オーストラリアンキャトルドッグの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、オーストラリアンキャトルドッグのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
オーストラリアンキャトルドッグの平均寿命は?
オーストラリアンキャトルドッグの平均寿命は13歳から15歳。
人間で例えるならば74歳から84歳となります。
オーストラリアキャトルドッグは強靭な肉体を持っているといわれ、長寿としても有名な犬種で、長寿記録として、ギネスにも記録されている犬種であり、最長で29歳5か月までいきたという記録が残されています。
オーストラリアンキャトルドッグの寿命と長生きするコツ
オーストラリアンキャトルドッグは元々は牧畜犬であったため、全体的に筋肉質で丈夫であるといわれています。
長寿の犬種としても有名であり、この犬種からギネス記録に登録されたこともある犬がいたほどです。
寿命と長生きするコツについてですが、ストレスをため込まないことと筋力を落とさないようにする、そしてなによりも飼い主が愛犬とのコミュニケーションを積極的に取っていくことです。
今では昔と違って食事の質も、ペット用の医療の質も上がってきていますが、それでも限界があります。
歳を取ってからだけではなく、小さなころから飼い主が気を配り、病気になることそのものを予防すること、もし病気になってしまっても早い段階で治療することが結局一番です。
また、しつけがしっかりとできていないとオーストラリアンキャトルドッグは飼い主を下に見てしまい、飼い主の自分への接し方に不満を抱いてしまうことがあり、これがストレスに繋がる可能性があります。
普段から信頼関係を築いておき、少しの変化でも気が付けるよう、コミュニケーションを取ってあげましょう。
オーストラリアンキャトルドッグのかかりやすい病気は?
オーストラリアンキャトルドッグのかかりやすい病気の一つに「股関節形成不全」があります。
この病気は関節の形に異常があり、亜脱臼の状態になる病気です。
遺伝的な要素が絡んでいるといわれるこの病気は、オーストラリアンキャトルドッグに限らず、大型犬全般と、中型犬、小型犬の一部犬種に多い病気といわれています。
他にもオーストラリアンキャトルドッグは遺伝的に目に病気が出易い可能性が高いといわれていて、「進行性網膜萎縮症」、「白内障」など、本来であれば老犬になったあたりで症状が出てくる可能性がある病気に、若いうちからなる可能性が他の犬種と比べると高いといわれています。
また、遺伝的な要因が原因として生まれたときから難聴などの聴覚障害をもって生まれてくることもあります。
オーストラリアンキャトルドッグの病気のサイン
オーストラリアンキャトルドッグがかかりやすい病気、「股関節形成不全」、「白内障」、「網膜萎縮症」にかかってしまった場合の症状を紹介します。
「股関節形成不全」の症状としては、足を引きずるよう歩くようになった、腰を振るような感じで歩くようになった、座り方が変になった、運動することを嫌がる、立ち上がる時に変な姿勢で立ち上がるようになった、等があります。
次に「白内障」についての症状は視力が低下した、視野が狭くなり、よくものや壁にぶつかるようになった、光をまぶしく感じるようになり、明るいうちの散歩を嫌がるようになった、等があります。
病気の予防法と対処法
オーストラリアンキャトルドッグの散歩の量は1日2回、1回60分が目安だといわれています。
他にも室内でできるボール遊びや紐のひっぱりあいなどの軽い運動も効果的です。
また、定期的にドッグランなどの広い場所で思いっきり走らせてあげてください。
オーストラリアンキャトルドッグの老化のスピード
オーストラリアンキャトルドッグは中型犬であり、2年で24歳前後まで一気に歳を取ったのち、1年で5歳ずつのスピードで歳を取っていくといわれています。
シニア期には7歳位から突入するといわれていますが、オーストラリアンキャトルドッグは元々寿命が長い犬といわれていますので、愛情をもって接してあげれば平均寿命よりも長生きすることも十分可能となるでしょう。
オーストラリアンキャトルドッグの老化に伴う外見の変化
オーストラリアンキャトルドッグも他の犬と同じで、歳を取ってくると、被毛の色つやがなくなり、白髪が目立ってくるようになります。
また、皮膚の弾力などもなくなってきたり、皮膚の水分が抜けてがさついてきたりします。
歳を取って運動量が減ることで、筋力の低下、それに伴う肥満などにもなってきますのでこちらについては気を付けてあげてください。
オーストラリアンキャトルドッグに似た犬種
スタンピー・テイル・キャトル・ドッグ
老犬におすすめの食べ物は?
オーストラリアンキャトルドッグも歳を取ってくると代謝が落ち、若い頃と同じ食事量では肥満になってしまいます。
また、必要な栄養バランスも変わってきますので、シニア期に入ったら、肥満防止、筋力低下を防ぐためにも低カロリー高タンパク質の食事を心がけ、そこに足してあげる形で、ミネラルを取るためにも野菜などを追加してあげましょう。
豆腐などの大豆製品、人参、カボチャなどの緑黄色野菜、イモ類などの食物繊維などがお勧めですが、野菜の中にはネギ類、玉ねぎなど、犬に与えることは絶対にダメとなっているものもあります。
野菜を追加する前に犬に何を与えたらだめなのかはちゃんと調べておきましょう
オーストラリアンキャトルドッグに適した散歩の量は?
オーストラリアンキャトルドッグの散歩の量は1日2回、1回60分が目安だといわれています。
他にも室内でできるボール遊びや紐のひっぱりあいなどの軽い運動も効果的です。
また、定期的にドッグランなどの広い場所で思いっきり走らせてあげてください。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
愛犬のオーストラリアンキャトルドッグにストレスを掛けないためにも、飼い主は毎日の散歩は極力欠かさず、運動させてください。
また、オーストラリアンキャトルドッグはしつけをきちんと行わないと飼い主のいうことを聞かなくなってしまい、自分が群れのリーダーとしてふるまおうとするため、いうことを聞かない飼い主に対しての不満がたまり、それがストレスとなってしまう場合があります。
小さい頃からのしつけをきちんと行い、飼い主をリーダーとして認めさせることも大切です。
また、しつけがきちんと行われても、人見知りになってしまうことがあり、この場合、飼い主以外の人間が近づいてくると警戒してしまうようになることもあります。
小さい頃のしつけの段階でいろいろな人や犬に会わせて社会性も身につけさせましょう。
オーストラリアンキャトルドッグの寿命に関するまとめ
オーストラリアンキャトルドッグは元々牧畜犬だったこともあり、無尽蔵と言っても差し障りないほどの体力を有しています。
そのため、散歩の時間、量などもかなり多く、飼い主側にもそれに付き合えるだけの健康な体、体力が要求される犬種です。
また、しつけも難しいといわれていますので、飼い主もそれに伴った覚悟を要求されます。
しかし、きちんと環境を整えてあげてしつけもきちんと行えば飼い主のいうことに忠実な愛犬として頼もしい存在になります。
病気の知識を身に着け、運動や食事に気を付けてあげることで、愛犬とより長く過ごせるようにしましょう。