うさぎはとてもきれい好きで、いつも自分で身だしなみを整えていますね。
自然界ではうさぎはすべて自分で行っている身だしなみですが、飼われているうさぎのお手入れは飼い主さんが手伝ってあげる必要があります。
必要以上に行うことはうさぎのストレスになってしまいますが、適度なお手入れはうさぎの健康を維持するためにも大切なことです。
そこで今回は、うさぎの毛や爪のお手入れ方法や、お手入れグッズについてご紹介します。
うさぎのお手入れって?
うさぎは器用に前足を使い、顔を洗ったり耳を挟んで洗っている姿は、とても可愛らしいですね。
うさぎのきれい好きは有名で、いつも身だしなみを整えているため、体臭もほとんどありません。
お風呂に入る必要もないうさぎですが、自然界と違う環境では適度にお手入れを手伝ってあげる必要があります。
まず最初に、日常的に行う必要のあるブラッシングについて見ていきましょう。
ブラッシングの適切な頻度は週に2回
うさぎのお手入れで飼い主さんが手伝ってあげるのは、ブラッシングです。
ブラッシングの適切な頻度は週に2回程度で、やりすぎは皮膚を傷めてしまうので注意しましょう。
本来、うさぎは自分で体を舐めて毛並みを整え、舐めたときに抜けた毛をうさぎはそのまま飲み込んでしまいます。
毛は消化されませんのでフンと一緒に出てきますが、抜け毛の量が多いと胃の中で絡まり、毛玉となって残ってしまいます。
その毛玉が原因で毛球症となり、重症化すれば腸閉塞となってしまうこともあるため、適度なブラッシングで予防してあげなければなりません。
換毛期のブラッシングは毎日
通常であればブラッシングの頻度は週に2回程度で十分ですが、換毛期のブラッシングは毎日行ってあげましょう。
ただし、うさぎの皮膚はとてもデリケートなので、金属製のブラシはおすすめできません。
ブラシの先が丸くなっているゴム製のものを使い、力を入れずに行います。
毛が絡まっている部分があれば無理にブラシでとかそうとせず、その部分をハサミで切ってあげます。
また、長毛種のうさぎであれば抜け毛の量も多くなりますが、1回に行うブラッシングの時間は短めにして、1日に数回行うようにします。
ブラッシングの方法
うさぎがくつろいでいる時に、頭からお尻に向かって優しく撫でるようにブラッシングします。
この時、毛並みに沿って行うことが大切で、うさぎはせっかくきれいに整えた毛並みを乱されることにストレスを感じてしまうからです。
重点的に行うのは背中とお腹で、抜け毛の多い顎の下などもとかしてあげましょう。
耳と肛門周りは皮膚がさらにデリケートなため、ブラッシングをしてはいけません。
爪を切ることも忘れずに!
うさぎのお手入れは、ブラッシングだけではありません。
伸びてしまう爪も定期的に切ってあげる必要があります。
爪が伸びたままだと、どこかにひっかけて取れてしまったり、割れてしまったりして、ケガを負うこともあります。
ここでは、うさぎの爪切りについて見ていきましょう。
うさぎの爪切りは2ヶ月に1回
うさぎの爪切りの適切な頻度は、2ヶ月に1回程度です。
うさぎの前足と後ろ足の爪の白い部分だけを切ります。
ピンク色の部分には神経や血管が通っているため、間違って切ってしまうと痛みと出血があり、うさぎが爪切りを嫌いになってしまうため、気を付けましょう。
滲み出る程度の出血であれば、清潔なガーゼやコットンなどをあててしばらく押さえていれば血は止まりますが、たら~ッと出てくるようであれば市販の止血剤か家庭にある小麦粉をひとつまみし、爪に直接付けて押さえておけば止まります。
止血剤や小麦粉を使用した場合は、血が止まってから水で洗い流してくださいね。
うさぎの爪切りの方法
うさぎは基本的に抱っこされることと、足を触られることが苦手です。
ですから、爪切りを嫌がって暴れてしまうこともあります。
また、爪を切られる時の感覚にも敏感に反応するため、しっかり固定しなければいけません。
2人で出来る場合であれば、1人がうさぎを抑えてもう1人が爪切りを行えばいいのですが、1人で行わなければいけない場合は、座った状態でうさぎを両太ももの上に乗せ、上半身を少し前に倒してお腹でうさぎを抑えて、後ろ足から爪切りしていきます。
爪切りが無理なら動物病院にお願いしよう
うさぎの爪切りに不安がある場合は、素直に動物病院にお願いしましょう。
また、ペットショップなどでうさぎを販売している場所であれば、爪切りをしてくれるところもありますよ。
料金はどちらも500円程度なので、自分で爪切りは無理!と思ったら、慣れている人たちにお願いしてしまうのも一つの方法です。
うさぎのお手入れグッズをご紹介!
うさぎのお手入れグッズは、うさぎブームに伴い年々進化を遂げています。
ここでは、おすすめのうさぎのお手入れグッズをご紹介します。
うさぎのビューティグルーマー
うさぎのお手入れに1つは持っておきたいグッズが、うさぎのビューティーグルーマーです。
どんなうさぎにも使用でき、素材がラバーなのでうさぎの肌を傷める心配がありません。
手のひらサイズで使いやすく、値段も安いので汚れてきたら買い替えることの負担も少ないですね。
ラバーが抜け毛をしっかりキャッチしてくれるので、力を入れることなくブラッシングすることができますよ!
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グルーミンググローブ
ブラッシングが苦手なうさぎにおすすめなグッズは、グルーミンググローブです。
手袋タイプになっているので、手にはめてナデナデしてあげるだけでしっかりお手入れできてしまう優れモノです。
手のひらや指の部分には特殊シリコンでできたボツボツがあり、血行を促進するマッサージ効果もあります。
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カットしやすいうさぎの爪切り
うさぎの爪切りにおすすめなグッズは、カットしやすいうさぎの爪切りです。
ニッパー型の爪切りが多い中、ハサミのような形状で刃先が見えやすいので、うさぎの血管や神経を切ってしまう心配が少ないです。
爪切りは切れ味が重要なポイントになりますが、研磨仕上げされているのでしっかり切れて、うさぎのストレスも軽減されます。
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電動爪トリマー
もう一つ、爪切りグッズをご紹介します。
うさぎの爪を切るのではなく削ってくれるのが、電動爪トリマーです。
電動のものはたくさんありますが、静音や振動の少ないものでなければ、うさぎが嫌がってしまいます。
爪切りのようなパチンと切る感覚はなく、ヤスリ部分に爪をあてるだけなので、爪切りは苦手でも電動爪トリマーなら大丈夫、という子もいます。
使い方はとても簡単で、爪を1本1本あてれば、勝手に回転して削ってくれます。削り過ぎないように見ながらですが、ヤスリ面がよく見えるので爪切りのようなドキドキ感はありません。
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うさぎのお手入れは健康チェックでもある|まとめ
今回は、うさぎのお手入れグッズや、毛や爪を整えて美人さんにする方法についてご紹介しました。
うさぎは自分で身だしなみを整えているから何もしなくて大丈夫、というわけではありません。
うさぎのブラッシングや爪切りは、健康維持や健康チェックの意味もあり、とても大切なことです。
うさぎをお手入れしてあげることでスキンシップにもなりますし、適度なブラッシングはうさぎのストレス軽減にもなりますよ。
現在使用しているグッズがうさぎに合っているか、適度にお手入れできているか、ここで再確認してみましょう。