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グレートデンの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【グレートデン】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

グレートデンの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、グレートデンのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

グレートデンの画像

グレートデンの平均寿命は?

グレートデンは世界中の犬の中でももっとも大きな犬の一つです。

その逞しい身体と優しい気質から、「優しい巨人」と呼ばれ欧米ではセラピードッグとしても活躍しています。

しかしグレートデンの平均寿命は短く5歳から10歳です。

大型犬の平均寿命の約11歳より下回ります。

グレートデンの寿命と長生きするコツ

グレートデンは若いうちに骨肉腫になることが多い犬種です。

そこで長生きのコツとしてまずはあまり肥らせないことです。

なぜなら体重が34㎏を超える超大型犬に発生する確率が高いので、体重による足の骨への負荷が原因の1つと考えられているからです。

また骨折をした病歴や骨の外傷により、その部分が素因となって骨肉腫が発症することもあるいわれています。

明確な原因が分かっていないので100%予防することは難しいものの、足への負荷を減らし骨に外傷を与えないようにすることで発症するリスクを減らしていくことはできるはずです。

できることはまずフローリングのように滑りやすい床ならば、クッション性のある貼り付け式カーペットを敷いてあげ寝床には低反発のベッドを置いてあげるなど、足や腰に負担の少ない生活環境を整えてあげるのも必須です。

また胃捻転になることも多い大型犬なので、フードの与え方、適度な量そして水の量などしっかり考えるようにしてあげましょう。

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グレートデンのかかりやすい病気は?

グレートデンのかかりやすい病気はいくつかありますが、そもそもそれらの元凶はその巨大な身体です。

グレートデンは40キロ以上、中には100キロ近い体重を持つ犬もいます。

しかし彼らはこの身体の大きさに反して、内臓機能が十分丈夫ではありません。

体重と内臓の強さが比例していないのです。

よって心肺機能などの早期な衰えによる心不全の恐れがまずあります。

さらにその大きな体重は脚にも負担をかけるので、骨肉腫になる若いグレーとデンも多くいます。

早食いするグレートデンも珍しくはなく、胃捻転も起きやすいです。

グレートデンのかかりやすい病気のサイン

グレートデンののかかりやすい病気はまず骨肉腫です。

少しでも脚を痛がるそぶりを見せたらすぐに病院です。

室内飼いは当たり前ですが部屋の床は滑らない素材にし、寝床も柔らかいマットなど置いてやることが大切です。

そして日頃から脚など身体中のマッサージもしてやり、常に健康に目を光らせていることも怠ってはいけません。

胃捻転も起こしやすいので、食事のタイミングや量など必ずしっかりと考えてみてやることが非常に重要です。

メンタルはこの上もなく優しく繊細さも持ち合わせています。

孤独や不安を感じさせないように十分甘えさせてやり常にくつろぎリラックスできる精神状態においてやることがとても大事です。

病気の予防法と対処法

グレートデンののかかりやすい病気の対処法・予防法をご紹介します。

脚の太さに比べ身体がとても大きいグレードデンは骨肉種はなりやすい犬種です。

そこで日頃やるべき予防法はまず飼育スペースにクッションを敷き、家の床中にも柔らかい素材のカーペットなど敷き詰めることです。

普段の散歩も極力アスファルトの道路ではなく、土の上をメインにすることをお薦めします。

また手羽先など筋力をつける食材やサプリメントも日頃の食事に取り入れてやり、マッサージなどしてやったり冷やしすぎないように温度調整も心がけてやることです。

癌は若く発症すると進行が速いものです。

定期的な健康診断を受けさせ、飼い主が少しでも違和感を抱いたら、すぐに病院に連れて行くことです。

あと他の超大型犬と比べても胃捻転が起こりやすい犬種です。

胃捻転とは胃の一部が何らかの原因で捻じれをおこし、血流が止まって壊死を起こしてしまう病気です。

胃捻転の原因ははっきりとわかっていませんが、予防するためには1度に大量のエサを与えず、1日何回かにわける、犬の首が水平な状態で食べられるように高さのあるスタンドの上に食事の皿をのせてあげる、食事の前後1時間は安静にさせるなどです。

近親が胃捻転を起こしている場合は遺伝的にその疾患を持っている可能性もあります。

その場合はガスロペキシー手術を獣医師に相談してみるのもお薦めです。

これは胃を腹壁に縫い付ける予防手術です。

グレードデンの行う手術としては決して特殊ではない手術です。

グレートデンの老化のスピード

大型犬の中では平均寿命が短いグレートデン。

その原因は巨大な体型の割に内臓が小さく弱いためであるためだと言われています。

しかし最近ではグレートデンの体が大きすぎるからこそ、代謝が速過ぎるという説も浮上しています。

つまり体内で活性酸素を生じやすくて老化が速いということなのです。

いずれにせよその大きさが寿命を縮めている要因です。

そこで健康な遺伝子を持った小柄なグレートデンをブリーディングしていこうという流れが生まれています。

グレートデンの老化に伴う外見の変化

グレートデンの老化に伴う外見の際立った変化は特にはありません。

ただし足腰が弱くなることは間違いありません。

歩みがとても遅くなります。

超大型犬だからこそ、気の荒い攻撃的な若い犬に狙われ、よく噛まれてしまう老犬グレートデンもよくいます。

あらゆるトラブルから飼い主が守るように注意をしてください。

老化に伴う外見の変化

グレートデンに似た犬種

スコティッシュ・ディアハウンド、アイリッシュウルフハウンドマスティフ

老犬におすすめの食べ物は?

老犬グレートデンにお勧めの食べ物は、全体的に臓器が弱いということもあり水分が摂れて消化がよいものです。

野菜汁で煮込んだ鶏肉や豚肉牛肉に身体によいオイルやサプリメントを混ざる、または生の馬肉などもいいかもしれません。

獣医の指導通りの専門療養食を病院で購入し与えるのも安全といえます。

いずれにせよ胃や腸に負担をかけずかつ栄養バランスもしっかり摂れるものを心がけましょう。

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グレートデンに適した散歩の量は?

グレートデンの必要な散歩量は一日に60分ほどの散歩を二回ほどです。

年老いた時に足腰が弱まることを考えると、若いうちにあまり無理な運動をさせないほうがいいかもしれません。

ドッグランでマイペースで遊ばせ心臓にも負担のかけないペースで継続的に毎日歩くことをお勧めします。

そして好奇心も強いですから、できればいろいろ旅行などにも連れて行ってやると喜ぶことでしょう。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

グレートデンにストレスをかけないように飼い主が努力するべきことはその巨大な身体を考えて狭いケージに閉じ込めておかないこと、毎日十分な散歩をさせてやることです。

またとても穏やかな温厚な性格なので、闘争本能むき出しの犬と対決させないことも重要です。

さらにじっと我慢してストレスを抱え込むこともあるのでそれを先に気づいてやるようにしてください。

そして足腰が悪くならないように飼育環境を工夫し胃捻転にもなりやすいため食事の時間帯など考慮してやることです。

グレートデンの寿命に関するまとめ

世界一巨大な犬のひとつとして数えられるグレートデンはその大きな身体だけではなく、心も非常に広い優しい大型犬だとして知られています。

とても力持ちで賢く穏やかな性格なので、欧米ではセラピードッグとしても活躍をしています。

まずは十分な散歩量を与え、しつけも入りやすい賢さなので適切な訓練も入れ十分な愛情を与えてあげてください。

そうすればそのグレートデンはとても素晴らしい犬になることでしょう。

一方では骨が弱く胃捻転にもなりやすい問題も抱えています。

健康チェックも常日頃行い少しでも健やかに生きられるようにいっぱいお世話をしてあげてください。

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