ウェルシュシープドッグの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ウェルシュシープドッグのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ウェルシュシープドッグの平均寿命は？
ウェルシュシープドッグの平均寿命は12～15年（人間に例えると60歳代半ば）と言われています。
中型犬の平均寿命が11～15歳なので中型犬としては平均的な寿命と言えます。
海外では27歳と317日生きた例もあり、育て方や環境によって寿命も変わってきます。
ウェルシュシープドッグの寿命と長生きするコツ
ウェルシュシープドッグの平均寿命は12～15歳と言われており、中型犬としては平均的な寿命です。
ウェルシュシープドッグは牧羊犬として活躍していた「ボーダーコリー」をベースにして誕生した犬種で、「ウェルシュ・コリー」という別名でも知られています。
筋肉質で引き締まった体や骨格をしており、身体能力も高く、必要とする運動量はとても多いです。
しかし、過度な運動は「関節疾患」を引き起こしてしまう恐れもあるので、運動のさせ過ぎには注意が必要です。
「コリーアイ症候群」や「セロイドリポフスチン症」などの遺伝性の病気にかかりやすく、また、残念ながらこれらの病気に対する治療方や予防方は現在では確立されていません。
気を付けられることとして、事前にしっかりと確認することが挙げられます。
マールの毛色を持つウェルシュシープドッグ同士の交配で生まれた子は遺伝疾患を持つ可能性が高いとされており、これらの個体同士での交配は禁止されています。
信頼できるブリーダーから購入する、購入する際は親の毛色を確認するなど、気を付けましょう。
犬のいびきは病気の証？原因や対策方法を知っておこうウェルシュシープドッグのかかりやすい病気は？
ウェルシュシープドッグのかかりやすい病気の一つとして、「関節疾患」が挙げられます。
これは運動のしすぎにより関節に負担がかかるケースや、「股関節形成不全」など発育の段階で股関節に形態的な異常を起こすケースがあります。
「コリーアイ症候群」と呼ばれる眼の疾患にも注意が必要です。
これは視神経と網膜の発達異常が原因とされており、重症化すると網膜剥離や眼内出血を引き起こし、失明してしまうこともあります。
ボーダーコリーがかかりやすいとされている「セロイドリポフスチン症」もウェルシュシープドッグのかかりやすい病気の一つです。
セロイドリポフスチンと呼ばれる老廃物を分解する酵素に異常が発生し、分解されなかった老廃物が脳細胞などに蓄積することによって運動障害や視覚障害を引き起こす病気で、ボーダーコリー特有の遺伝性の病気です。
ウェルシュシープドッグの病気のサイン
犬の関節疾患のなかで代表的なものが「変形性関節症」で、この病気にかかると歩き方がおかしい、関節部分をしきりに舐める、運動後しばらく動かなくなるなどの症状が見られます。
「コリーアイ症候群」の症状は、形成異常の状態により様々なものがあり、全く無症状のものから、失明してしまうものまであります。
眼底検査により見つけられる病気なので、定期的な検査が必要でしょう。
「セロイドリポフスチン症」は1歳を超えてからの発症が多いと言われています。
散歩中に体をぶつけたり、側溝に足を踏み外したりするなどの視覚異常。
方向感覚の喪失。
異常に興奮したり、激怒したりなどの錯乱行動。
普段慣れた環境や物に対して恐怖を感じ、突然体を震わせる。
足元がふらつき、階段などの上り下りができなくなるなどの症状が見られます。
病気の予防法と対処法
もともと牧羊犬だったこともあり、多くの運動量を必要とします。
少なくとも1～2時間程度の運動を日に2回は必要です。
日頃の散歩に加え、ドッグランなどで自由に思いっきり遊ばせてあげることもストレス解消のために必要です。
運動不足により無駄吠えや破壊などの問題行動に繋がることもあるので、必要な運動はしっかりとさせてあげるようにしましょう。
ウェルシュシープドッグの老化のスピード
ウェルシュシープドッグの平均寿命は12歳～15歳と言われており、人間と比較するとおよそ4倍の老化速度となります。
人間の歳に換算すると、1年で4歳歳を取ることになります。
しかし、寿命は環境によっても変化するので、平均寿命よりうんと長生きするわんちゃんはたくさんいます！
ウェルシュシープドッグの老化に伴う外見の変化
ウェルシュシープドッグのベースとなったボーダーコリーの変化ですが、毛つやがなくなる、皮膚（特に顔）にしみが出来る、口にたるみが出てくる、口がにおう、背骨の形が変わってくるなどの変化が見られます。
その他にも寝ていることが多くなったり、食欲が落ちてくるなどの変化も見られます。
ウェルシュシープドッグに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は？
ウェルシュシープドッグがかかりやすい「関節疾患」の予防のために、良質なタンパク質が摂取できるドッグフードを与えるようにしましょう。
シニアになると関節が弱ってきくるので、関節の健康に配慮したシニア用のフードに切り替えてあげましょう。
ウェルシュシープドッグに適した散歩の量は？
もともと牧羊犬だったこともあり、多くの運動量を必要とします。
少なくとも1～2時間程度の運動を日に2回は必要です。
日頃の散歩に加え、ドッグランなどで自由に思いっきり遊ばせてあげることもストレス解消のために必要です。
運動不足により無駄吠えや破壊などの問題行動に繋がることもあるので、必要な運動はしっかりとさせてあげるようにしましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ウェルシュシープドッグは知能が高く、比較的しつけはしやすいですが、自立心が強すぎると手に負えなくなることもあるので、幼犬期からの服従訓練を徹底し、飼い主との主従関係をしっかりとつけるようにしましょう。
もともと牧羊犬だったこともあり、多くの運動量を必要とします。
運動不足により無駄吠えや破壊などの問題行動に繋がることもあるので、必要な運動をしっかりさせてあげ、ストレスが溜まらないようにしましょう。
毎日の運動の他、ドッグランなどで自由に思いっきり遊ばせてあげることもストレス解消のために必要です。
しかし、過度な運動は関節を痛め、関節疾患などの病気にも繋がってしまうので、気を付けましょう。
良質なタンパク質が摂取できるフードを与え、関節や関節周りの筋肉を強くしておくなど、普段から丈夫な体を作っていくことも大切です。
変形関節症などの関節疾患は放っておくと最終的には歩けなくなってしまうこともあります。
痛みに対するストレスだけでなく、自由に移動できないなどのストレスにも繋がってしまうので、異常が見られたらすぐに専門機関に相談するようにしましょう。
ウェルシュシープドッグの寿命に関するまとめ
ウェルシュシープドッグの平均寿命は12～15歳と言われており、中型犬の中では平均的な寿命です。
牧羊犬として活躍していた「ボーダーコリー」をベースにして誕生した犬種で、とても多くの運動量を必要とします。
しかし、過度な運動は関節疾患を引き起こしてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
また、コリーアイ症候群やセロイドリポフスチン症などの遺伝性の病気にかかりやすく、またこれらは治療も予防も難しいので、親にこうした疾患がないかなど家族に迎え入れる際にはしっかりと確認をするようにしましょう。
