オーストラリアンケルピーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、オーストラリアンケルピーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
オーストラリアンケルピーの平均寿命は?
オーストラリアンケルピーの平均寿命は11歳から13歳と言われています。
体重が11㎏から20㎏でいかにも運動能力が高そうに見えます。
中型犬に分類されますが、中型犬全体でみても平均的な寿命と言えるでしょう。
ちなみに非公式ではありますが、オーストラリアンケルピーのマギーさんは30歳という長寿記録をもっているようです。
オーストラリアンケルピーの寿命と長生きするコツ
オーストラリアンケルピーは非公式ではありますが長寿記録をもっているようです。
長寿記録ランキングでみると、上位に位置する犬種にはちょっとした共通点があるようです。
それは(牧畜・牧羊・狩猟)などに携わる働く犬であるということです。
すなわち、仕事を持っているということのようです。
例えば盲導犬です。
重要な仕事を持つことで、人にも大切にされ長生きする傾向があるようです。
ですので、何らかの仕事を任せるということも長寿のコツのひとつと考えられます。
次に適度な運動です。
外に出ることでいろいろな刺激を受け、また様々な経験をすることで、脳みそが活性化され、彼らの成長にもなります。
オーストラリアンケルピーは運動好きなので家の中に閉じこもらせるということは避けましょう。
次に食事面ですが、彼らにとっては手作りにしてもペットフードにしても上質のタンパ質の摂取が重要です。
最後になりますが、彼らを安心させてあげましょう。
そして十分な睡眠がとれる場所を確保してあげましょう。
少なくともこれらの条件を満たすことで、彼らの寿命が延びるかもしれません。
オーストラリアンケルピーのかかりやすい病気は?
オーストラリアンケルピーのかかりやすい病気には「進行性網膜萎縮」、「股関節形成不全」、「拡張型心筋症」、「小脳変性症」などが挙げられます。
「進行性網膜萎縮」は網膜に異常をきたし、視力が低下、最終的には失明に至る遺伝が要因と考えられる病気です。
「股関節形成不全」は太ももの骨と骨盤を結合する股関節の形が生まれつき異常な状態のことをいいます。
「小脳変性症」は、運動機能をつかさどる小脳が正常に働くなり、歩く様子が異常である時などに考えられる病気です。
「拡張型心筋症」は心臓を構成する筋肉がなんらかの原因により通常よりも厚くなったり、薄くなったりするなどの異常を起こし、心臓の働きが悪くなる病気です。
オーストラリアンケルピーの病気のサイン
オーストラリアンケルピーのかかりやすい病気のサイン(症状)を覚えておくことはとても大切です。
まず「進行性網膜萎縮」ですが、徐々に視力が弱っていくことなどから、物にぶつかったりするようなことが多くなってきます。
次に「股関節形成不全」の場合です。
歩いたり座ったりする時に身体が左右に傾いたりします。
また、足を引きずったりもします。
「拡張型心筋症」の場合ですと、元気がなくなったり、食欲不振や呼吸が苦しそうに見えるということなどがあります。
「小脳変性症」の場合は、歩行中によろけたり、ふらついたり、歩幅が不規則になったり、眼玉があちらこちらに動いたりする様子などが見受けられます。
病気の予防法と対処法
老齢になると散歩を嫌がったりすることも多くなりやすいです。
だからといって「散歩は止めとこう」、これでは日常の運動量が減少し、関節や靭帯、筋肉硬直や体重増加、血行不良など老化を早めることにもなりかねないです。
それではどういった事柄に気を付けなければならないのか。
体調が悪そう、疲れていそうと感じたら、散歩に関しては時間を短くするなどの工夫をしましょう。
また、足腰が弱ってきたと感じたら、若い頃と同じ散歩は老齢犬にとってはかなりの負担がかかる場合があるので途中で休憩をとったりするなどの調整をしましょう。
また、太陽の光に当たると「メラトニン」というホルモンが増加し、分泌量が増えると15時間前後には眠くなると言われているので、朝の散歩がよいのかもしれません。
オーストラリアンケルピーの老化のスピード
中型犬の中でも平均的な寿命範囲にあるオーストラリアンケルピー。
その年齢の取り方を人年齢に換算した場合、1歳が15歳に、2歳が24歳に、3歳が28歳に、そうして15歳が76歳に相当すると言われます。
余談ですが、オーストラリアのマギーさんは非公式ですが、30歳で亡くなったそうです。
オーストラリアンケルピーの老化に伴う外見の変化
オーストラリアンケルピーに限ったことではありませんが、老化に伴い被毛に白髪が目立ってきたり、被毛に艶がなくなってきたり、眼球が白濁してきだしたり、黒々としていた鼻の色が薄くなってくるなどといった変化が挙げられます。
また消化機能や代謝量の低下により、体を維持するために必要なカロリーや運動量そして睡眠なども変わってくるのでよく眠るようになるなどの状態も見られるでしょう。
オーストラリアンケルピーに似た犬種
ディンゴ(イヌ科の野生動物)
老犬におすすめの食べ物は?
毎日食べるものなので、よいドッグフードを選ぶことも大切になってくるでしょう。
彼らも人と同様に食品に対するアレルギーがあります。
グルテンフリー(グルテンというタンパク質を抜く健康法)、穀物フリー(犬は元来肉食なのでドッグフードに穀物を使用しない)、保存料などの添加物もないドッグフードや糖や脂をコントロールしてくれるドッグフードなどもよいかもしれません。
オーストラリアンケルピーに適した散歩の量は?
老齢になると散歩を嫌がったりすることも多くなりやすいです。
だからといって「散歩は止めとこう」、これでは日常の運動量が減少し、関節や靭帯、筋肉硬直や体重増加、血行不良など老化を早めることにもなりかねないです。
それではどういった事柄に気を付けなければならないのか。
体調が悪そう、疲れていそうと感じたら、散歩に関しては時間を短くするなどの工夫をしましょう。
また、足腰が弱ってきたと感じたら、若い頃と同じ散歩は老齢犬にとってはかなりの負担がかかる場合があるので途中で休憩をとったりするなどの調整をしましょう。
また、太陽の光に当たると「メラトニン」というホルモンが増加し、分泌量が増えると15時間前後には眠くなると言われているので、朝の散歩がよいのかもしれません。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
スムースコリーと野生のディンゴの血をひくオーストラリアンケルピーは非常に利発ですし、もともと牧場で駆け回っていたエネルギッシュな犬種なので多くの運動を必要とします。
全力で体を動かせないとストレスを溜めてしまう可能性があります。
ですから相当な運動をこなす必要があるでしょう。
散歩時はゆっくり歩くよりも速めのペースで散歩するとストレス発散にもなるでしょう。
家の中での生活が長いとストレスからノイローゼになり心身変調の原因にもなりえますので気を付けましょう。
オーストラリアンケルピーの寿命に関するまとめ
オーストラリアンケルピーはもともとが牧羊犬ということもあり、非常に利発で相当な運動量をこなす能力の持ち主です。
中型犬の中では平均的な寿命のようですが非公式ながら長寿記録をもっているのはオーストラリアンケルピーのマギーさんで、なんと30歳です。
ですから個体差はあるでしょうが、彼らは(例えば牧羊などの)仕事を得ることにより喜びを感じ、ストレスを溜め込むようなことなく健康的な長生きをすることが可能な犬種といえるでしょう。