オーストラリアンシルキーテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、オーストラリアンシルキーテリアのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
オーストラリアンシルキーテリアの平均寿命は?
オーストラリアンシルキーテリアの平均寿命は12歳から15歳と言われています。
テリアという犬種にはヨークシャーテリアやスコティッシュテリアなど小型犬でも数多く存在しますが、その中でもオーストラリアンシルキーテリアのそれは実に平均的と言えるでしょう。
オーストラリアンシルキーテリアの寿命と長生きするコツ
オーストラリアンシルキーテリアのように愛玩犬だからといって、運動はあまり必要ないというわけではありません。
体が小さいとはいえ、運動能力が優れ、心肺機能も高いため、飛んだり跳ねたり、走ったりするといった運動については人よりはるかに適した体をしています。
心臓の対体重比では人の約4倍もあるので、持久力もありますし、筋力も優れているため、瞬発力も高いと考えられます。
特に健康上の問題がない場合の運動不足によるリスクを考えると、筋力は使わないと衰えるため、足腰を痛める原因にもなります。
心肺機能についても体の代謝に影響を与えます。
体の衰えが目立ち始める頃の筋力不足や心肺機能の低下は命取りにもなりえます。
体に回復力がないと病気にかかった時に命にかかわる状態にまで陥ってしまう可能性があるからです。
また、万病の元と言われる肥満を予防するためにも適度な運動は不可欠です。
最後に、彼らにとってどのような運動が適しているのかわからないという方などは獣医師に相談してみるのもよいでしょう。
オーストラリアンシルキーテリアのかかりやすい病気は?
オーストラリアンシルキーテリアのかかりやすい病気としては、「気管虚脱」、「椎間板疾患」、「肘関節形成不全」、「外耳炎」などが挙げれます。
「気管虚脱」とは気管が押しつぶされ、空気の流れが正常に行われなくなる病気です。
「椎間板疾患」とは椎間板が脊髄神経を圧迫する病気です。
「肘関節形成不全」は肘関節の発育不全が原因で発症する病気の総称です。
「外耳炎」は急性または慢性的に耳の中に炎症が起こる病気です。
オーストラリアンシルキーテリアの病気のサイン
オーストラリアンシルキーテリアのかかりやすい病気のサイン(症状)を覚えておくことはとても大切です。
「気管虚脱」の場合は咳というよりはガーガーという呼吸音になります。
「椎間板疾患」の疑いがある場合は背中を触ろうとすると嫌がったり、後ろ足がふらついたり、抱っこされるのも嫌がったりするでしょう。
「肘関節形成不全」の場合は歩き方がおかしい・運動を嫌がる・前脚の形がおかしい・関節に水が溜まるなどがあります。
「外耳炎」の場合は炎症の程度により様々ですが、痛みのため耳を触らせまいと攻撃的になることがあります。
その他耳垢が多くなり、耳から悪臭を放つことなどもあります。
病気の予防法と対処法
オーストラリアンシルキーテリアは若い頃は、その容貌とは異なり、オモチャなどで遊ぶというよりは体をおもいっきり動かすという激しい運動が好みでした。
が、10歳ぐらい(人年齢にして60歳ぐらい)、この頃になったら彼らの体調に特によく気を配って散歩するようにしましょう。
足腰が弱ってきたなと感じたら、階段や砂利などの多くある道などは避け、身体に負担の少ない歩きやすいコースを選ぶようにしましょう。
急な運動は心臓や関節に負担がかかります。
なので散歩に出かける前に関節を軽くのばす柔軟をしたりするなどの準備運動をするのもよいのかもしれません。
また、若い頃とは違うので途中で休憩をはさんだりするのもよいでしょう。
オーストラリアンシルキーテリアの老化のスピード
オーストラリアンシルキーテリアのような小型犬の歳の重ね方を人年齢に換算すると、一般的に1カ月が1歳に、2カ月が3歳に、1年が17歳、10年が56歳、15年が76歳、20年が96歳に相当するようです。
彼らの高齢の目安はだいたい10歳と考えられます。
人に例えると、10歳といえば小学校中高学年ですが、彼らにとっては、定年退職間近なのですね。
オーストラリアンシルキーテリアの老化に伴う外見の変化
目の輝きがなくなる。
白目部分が濁っていたり、赤みがかっていたり、黒目の曇りが確認できる。
被毛にも白髪が目立ち始め、パッサパサでボリューム感がない。
臀部の筋肉が減ってきているので尻が小さく見える。
首を支える筋力減少のためうなだれている。
さらに、ふらつきながらの歩き方、後ろ足に力が入らなくなるために動きがおかしい。
などが挙げられます。
オーストラリアンシルキーテリアに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
オーストラリアンシルキーテリアも老齢になってくると引き締まった筋肉も次第に失われていく傾向にあるので、できるだけ高品質タンパク質の摂取が必要になってきます。
彼らは元来肉食なので動物性タンパク質をしっかり摂ることが大切になってくるでしょう。
また、運動量も減ってくるため必要カロリーも少なくなってきます。
ですので、若い頃と同じカロリーを摂り続けると肥満につながり、病気の危険性も高まります。
なので低カロリー食事は大事とはいうものの、余りに低カロリーを意識して、脂肪分の摂取量を少なくしてしまうと、皮膚がカッサカサに、被毛もパサついたりすることがあります。
その他、老齢になると内臓機能が低下、それに伴い消化吸収も衰えてきます。
そのため摂取すべきタンパク質や脂肪の量を彼らの身体状態に合わせて選ぶ必要性が重要になってくるでしょう。
オーストラリアンシルキーテリアに適した散歩の量は?
オーストラリアンシルキーテリアは若い頃は、その容貌とは異なり、オモチャなどで遊ぶというよりは体をおもいっきり動かすという激しい運動が好みでした。
が、10歳ぐらい(人年齢にして60歳ぐらい)、この頃になったら彼らの体調に特によく気を配って散歩するようにしましょう。
足腰が弱ってきたなと感じたら、階段や砂利などの多くある道などは避け、身体に負担の少ない歩きやすいコースを選ぶようにしましょう。
急な運動は心臓や関節に負担がかかります。
なので散歩に出かける前に関節を軽くのばす柔軟をしたりするなどの準備運動をするのもよいのかもしれません。
また、若い頃とは違うので途中で休憩をはさんだりするのもよいでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
気持ちが伝わらなかったりすることにより、不安感で過剰に甘えたり、大小便を漏らしたり、攻撃的になったりすることがあるようです。
が、それらに対して不愛想に接したり、無理なしつけを押し付けたり、叱ったりすると彼らのストレスは溜まっていく一方のようです。
こうならないように日頃から気を配っておく必要があるのでしょうが、このような状況に陥った場合、ゆったり、ゆっくり休むと元気になる場合もあるようです。
オーストラリアンシルキーテリアの寿命に関するまとめ
オーストラリアンシルキーテリアはその愛らしい容貌には似つかわしいほど運動能力に優れ、心肺機能も高い活発な犬種で平均寿命は12歳から15歳と言われます。
彼らに少しでもよい状態で長生きしてもらうためには散歩を含めた適度な運動はもとより、常日頃からのコミュニケーションを大切にすることにより、ストレスを溜め込ませないようにする必要があるでしょう。
そして老齢期には、彼らの身体状態に合わせ、工夫した食事を提供することも必要になるでしょう。