眠るうさぎ

うさぎに予防接種は必要ない?行う理由や時期について徹底まとめ

うさぎに予防接種が必要という話を聞いたことがありますか?現在はうさぎの予防接種は必要ではありませんが、うさぎの予防接種を行う理由や時期について今後のためにも知っておきましょう。

うさぎに予防接種が必要という声を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

その一方で、うさぎに予防接種は必要ないという声も。
うさぎは犬や猫に比べて、予防接種は一般的ではありません。
でも、必要なら打たなければと心配になりますね。

そこで今回は、 うさぎに予防接種は必要なのかと、 予防接種を行う理由や時期についてご紹介します。

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うさぎに予防接種は必要ない?

1匹のうさぎ

犬や猫は、1年に1度の混合ワクチンの予防接種が推奨されています。

犬に関して言えば狂犬病の予防接種が義務づけられているため、毎年お役所からハガキが送られてきます。

でも、うさぎの予防接種については必要なのか必要でないのか、はっきりしていませんね。

ここでは、うさぎの予防接種について見ていきましょう。

うさぎに予防接種は必要ない

結論から先に言ってしまえば、うさぎに予防接種は必要ではありません

そもそも予防接種は、死に至る可能性がある感染症の予防や、カゼなどの予防しておいたほうがいい感染症を防ぐのが目的です。

犬や猫では外に出ることも多く、他の犬や猫に接触したり糞尿から感染する可能性があるため、予防接種が推奨されています。

しかし、犬や猫、うさぎでは感染する病気に違いもあり、犬と猫が同じ予防接種をしているかといえばそういうわけでもありません。

特にうさぎは外に出る機会も少なく、ウィルスに感染する可能性は限りなく低いため、予防接種は必要ないのですね。

その根拠については、後ほど詳しくご説明させていただきます。

そもそもうさぎ用のワクチンは普及されていない

そもそも、うさぎ用のワクチンは一般的に普及されておらず、取り扱っている病院もありません。

その上、痛みに敏感なうさぎに必要のない予防接種をわざわざ打つ理由もなく、予防接種によって体調を崩したり命を落とすことを考えれば、最初から打たないのが一番ということなのです。

ワクチン接種とは、一度その病気に軽く感染させて抗体を作ることが目的なので、うさぎが感染する可能性がないウィルスにわざわざ感染させるのは、逆に怖いと思いませんか?

ですから、うさぎに予防接種は必要なく、うさぎ用ワクチンが普及されていないのです。

うさぎの予防接種を行う理由と時期

うさぎの予防接種が必要ないとされているなら、なぜ予防接種が必要という話があるのでしょうか?

日本国内のペットホテルでは、犬や猫と違ってうさぎの予防接種の証明書は必要ありませんね。

ここでは、うさぎに予防接種を行う理由や時期について見ていきましょう。

うさぎの感染症が流行したから

うさぎの予防接種は、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアで発生した致死率の高い「兔ウィルス性出血病」という感染症が流行したためで、それらの国では一般的になっています。

ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアでは、野うさぎが農作物を荒らしてしまうため、野うさぎを駆除するための薬剤が使われています。

その駆除する薬剤として、政府が兔ウィルス性出血病のウィルスを撒いているのです。

そのため、飼われているうさぎも感染してしまう可能性が高いため、海外の国ではうさぎの予防接種が推奨されており、その話が日本に入ってきて、うさぎに予防接種が必要というウワサが流れたのです。

春と秋の年2回が推奨されている

うさぎの予防接種は、春と秋の年2回が推奨されています。

オーストラリアやドイツでは、ペットホテルに預ける際に6ヶ月以内の予防接種証明書が必要です。

タンポポが感染源となることが多いようで、最低でも「兔ウィルス出血病」と「うさぎ粘液腫」の2種類の混合ワクチンを打たなければいけません。

日本に入ってくる可能性

そこで心配になってくるのが、うさぎの致死率が高いウィルスが日本に入ってくることではないでしょうか。

兔ウィルス性出出血病は、感染すると内臓から出血し、更には目や鼻などからも出血して数日で死に至ってしまう恐ろしい病気です。

エボラ出血熱を思わせる感染症ですが、うさぎから人や他の動物にうつることはありません

しかし、そんな恐ろしい感染症が日本に入ってきたらと考えると怖くなってしまいますね。

日本では、海外からウィルスが持ち込まれないように輸出国政府発行の衛生証明書であったり、各種届出や動物検疫所での輸出検疫、輸入検疫など厳しく行っているので心配はありません。

ノミダニ予防は必要かも

3匹のうさぎ

兔ウィルス性出血熱でなくとも、日本国内ではうさぎの感染症は非常に稀であるため、他の感染症についての予防接種もないのですが、ノミダニ予防は必要かもしれません。

うちの子は外に出ないから大丈夫、と思っていても、家の中でもノミやダニの被害にあうことは多く、私たち人間が外から持ち帰ってしまうこともあるのです。

ここでは、ノミダニ予防の方法について見ていきましょう。

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家の掃除

うさぎのノミダニ予防では、家の掃除が欠かせません。
ノミは12℃以上、ダニは20℃以上の温度があれば活動することができ、繁殖します。

カーペットやラグマット、ソファーやぬいぐるみ、布団やベッド、畳、ホコリの中など、ノミやダニのいる場所はさまざまです。

うちは綺麗にしているから大丈夫、と思っているかもしれませんが、残念ながらノミやダニのいない家はありません

実害はなくとも、卵や幼虫、さなぎなどの状態で身近に潜んでいるだけなので、家の掃除はうさぎのためと思って頑張って行いましょう。

また、うさぎのケージ内うさぎの体に潜んでいることもあるため、うさぎのグルーミングも大切なノミダニ予防ですよ!

動物病院で予防してもらう

うさぎによっては、外に散歩に行くこともありますね。
家に帰ってからのグルーミングで予防することも大切ですが、場合によっては動物病院で予防してもらうことも必要です。

ノミダニ駆除薬を首の裏に垂らすだけですが、1ヶ月ほど効果が持続します。
外に出ることが多いうさぎは獣医師に相談してみましょう。

うさぎに予防接種は必要ない|まとめ

今回は、うさぎに予防接種は必要なのかと、予防接種を行う理由や時期についてご紹介しました。

今のところうさぎに予防接種は必要ありませんが、これから先どうなるかはわかりません。

ワクチン接種にはメリットもデメリットもありますが、今後うさぎに予防接種が必要になった時は、獣医師とよく相談してうさぎを感染症から守ってあげてくださいね。
また、ノミダニ予防にも気を付けてあげましょう。

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