カラーポイントショートヘアーを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
カラーポイントショートヘアーというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はカラーポイントショートヘアーという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、カラーポイントショートヘアーの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
カラーポイントショートヘアーの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ・イギリス
- 一般的な体重 2~4kg
- 一般的な体高 25cm
- 平均寿命 13~15年
- 平均値段 20~30万円、日本国内での入手はかなり困難なため海外のブリーダーからの輸入が必要となり、ここに輸送費などがプラスされます。
カラーポイントショートヘアーの名前の由来
シャムを超える16種類ものカラーポイントをもつ短毛種の猫であることからこの名前がつけられました。
カラーポイントショートヘアーの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
カラーポイントショートヘアーにはどのような歴史はがあるのでしょうか?シャムと同じポイント模様を持ち、ポイント色のカラーバリエーションを増やす(シャムはシール、ブルー、チョコ、ライラックのみ)ことを目的に、1940年代からイギリスとアメリカで繁殖計画が始まりました
シールポイントを持つシャムとレッド系のアメリカンショートヘアーやアビシニアンとを交配し、シャムの性格、体格、被毛の長さを受け継ぎ、さらに伝統的な4色を超える16色のポイントカラーを持つ猫が誕生しました
現在カラーポイントショートヘアーはCFA(The Cat Fanciers’ Association)を含む3団体のみに公認されており、TICAなど他の認定団体ではこの品種をシャムの色違い、もしくはオリエンタルのどちらかに分類しており新しい品種としては認めていません
長毛の場合、ジャバニーズ(Javanese)という名前で登録(CFAのみ)されています。
カラーポイントショートヘアーの性格や特徴
カラーポイントショートヘアーには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでカラーポイントショートヘアーの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
カラーポイントショートヘアーの特徴や性格にはどんなものがある?
シャム譲りのすらりとしたボディに細長い手足、まっすぐな尻尾を持つ短毛の猫種です。
目は青色のアーモンド形の釣り目、顎が少しとんがっており、三角形の大きな立ち耳を持ちます。
最大の特徴は手足の先や鼻先、耳先などに濃い色の模様を持つポイントと呼ばれる毛色のパターンです。
現在認められているパターンは16色です。
シャム同様前足よりも後ろ足の方が長くなっています。
性格もシャムに似ており、依存心が強く、外交的で人に大変良く懐きます。
家族だけでなく、初対面の人でも甘えに行くことがあるほどです。
また人と遊ぶことが大好きです。
頭は賢いですが、やや嫉妬深く神経質な面があるため、子供や同居のペットを押しのけて愛情を求めることもあります。
他には声が大きくしゃべるようによく鳴いたり(鳴き声のパターンは100種類以上あるとも言われます)、やや繊細でストレスをためやすいなどシャムから受け継いだ面が強く出ています。
カラーポイントショートヘアーのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
カラーポイントショートヘアーの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより少し大きいことが多いです。
また、やんちゃで遊び好き、好奇心旺盛活行動的な傾向にあります。
メス:気まぐれでクール、しっかりした性格の子が多い傾向にあります。
カラーポイントショートヘアーをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
カラーポイントショートヘアーの価格相場は、20~30万円、日本国内での入手はかなり困難なため海外のブリーダーからの輸入が必要となり、ここに輸送費などがプラスされます。
です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
カラーポイントショートヘアーの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
カラーポイントショートヘアーの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
カラーポイントショートヘアーの毛色にはどんなものがある?
カラーポイントショートヘアーの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
レッド、クリーム、リンクス、トーティなど16種類のパターンが存在します。<
カラーポイントショートヘアーのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
カラーポイントショートヘアーのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
なし
カラーポイントショートヘアーに似た猫種
うちの子の種類は本当にカラーポイントショートヘアー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
カラーポイントショートヘアーの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
カラーポイントショートヘアーに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
カラーポイントショートヘアは遊び好きで運動を好む性格のため、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげましょう。
飼い主と触れ合うことが大好きなので、コミュニケーションの時間を多くとってあげることが重要です。
シャム譲りのストレスをためがちな面もあるため、大きな環境の変化(引っ越しや模様替え、新しい家族やペットが増えるなど)があった際は、体調や様子に普段よりも気遣ってあげる必要があります。
ストレスをためてしまうと、食欲不振、毛の艶が悪くなる、問題行動を起こす、病気になってしまうなどトラブルを招く可能性があります。
他にもストレス回避のために、静かな場所に落ち着ける居場所を用意してあげましょう。
ただし、人が好きな猫なので、一人になってしまうようなところに居場所を作るのはやめましょう。
留守の時間もなるべく短くしてあげた方がよいでしょう。
毛は短毛なので、普段のお手入れは週1回程度のブラッシングで十分です。
カラーポイントショートヘアーは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
カラーポイントショートヘアーにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
カラーポイントショートヘアーの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
筋肉量が多く、引き締まった体型の維持のために、高タンパクのご飯がおススメです。
また、美しい被毛の維持のためにも、消化性の高いタンパク源(魚、ラム、馬、七面鳥、アヒルなど)を原料に使用したものを選ぶとよいでしょう。
また、被毛の健康の維持のために、ビオチン、パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、コリン、亜鉛、EPA、DHAなどが含まれたご飯が望ましいです。
また、消化管の維持のために腸内細菌バランスを考えたもの、尿石症の予防のためにミネラル成分を調整したものを選んであげることでさらに健康の維持に役立つでしょう。
ストレスをためやすいので、ストレス軽減に効果のあるカモミールが含まれているものもおススメです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
カラーポイントショートヘアーの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
カラーポイントショートヘアーの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3000円~10000円程です。
カラーポイントショートヘアーのお風呂のペース
カラーポイントショートヘアーのお風呂のペースは、基本的に必要なし、汚れが気になるとき、もしくは多くても1ヶ月に1回程度が理想です。
カラーポイントショートヘアーにおすすめのグッズ
カラーポイントショートヘアーを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
毎日ほどよい運動を取り入れるために、キャットタワーや追いかける動きのできるおもちゃ(猫じゃらし、ボール、レーザポインターなど)を用意してあげましょう。
また、体の手入れのためにも爪とぎ、ブラシ、コームなども必要です。
猫は狭い場所にいると落ち着くので、ドーム型のベッドなども用意してあげるとよいでしょう。
動物病院への通院のために、キャリーバッグも必要です。
キャリーバッグに入りたがらない子は洗濯ネットでも代用できます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
カラーポイントショートヘアーの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
カラーポイントショートヘアーの平均寿命は13~15年です。
カラーポイントショートヘアーのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
カラーポイントショートヘアーがかかりやすい病気
カラーポイントショートヘアーがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
難聴、斜視、糖尿病、下部尿路疾患、腎不全、猫風邪、猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス感染症、猫汎白血病減少症、猫伝染性腹膜炎、猫伝染性貧血、甲状腺機能亢進症、肥大型心筋症、毛球症、胃腸炎、内部寄生虫症、巨大結腸症、悪性腫瘍、皮膚糸状菌症、皮膚炎、疥癬、耳疥癬、結膜炎、角膜炎、外耳炎、口内炎、歯周病
カラーポイントショートヘアーのよく使う薬・サプリ
整腸作用を目的として乳酸菌入りのもの、免疫システムの向上のためにL-リジンが含まれるもの、毛球症の予防に流動パラフィンやグリセリン・ワセリンが含まれるもの、下部尿路疾患の予防を目的としてDL-メチオニンやクランベリーが含まれるものなどが使用されます。
また、腎疾患になってしまった場合にはリンの吸着剤が含まれるものがよく使用されます。
カラーポイントショートヘアーの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
健康であっても、毎年混合ワクチンに6,000円、ノミ・寄生虫予防に10,000円ほど必要です。
健康診断を行う場合はここにプラス5,000円ほど追加されます。
他にも病気、例えば猫に多い尿路結石になってしまった場合は治療としてカテーテルによる排尿作業に5,000~10,000円程度、手術になってしまった場合30,000~100,000円程度、慢性的なものの場合療法食として3,500円~/月、ここに診察費や検査代、薬代などで10,000円程度が追加されます。
カラーポイントショートヘアーを飼っている主な著名人
現在調査中
カラーポイントショートヘアーに関するまとめ
カラーポイントショートヘアーの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
飼い主に従順で愛情深いことから、猫と積極的にコミュニケーションをとりたい方にはおススメです。
外交的で他の動物や子供とも仲良くできるので、犬のいる家庭でも飼育することができるでしょう。
被毛のケアに手間がかかるので、それを疎かにしてしまう方には向いていません。
日本では情報の少ない希少な品種なので、何か起こってしまったときに対応策をとれない猫の飼育初心者の方はやめておいたほうが良いと言えます。
また、日本にいるかぎり生体の入手が困難を極めるので、日本国内では別の品種の猫を飼うのが妥当でしょう。