ジャーマンスパニエルの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ジャーマンスパニエルのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ジャーマンスパニエルの平均寿命は？
ドイツ原産のジャーマンスパニエルの平均寿命は12年～14年と言われています。
ウズラや野ウサギを追い払う害獣駆除犬として活躍していたこの犬種は、ペットとして飼育されている事は少ないようで、ヨーロッパでは狩猟犬として活躍しているそうです。
ジャーマンスパニエルの寿命と長生きするコツ
ジャーマンスパニエルは家族に対しては忠実で従順で愛情深い犬種ですが、他人に対しては内向的で神経質な一面があります。
誰にでも愛想が良い犬種と違い知らない場所に連れて行ったり、知らない人が近づいて来たりすると警戒して攻撃的になる事があります。
無理に知らない場所や人に会わせると、ジャーマンスパニエルにとってもストレスになるので、愛犬の様子を見ながら連れ出してあげましょう。
比較的健康な犬種ではありますが、関節疾患、皮膚疾患、耳疾患等にかかりやすいので、日頃からトリミングやお手入れ等のケアを徹底して行う必要があります。
ドイツを中心とするヨーロッパでは狩猟犬として飼育されている事が殆どで、運動量はかなりのものです。
運動によってストレスをしっかり発散させないとストレスが溜り攻撃的になる事があるので、十分な運動時間を確保してあげる事が必要です。
賢い犬種なので様々な事にチャレンジさせてあげると良いでしょう。
犬のいびきは病気の証？原因や対策方法を知っておこうジャーマンスパニエルのかかりやすい病気は？
ジャーマンスパニエルは比較的健康な犬種ですが、体型や毛並、耳の形の特徴からお手入れや環境が悪い場合に発症する疾患等が多いです。
環境によって発症する股関節形成不全や椎間板ヘルニア、湿気や蒸れで発症する皮膚疾患、アレルギー性皮膚炎、胃捻転、白内障や緑内障等の眼疾患、外耳炎等の耳疾患等があります。
白内障や緑内障は予防ができませんが、その他は環境や与えるフードを変えたりと飼い主が少し気を使ってあげる事で予防し、発症率を下げられる可能性があります。
ジャーマンスパニエルの病気のサイン
ジャーマンスパニエルがかかりやすい病気は様々ですが、どの病気も早期発見する事が完治への鍵となります。
股関節形成不全は歩行に異常が出たり、痛みを伴う為に歩きたがらなかったりと症状が出ます。
椎間板ヘルニアは抱き上げた時に痛みで鳴いたり、歩行ができなくなったりと症状が現れ、最悪足に麻痺が出る可能性があります。
皮膚系の疾患は異常に痒がったり、毛が抜けたり、発疹が出たり、膿が出たりします。
胃捻転は吐き気や嘔吐、大量のよだれが出る等の症状が現れます。
緊急性が高い為、胃捻転の兆候が見られる場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
耳疾患は耳から悪臭がしたり、耳を痒がったりします。
白内障は瞳の水晶体が白く濁ります。
緑内障は眼球に痛みを伴う為、目を瞑ったままになる事が多いです。
この様に病気によって初期症状は様々ですが、どの疾患も早期発見によって重症化を防ぐ事ができます。
病気の予防法と対処法
ジャーマンスパニエルは狩猟犬として活躍している犬種でもある為、膨大な運動量が必要になります。
独立心が強く賢い性格の為、頭脳刺激を与える様なトレーニングも必要となります。
毎日2回1回1時間以上の早歩きを交えた散歩に加え、ドッグランで思いっきり自由運動をさせる事も大切です。
アウトドアな犬種なので川や海に連れて行く事も良いでしょう。
運動する事によってストレスを発散させるので運動不足になるとストレスで攻撃的な性格になったりします。
とても賢い犬種なので、飼い主と一緒に様々な事にチャレンジさせてあげましょう。
ジャーマンスパニエルの老化のスピード
平均寿命が12年～14年のジャーマンスパニエルは10歳を過ぎた辺りから、老齢化が急激に進む場合があります。
散歩に出ても歩行がゆっくりになったり、躓いたり、あまり走らなくなったりします。
元より運動量が多い犬種ですが、老化に合わせて運動内容を考えてあげると良いでしょう。
ジャーマンスパニエルの老化に伴う外見の変化
ジャーマンスパニエルの老化が進むと歩行の際に躓いたり、体全体が痩せて見えたり、お腹が垂れたりします。
ソファの上から降りられなくなったり、一日の殆どを寝て過ごしたりする様になるでしょう。
体毛も艶が無くなり白髪が混じる事もあります。
老化が進むと白内障になる事も多く、目の瞳が白く濁ります。
元より股関節が弱い事もあるので段差や階段は避けて散歩をしましょう。
ジャーマンスパニエルに似た犬種
ジャーマンポインター
老犬におすすめの食べ物は？
ジャーマンスパニエルは運動量が多い為、高タンパク質のフードを選ぶ必要がありますが肥満になりやすい為、脂肪分が少ないものを選びましょう。
動物性タンパク質が豊富に含まれているものが好ましく、ビタミンやミネラルが入ったものなら申し分ないでしょう。
アレルギー性皮膚炎を予防する為、グレインフリーや無添加なものを選びましょう。
関節のケアに効果があるグルコサミンやコンドロイチンをサプリメントで与える事も大切です。
ジャーマンスパニエルが老齢化してきたらフードをささみを茹でた茹で汁でふやかしたり、茹でたささみを混ぜたりして食欲が落ちたジャーマンスパニエルの食欲を刺激しましょう。
缶詰やパウチタイプのフードは喜んで食べますが脂肪分が高い為、毎日与える事はお勧めできません。
ジャーマンスパニエルに適した散歩の量は？
ジャーマンスパニエルは狩猟犬として活躍している犬種でもある為、膨大な運動量が必要になります。
独立心が強く賢い性格の為、頭脳刺激を与える様なトレーニングも必要となります。
毎日2回1回1時間以上の早歩きを交えた散歩に加え、ドッグランで思いっきり自由運動をさせる事も大切です。
アウトドアな犬種なので川や海に連れて行く事も良いでしょう。
運動する事によってストレスを発散させるので運動不足になるとストレスで攻撃的な性格になったりします。
とても賢い犬種なので、飼い主と一緒に様々な事にチャレンジさせてあげましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ジャーマンスパニエルは飼育をする際にきちんとした環境を整え、餌や運動等もしっかり管理する必要があります。
運動量が多い為、散歩の時間はしっかり確保する必要があります。
運動不足はストレスによって体調不良を起こしたり、攻撃的な性格になる可能性があります。
アクティブな犬種なのでおもちゃやボール等で遊ぶ事も良いでしょう。
フードは毎日の健康を左右する大切な食事です。
胃捻転になりやすい傾向があるジャーマンスパニエルには1日の食事を数回に分けて与える様にしましょう。
たまにおやつなんかを与えても喜びます。
日本では飼育頭数が少ない為、参考になるアドバイスが少ない事があると思います。
飼育する際はブリーダーから購入し、躾の仕方、与えるフード等詳しく聞いておきましょう。
子犬の頃から定期的に健康診断に連れて行く事も大切です。
ジャーマンスパニエルの寿命に関するまとめ
忠実で従順な性格のジャーマンスパニエルは日本での飼育頭数の少なさから参考にできるアドバイスが少ない犬種でもあります。
具合が悪くなってからでは動物病院での処置がすぐに行えない可能性もある為、普段から定期的に健康診断を受診するようにしましょう。
家族に対しては愛情深い犬種なので飼い主にとってきっと良いパートナーになるでしょう。
そんなジャーマンスパニエルの健康をしっかり守ってあげましょう。
