スパニッシュマスティフの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、スパニッシュマスティフのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
スパニッシュマスティフの平均寿命は?
スペイン原産のスパニッシュマスティフの平均寿命は10年~11年前後と言われています。
スペイン原産の大型犬の中では最も体が大きく、飼育頭数が少ない希少な犬種とも言われています。
大きな体で家畜護衛犬として活躍しています。
スパニッシュマスティフの寿命と長生きするコツ
スパニッシュマスティフは温厚で優しい性格で子供や他の動物とも十分良好な関係を築けます。
その反面、家族を守る護衛精神が強い為、知らない人や動物には警戒心を抱き吠えかかってしまう可能性があります。
お祭りや花火などは沢山の情報が頭で処理できずストレスになるので連れて行くのは控えましょう。
家族の傍で過ごす事を強く望む犬種なので室内飼いがお勧めです。
ひとりぼっちの時間が長いと閉鎖的な性格になってしまう事があり、臆病になる可能性があります。
いつも家族が見える場所で飼育しましょう。
体が大きい為過度な運動は関節や臓器への負担となります。
肥満にもなりやすいので食事と運動のバランスを考えましょう。
高温多湿が苦手なので日本の気候はスパニッシュマスティフにとってはあまり向いているとは言えません。
夏季はクーラーを設置し使用する事も考えましょう。
日中日差しが強い中の散歩は熱中症の原因となります。
涼しい時間を選んで散歩をする様にしましょう。
スパニッシュマスティフのかかりやすい病気は?
スパニッシュマスティフは大型犬特有の病気にかかる事があります。
大きな体の割に骨格や臓器が小さいので負担が大きい為です。
遺伝が原因と言われている股関節形成不全や、発症自体が原因不明の汎骨炎、心臓疾患に瞼が内側にめくれる眼瞼内反症、胃捻転にもなりやすい傾向があります。
発症してから緊急性の高いものや、一生付き合っていかなくてはならない病気もあります。
大型犬故にかかりやすい疾患もあるので日頃からのケアが必要です。
スパニッシュマスティフの病気のサイン
病気には様々な初期症状があります。
それを飼い主が見つける事で重大な病気の早期発見に繋がります。
股関節形成不全は歩行への異常、心疾患は呼吸に異変が出たり咳が止まらなかったり、胃捻転等は大量のよだれや、腹部を舐める行為、お腹が膨れる等の症状が出ます。
汎骨炎は足に痛みを感じる為、足を引きずって歩いたり、歩行自体ができなくなる可能性があります。
病気には様々なサインがあります。
それを飼い主が見つける事で重大な病気の早期発見に繋がります。
股関節形成不全は歩行への異常、心疾患は呼吸に異変が出たり咳が止まらなかったり、胃捻転等は大量のよだれや、腹部を舐める行為、お腹が膨れる等の症状が出ます。
眼瞼内反症は目を気にしたり、顔を擦りつけるなどの症状があります。
病気の予防法と対処法
スパニッシュマスティフは体が大きく肥満になりやすい傾向がある為、運動時間をしっかり確保しなくてはなりません。
毎日2回、1時間程度の早歩きを加えた散歩が必要です。
定期的に十分な広さを確保した場所で自由運動をさせてあげたり、フリスビーやフェッチ遊び、ジョギングなどの運動を組み込む様にしましょう。
しかし、生後1年間の間は過度な運動をさせると関節系疾患の発症原因となるので注意しましょう。
スパニッシュマスティフの老化のスピード
平均寿命が10年~11年前後と言われているスパニッシュマスティフは短命な故他の犬種と比べると老化が早く感じる事があるでしょう。
大きくて筋肉質だった体も5歳を過ぎた辺りから一気に衰えるケースがあります。
スパニッシュマスティフの老化に伴う外見の変化
スパニッシュマスティフは元々股関節があまり強くない犬種なので、老齢化が進むと歩行に変化が出る場合があります。
躓く事が多くなり、ふらついたり、走ることが少なくなったりと散歩に今まで以上の時間がかかったりします。
体は大きく肥満になりやすいので老齢化が進んでも散歩はしっかり行いましょう。
スパニッシュマスティフに似た犬種
ブルマスティフ、ピレ二アンマスティフ、イングリッシュマスティフ
老犬におすすめの食べ物は?
肥満になりやすいスパニッシュマスティフは若い時は健康な体を維持できても老齢化が進み運動量が落ちる事によって肥満になってしまう可能性があります。
それでもタンパク質はしっかりと摂取しなくてはならないのでマスティフ専用の高タンパク低脂肪のフードを選ぶと良いでしょう。
あまり運動をしなかった日はフードを少しだけ減らし、茹でたキャベツで満腹感を出す等工夫すると良いでしょう。
缶詰やパウチタイプのフードは柔らかく匂いも強い為、老齢化して食欲が落ちてきたマスティフ種は喜んで食べますが、脂肪分がかなり高いのでたまに与えるくらいにしておきましょう。
他にもささみを茹でた茹で汁でフードをふやかして与えたり、牛骨のスープを与えたりと食事に変化をつけてあげると食欲不振になっている愛犬も食事に興味がわくでしょう。
スパニッシュマスティフに適した散歩の量は?
スパニッシュマスティフは体が大きく肥満になりやすい傾向がある為、運動時間をしっかり確保しなくてはなりません。
毎日2回、1時間程度の早歩きを加えた散歩が必要です。
定期的に十分な広さを確保した場所で自由運動をさせてあげたり、フリスビーやフェッチ遊び、ジョギングなどの運動を組み込む様にしましょう。
しかし、生後1年間の間は過度な運動をさせると関節系疾患の発症原因となるので注意しましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
スパニッシュマスティフは知らない人や犬に友好的な性格ではありません。
むしろ警戒し、吠えてしまう可能性があります。
これは家族を守ろうとする為の行動で悪気はないのです。
温厚で愛情深い犬種です。
家族と共に過ごす事を望むので飼育をする際は室内飼いをお勧めします。
ひとりぼっちで飼育をすると寂しさとストレスで閉鎖的な性格になる可能性があります。
運動不足はストレスの元で、攻撃的な性格になる可能性があります。
日頃の運動でしっかりエネルギーを発散させてあげましょう。
高温多湿が苦手な犬種なので、夏季はクーラーを設置し使用する必要があります。
散歩も気温が高い時間は裂けて行う様にしましょう。
スパニッシュマスティフの寿命に関するまとめ
温厚で愛情深い性格のスパニッシュマスティフは飼い主にとても忠実な犬種です。
お子様や他の動物とも仲良くできる社交性も持ち合わせていて、トレーニング次第で様々な遊びができる様になります。
そんなスパニッシュマスティフが健康で長生きできるよう、飼い主が環境を整えてあげましょう。