猫は犬のように散歩の必要もなく、気ままでマイペースなため、一人暮らしで猫を飼っている人はたくさんいます。
でも、留守番ばかりさせたらやっぱりかわいそう…と猫を飼うことを悩んでいる人も多いです。
そこで今回は、猫を一人暮らしで飼うのはかわいそうなのか、一人暮らしならではの猫の飼い方やおすすめの間取りについてご紹介します。
猫が好きで、猫と一緒に暮らしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
猫を一人暮らしで飼うのはかわいそう?
一人暮らしだからかわいそうな思いをさせてしまうのではないか、と猫を飼うことをためらっているのであれば、それは間違いです。
一人暮らしでなくとも、猫にかわいそうな思いをさせている家庭は少なからず存在しています。
それはどんなことが原因となって、猫にかわいそうな思いをさせるのかを最初に知っておきましょう。
猫を飼う前に覚悟を決めて!
猫を飼うということは、その猫の命を預かることです。
いつまでも若いわけではなく、いつか年老いて介護が必要になることもあるでしょう。
飼い主になったら、猫が息を引き取る最期まで、責任を持つ覚悟が必要です。
それは一人暮らしでも、家族と一緒に暮らしていても同じことです。
そして、猫が病気やケガをした時には、病院へ連れていき治療を受けさせるなどの経済的負担も考えなければいけません。
猫にご飯を与え、快適な環境を作ってあげる、それができない時にかわいそうな猫となってしまうのです。
ですから、一人暮らしでもきちんと愛情を持ってお世話をしてあげれば、かわいそうなんてことはありませんよ!
猫の習性を理解すれば一人暮らしでも大丈夫!
一人暮らしの人がまず考えるのは、猫に留守番ばかりさせることがかわいそう、ということではないでしょうか。
しかし、猫は一日に16時間~20時間寝て過ごす動物です。
猫は基本的に自由気ままでマイペースですから、飼い主が不在でも一人で遊んだり寝て過ごしているため、留守番している時間は人間が思うほど苦にしていません。
その猫の性格にもよりますが、留守番を得意とする猫のほうが多いため、仕事に行って帰ってくるまでの間であれば、特に心配することもありません。
それでも心配であれば、もともとの性格が落ち着いていて、大人しく遊ぶことを好む猫種を選ぶのもいいでしょう。
一人暮らしにおすすめの猫種
・ブリティッシュショートヘアー
・メインクーン
・ラグドール
・ペルシャ
・ロシアンブルー 等
一人暮らしでの猫の飼い方は?
一人暮らしで猫を飼うとなると、どんなことに気をつけたらいいのか、何を準備したらいいのか、わからないこともたくさんありますね。
そこで、ここでは一人暮らしでの猫の飼い方をご紹介します。
必要なものを揃えよう!
まずは、猫に必要なものを揃える必要があります。
・猫用の食器を2つ(餌用と水用)
・猫用フード
・猫用おやつ
・トイレと猫砂
・爪とぎ
・キャットタワー
・猫用のおもちゃ
・猫用ベッドやマット
・ケージ
・ブラシ
・爪切り
・首輪
これらを揃えると、大体4~5万円くらいかかります。
猫のトイレにはペットシーツでもいいのですが、頻繁に交換できない一人暮らしであれば固まるタイプの猫砂のほうがいいでしょう。
爪切りやご飯のタイミング
猫は自分で爪とぎしますが、爪とぎは爪の先端を尖らせるのが目的なので、たまに肉球を押して、尖った部分が見えていれば切るタイミングです。
爪切りは自分ですることが不安であれば、動物病院やペットサロンなどで500円程度で行ってくれますよ!
また、猫にご飯を与えるタイミングを決めるのか、出しっぱなしにするかも重要です。
猫は犬のように、出されたご飯を食べきる習性はありません。
少し食べてから遊んで、お腹が空いてきたらまた食べるといった食べ方をします。
ですから、食べ残しだと思って飼い主が片づけてしまうと、猫は飼い主が帰ってくる夜までお腹を空かせて、留守中にゴミ箱をあさってみたり、食べものを探す行為をしてしまいます。
猫のご飯を朝と夜に与えると決めるなら、子猫のうちからしつけておく必要があります。
最近では自動餌食器も販売されているため、どういった与え方をするか考えて購入してもいいですね。
猫の危険を回避しよう!
家の中には、猫にとって危険がいっぱいです。
一人暮らしに限らずですが、留守中の猫の危険を予め回避する対策が必要になります。
猫が電気のコードをかじってしまえば、感電してしまうこともありますし、電気毛布や電気カーペットをつけっぱなしにすれば、低温火傷をしてしまうこともあります。
また、お風呂の浴槽に猫が落ちて溺れることもあれば、浴槽がすべって上に登れなくなることも考えなければいけません。
トイレやお風呂場に入ることのできないように、扉を閉めるだけでなく、お風呂の水は毎回抜いておく必要があります。
猫は狭いところが好きななので、隙間に入り込んで出てこれなくなってしまうこともあるため、隙間を塞ぐことも忘れてはいけません。
家に帰ったらたくさん遊んであげよう!
猫は留守番が得意とは言っても、飼い主とのスキンシップを必要とします。
仕事が終わって家に帰ったら、どんなに疲れていても毎日最低10分は遊んであげましょう。
猫がストレスを溜めてしまうと、病気の原因になるだけでなく、問題行動が多くなってしまいますよ!
ペットホテルやペットシッターを上手に利用しよう!
猫が留守番できる時間は、ご飯とお水がきちんと用意してあれば2日間です。
しかし、あくまで元気な成猫の場合であり、子猫や老猫、病気で体力のない猫では、半日~1日が限界です。
出張や旅行で家を開けることがある場合は、ペットホテルを利用するか、家族や友人に預けたり、ペットシッターを利用してください。
動物病院によっては、猫を預かってくれるところもあるので、家を空けることがある方は、猫を預かってくれる場所などを事前に調べておくといいでしょう。
猫を一人暮らしで飼うのにおすすめの間取りとは?
一人暮らしで猫を飼うにあたって、おすすめの間取りはあるのでしょうか?
広い部屋を借りるとなると、家賃も高くなり毎月の負担も大きいですね。
ここでは、猫を一人暮らしで飼うのにおすすめの間取りとはどんなものかについて、見ていきましょう。
物件選びは慎重に!
まず、部屋を決める前に、チェックすべきことは猫を飼ってもいい物件か?です。
ペットOKの物件は増えてきましたが、条件が細かく決められていることがほとんどです。
犬はいいけど猫はダメ、猫は1頭だけならいい、など、しっかりペット規約を調べる必要があります。
そして、新築物件は猫が傷を付け、退去費用をとんでもなく請求されるため、できるだけ避けましょう。
高層階に住みたい人も多いですが、猫が部屋から脱走して、ベランダなどから落ちてしまうことも考えられるので、高層階も避けましょう。
最後に、近所に動物病院があるかも大切です。
物件を選ぶ時は、慎重になりましょう。
ワンルームでも大丈夫
猫は、狭いところが大好きです。
ですから、壁際にキャットタワーやケージ、トイレが置ければ、ワンルームでも問題ありません。
ただ、猫は朝早くに動き出すため、寝ているところを起こされたくない人は、2つ部屋のある間取りの物件を探すほうがいいでしょう。
また、猫は高いところに登るのが大好きです。
タンスの上や食器棚の上、冷蔵庫の上など、器用に登ってしまいます。
家具の配置を考えたり、高いところに物を置かないようにするなどの工夫が必要です。
猫は一人暮らしでも飼える!|まとめ
今回は、猫を一人暮らしで飼うのはかわいそうなのかについてと、飼い方やおすすめの間取りについてご紹介しました。
猫は自由きままでマイペースですが、信頼している人には深い愛情を示してくれる、良いパートナーになってくれます。
一人暮らしで猫を飼っている人はたくさんいて、家で待っててくれる猫のために、毎日お仕事を頑張っています。
生活にもメリハリが出て、いつでもそばにいてくれる猫の存在は、とても大きなものになるでしょう。
これを機会に、一人暮らしの猫飼いデビューしてみませんか?