ウェルシュテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ウェルシュテリアのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ウェルシュテリアの平均寿命は?
ウェルシュテリアの平均寿命は13年前後と言われています。
成犬の平均的な大きさや体重が国や団体によって異なり、小型犬に分類されるか中型犬に分類されるかもそれぞれ異なります。
そのため寿命に関してもさまざまな意見があります。
日本では体重が10kg程度の大きめの小型犬という認識が多いようです。
ウェルシュテリアの寿命と長生きするコツ
ウェルシュテリアは遺伝性の疾患は少ないとされていますが、目や皮膚の病気にかかりやすいと言われています。
皮膚の病気としてはアレルギーによるアトピー性の皮膚炎が多く、これは食事や飼育環境に気を付けることで、ある程度の予防が可能です。
口ヒゲは雑菌がたまりやすいので、汚れた際にはこまめに拭き取るようにしましょう。
定期的にブラッシングを行い、皮膚を清潔に保つことも健康維持に繋がります。
また、V字型に垂れた特徴的な耳は、通気性が悪く、耳に汚れが溜まりやすいため、外耳炎を起こしやすいです。
定期的に耳掃除を行い、耳の中を清潔に保ってあげることも必要です。
寒さには強いですが、暑さに弱い犬種なので、夏場は温度と湿度に気を付け、熱中症にかからないように注意しましょう。
ウェルシュテリアはもともと狩猟犬として活躍していたこともあり、多くの運動量を必要とします。
必要な量の運動をしっかり行い、ストレスの少ない健康的な環境を整えてあげましょう。
ウェルシュテリアのかかりやすい病気は?
ウェルシュテリアは「皮膚炎」や「外耳炎」にかかりやすいと言われています。
皮膚炎には「脂漏性皮膚炎」や「アトピー性皮膚炎」などさまざまな種類があり、その症状も様々なので注意しましょう。
V字型に垂れた耳は、汚れが溜まりやすく、外耳炎を起こしやすいです。
また、関節の病気である「膝蓋骨脱臼」も起こしやすいと言われています。
これは膝のお皿部分(膝蓋骨)がずれて脱臼してしまう病気です。
無症状で自然に治るものもありますが、骨格が変形し歩行が困難になる事もあるので注意しましょう。
目の病気である「白内障」や「眼瞼内反症」にも気を付ける必要があります。
白内障は目の中の水晶体が白濁し、視力低下を引き起こす病気です。
眼瞼内反症は瞼が内側にめくれ、角膜や結膜などを刺激し、炎症を引き起こす病気です。
ウェルシュテリアの病気のサイン
しきりに同じ個所を気にしている様子が見られたら「皮膚炎」などの皮膚疾患の疑いがあります。
しきりに体を掻くためフケが増えたり、皮膚が傷ついたり、ただれたりすることもあります。
「外耳炎」にかかると首のあたりをしきりに掻く、頭をぶんぶん振るなど、かゆみを訴えるようなしぐさが頻繁になってきます。
また、耳垂れや臭いなどの症状も出てきます。
「膝蓋骨脱臼」になると脚を浮かせたような歩き方をしたり、引きずるような歩き方をしたり、歩き方に異変が見られるようになります。
「白内障」が進むと目の白濁が顕著になってきます。
その他に物にぶつかりやすくなる、アイコンタクトがうまくできない、不安そうになるなどの異変が見られることもあります。
「眼瞼内反症」では涙や目やにが増えるなどの症状が見られます。
また、瞼が内側ではなく外側に反り返ってしまう「眼瞼外反症」という病気もあるので、併せて気を付けるようにしましょう。
病気の予防法と対処法
もともと狩猟犬として活躍していたこともあり、多くの運動量を必要とします。
ジョギングなどの軽い運動を取り入れた30分程度の散歩を毎日2回は行いたいところです。
賢く、知的好奇心が旺盛なため、ボール遊びやドッグスポーツなどの頭を使う遊びも取り入れてあげると良いでしょう。
また、刺激のあることが大好きなので、キャンプやハイキングなどに一緒に連れて行ってあげると喜んでくれるでしょう。
散歩や運動が足りないとストレスになり、問題行動を起こすことにもなるので、必要な量の運動はしっかりさせるようにしましょう。
ウェルシュテリアの老化のスピード
ウェルシュテリアの平均寿命は13歳前後と言われており、人間と比較するとおよそ4倍の老化速度となります。
人間の歳に換算すると、1年で4歳歳を取ることになります。
しかし、寿命は環境によっても変化するので、平均寿命よりうんと長生きするわんちゃんはたくさんいます!
ウェルシュテリアの老化に伴う外見の変化
ウェルシュテリアと同じテリア種のジャックラッセルテリアの老化に伴う変化として、毛やヒゲに白髪が目立つようになる、顔の筋肉に締まりがなくなる、お尻の筋肉がたるんでくるなどの外的変化が見られるようになります。
その他に歩くスピードが遅くなる、階段などの段差の上り下りが大変になるなどの行動にも変化が見られるようになります。
ウェルシュテリアに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
皮膚疾患を患いやすいので低アレルゲンの食事を与えるようにしましょう。
また、運動が大好きな犬種なので、多くの運動量を支えられる丈夫な骨と筋肉を作っておくことも大切です。
動物性たんぱく質を多く含む鳥のささみなどがおすすめです。
また、小魚など骨を作るのに必要なカルシムも摂取できるようにしてあげると良いでしょう。
ウェルシュテリアに適した散歩の量は?
もともと狩猟犬として活躍していたこともあり、多くの運動量を必要とします。
ジョギングなどの軽い運動を取り入れた30分程度の散歩を毎日2回は行いたいところです。
賢く、知的好奇心が旺盛なため、ボール遊びやドッグスポーツなどの頭を使う遊びも取り入れてあげると良いでしょう。
また、刺激のあることが大好きなので、キャンプやハイキングなどに一緒に連れて行ってあげると喜んでくれるでしょう。
散歩や運動が足りないとストレスになり、問題行動を起こすことにもなるので、必要な量の運動はしっかりさせるようにしましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
テリア種は知能が高く、人への依存度が低いため、しつけは簡単ではありません。
もともと狩猟犬として活躍していたこともあり、勇敢で、気が強く、興奮しやすい性質を持っていると言われています。
ウェルシュテリアはテリア種の中ではテリア気質が柔らかく、比較的しつけがしやすい犬種だと言われていますが、テリアの気質をしっかり理解し、上手な付き合い方をするようにしましょう。
また、非常に多くの運動量を必要とするので、毎日の散歩をしっかり行うようにしましょう。
必要な運動量が満たされないと、ストレスから無駄吠えや破壊行動などの問題行動に繋がることもあるので気を付けましょう。
ウェルシュテリアの寿命に関するまとめ
ウェルシュテリアの平均寿命は13年前後と言われていますが、成犬時の平均的な大きさや体重の基準が国や団体によって異なるため、寿命についても意見は様々です。
遺伝性の疾患は少ないとされていますが、皮膚炎や外耳炎などの病気にかかりやすいとされています。
定期的にブラッシングや耳掃除を行い、清潔に保つことで健康の維持に繋がります。
ウェルシュテリアは、もともと狩猟犬として活躍していたこともあり、多くの運動量を必要とします。
散歩や運動の量が足りないと、ストレスになり問題行動を起こすこともにも繋がるので、必要な運動はしっかりさせるようにしましょう。