシュスプリンガースパニエルは家族との信頼関係を大事にします。
注意するのは病気が多く、栄養面には十分配慮した生活が重要になる事です。
最近では犬の寿命も長くなり、栄養面や体調の管理が発信されています。
ブリーダー同士の情報交換も出来る様になってきている中で、ストレスの解消法や食事のアイデアをシェアしながら愛犬と一緒に過ごす時間を大事にしていきましょう。
きっとイングリッシュスプリンガースパニエルは期待を裏切らない愛情で接してくれます!