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ウェルシュコーギーペンブロークの寿命は?かかりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【ウェルシュコーギーペンブローク】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、ウェルシュコーギーペンブロークのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

ウェルシュコーギーペンブロークの画像

ウェルシュコーギーペンブロークの平均寿命は?

ウェルシュコーギーペンブロークの平均寿命は、12歳から14歳と言われています。

その他の中型犬を例にとると日本スピッツが10歳から16歳、ミニチュア・ブル・テリアが11歳から14歳となっていますので、中型犬の中でも平均的と言えるでしょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの寿命と長生きするコツ

ウェルシュコーギーペンブロークは犬種として身体的にも精神的にも丈夫な方であると言われています。

平均寿命も中型犬では平均的です。

けれどもI型椎間板ヘルニアや尿石症、種々な皮膚病などの病気になることはあります。

また老齢になると症状が表面化していなくても潜在的に病気にかかっている可能性もあります。

そのため半年に1回くらいの割合で検診を受けるほうがよいでしょう。

そうすることで、結果的に程よい状態での寿命が延びるかもしれません。

と、その前に老齢になるまででも気をつけておかなければならないことがあります。

ウェルシュコーギーペンブロークがかかりやすい病気などを考えると食事量に注意し、また適度な運動など肥満させないことが重要です。

また、その体型からでも分かるように足元にとても負担がかかりやすいので、日頃からそのような負担のかかりにくい環境を作る必要もあります。

例えば、フローリングなどの場合は滑り止めのカーペットを敷き詰めるなどの工夫をするという配慮も必要かもしれません。

大怪我をさせるとその後の生活での行動にも影響がでて寿命を縮めてしまう結果になることも考えられるからです。

また、仮に病気になったとしてもできるだけ質の高い生活環境を維持させることも程よい状態で寿命を延ばすために重要となるでしょう。

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ウェルシュコーギーペンブロークのかかりやすい病気は?

ウェルシュコーギーペンブロークがかかりやすい病気にはハンセンI型椎間板ヘルニアがあります。

これは元来、ウェルシュコーギーペンブロークが軟骨異栄養症犬種に含まれることに起因する可能性が高いようです。

その他では腎臓から尿道までのどこかに結石ができる尿石症というものがあります。

さらには、内分泌性皮膚炎や急性湿性皮膚炎、アレルギー性の皮膚炎などの皮膚病に加え、効果的な治療法のない皮膚無力症や皮膚筋炎が挙げられます。

ウェルシュコーギーペンブロークの病気のサイン

ウェルシュコーギーペンブロークのかかりやすい病気のサイン(症状)を覚えておくことはとても重要です。

椎間板ヘルニアの場合、発症部やその重さによって症状は様々です。

軽度初期であれば背中などの痛みのみの場合もあります。

一方では麻痺による歩行困難、立てなくなる、排尿や排便については調節が難しくなるなどが挙げられます。

尿水症については、膀胱炎や血尿になるなど、トイレの回数が増え、時には痛がる様子を見せることもあります。

また、結石が大きくなると尿路が塞がれてしまい、膀胱が満タンになると繰り返し嘔吐したり、食欲、元気がなくなったりするなど急性腎不全の症状が見られることもあります。

次に皮膚に関する病気の症状としては、皮膚が赤くなる、同じ所ばかり痒がる、その他脱毛、フケが多く出る、妙な臭いがするなどです。

病気の予防法と対処法

ウェルシュコーギーペンブロークは運動が好きな犬種なので急に運動量を減らすのはかえってストレスになってしまいます。

ですので、散歩量も急激に減らすのではなく年齢に合わせて、徐々に散歩時間を短くしていったり、運動場に行く回数を減らしていくなどすると良いでしょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの老化のスピード

ウェルシュコーギーペンブロークのもっとも元気のある年齢といえば1歳から5歳くらいで人年齢でいえば18歳から30代半ばといったところでしょう。

6歳くらいからは食事の量も安定してきて、ある程度落ち着きも備わってきます。

そうして8歳くらいから老化が始まります。

食事量も減っていき、内臓機能なども弱くなっていき、よく寝るようになっていきます。

ですから、彼らの状態をしっかりと把握し、食事の時間を調整するなど、生活習慣を調整していくことが大切になっていくでしょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの老化に伴う外見の変化

ウェルシュコーギーペンブロークは7歳を過ぎてくると、顔の部分の毛色が白さを増してきます。

10歳を過ぎると目が白く濁る白内障を発症するかもしれません。

また、関節も弱くなり、動作も鈍っていくでしょう。

そのせいもあってか、以前ほど散歩をせがんだりしなくなったり、散歩を喜ばなくなったりすることなども出てくるでしょう。

老化に伴う外見の変化

ウェルシュコーギーペンブロークに似た犬種

ウェルシュコーギーカーディガン

老犬におすすめの食べ物は?

運動量や体調により、ウェルシュコーギーペンブロークが必要とするエネルギー量は異なるので、老齢期では運動量が減り消化能力や噛む力が弱まったり、過食になると内臓や消化器官に負担がかかってしうということがあります。

ですので、これらを考慮すると老齢期には(あくまでも目安ですが)成犬期から20~30%減らした量が適しているようです。

ちなみに成犬期の場合、体重10~12㎏の時の1日当たりの食事量175~203g、体重12~14㎏の時は203~230gほどが良いようです。

市販のペットフードはあらかじめ栄養のバランスを考慮して製造されていますが、もし、特に体質やその時の状態に合わせた食べ物を選ぶのであれば獣医師に相談するのも良いでしょう。

ちなみに食べさせてはいけない毒的なものとして、ネギ類、チョコレート類、ニンニクなどがありますが、その他にも体調を崩しやすい食材などがありますので、手作りの食事の場合には食材が与える影響をよく把握する必要があります。

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ウェルシュコーギーペンブロークに適した散歩の量は?

ウェルシュコーギーペンブロークは運動が好きな犬種なので急に運動量を減らすのはかえってストレスになってしまいます。

ですので、散歩量も急激に減らすのではなく年齢に合わせて、徐々に散歩時間を短くしていったり、運動場に行く回数を減らしていくなどすると良いでしょう。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

柵などに沿って意味もなく同じ場所をウロつく行動(常同行動)やウェルシュコーギーペンブロークにも見られるペーシング(柵沿いを延々と歩き続ける行動)これらの動作はストレスが溜まった時、または退屈しているときに起こるようです。

これには何らかの対応を検討する必要があります。

また、毛布などを噛んだりする行為、これはブランケット・サッキングいわれますが、これも常同行動の一種です。

この行為を止めさせるためには、サークルでの時間が長いのであれば短くしていくなど、遊び時間が短いのであれば長く伸ばしていくなど(遊び時間を確保するのが難しいのであれば)遊び道具を与えるのも良いかもしれません。

しかしこれらの対応は常同行動の最中には行わないようにしましょう。

なぜなら、常同行動を行えば構ってもらえると思うかもしれないからです。

常同行動を止めさせるための方法として、その行為中に相手の嫌がることをする(嫌悪療法)というものがあります。

が、これは根本的な問題解決にはならないようです。

結局はストレスに繋がるあらゆる可能性を探り、(食事量は十分か・怪我または病気はしていないか・環境に不快な面はないか・スキシップは十分か)などのチェックを日々行いその都度改善していくしかないようです。

ウェルシュコーギーペンブロークの寿命に関するまとめ

身体的にも精神的にも丈夫で運動好きであると言われるウェルシュコーギーペンブロークですが、6歳くらいでそのピークを迎え、8歳くらいから老化が始まります。

食事量も減り、内臓機能なども弱まり、よく寝るようになっていきます。

10歳を超えると白内障などの病気を発症するかもしれません。

関節も弱くなり動作も鈍ってくるでしょう。

仮に病気になったとしても程よい状態で彼らの寿命を延ばすためには質の高い生活環境を維持させることなどが重要となってくるでしょう。

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