シンガプーラを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
シンガプーラというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はシンガプーラという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、シンガプーラの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
シンガプーラの基本情報
- 原産国、地域:シンガポール
- 一般的な体重:2㎏~3kg
- 平均寿命:11~16年
- 平均値段:15~25万円
シンガプーラの名前の由来
シンガポールで発見された猫で、マレー語で「シンガポール」を意味する言葉が由来となっています。
原産国のシンガポールでは別名で「ドレインキャット」とも呼ばれていました。
シンガプーラの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
シンガプーラにはどのような歴史はがあるのでしょうか?シンガプーラは、シンガポールで野生化し下水道で暮らしていた猫をアメリカ人科学者のメドゥ夫妻が発見し、その後夫妻がその猫をアメリカに持ち帰って繁殖させたことに始まります。
1980年代に、大きな血統登録団体に登録されました。
しかし、シンガプーラの被毛の特徴がアビシニアンと似ており、またメドゥ夫妻は以前から「バーミーズ」と「アビシニアン」をシンガポールにも持ち込んで飼っていたため、シンガプーラはシンガポールで自然発生した純血種ではなく、バーミーズとアビシニアンの交配種ではないかとの疑問が呈されました。
そのため、登録を見送る血統登録団体もありましたが、CFA(The Cat Fanciers’ Association, Inc.)が調査を実施し問題ないという結論に至り、1988年に公認されました。
CFAが調査を行ったところ問題ないという結論に至り、1988年に猫種の「シンガプーラ」として公認されました。
シンガプーラの性格や特徴
シンガプーラには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでシンガプーラの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
シンガプーラの特徴や性格にはどんなものがある?
シンガプーラは、現在公認されている純血種では世界で最小の猫種で、成猫でも一般的な猫の生後6ヶ月くらいの体重のままで、別名「小さな妖精」とも呼ばれています。
一方目の大きさは他の標準的な猫と変わらないため、全体的に目の比率が大きくなり目立ちます。
また個性的な目の色が、シンガプーラの魅力の一つでもあり、通常生後2カ月ごろまでは、キトンブルーと呼ばれる青色をしています。
その後、瞳の色がさまざまに変化し、成猫になってグリーン、ヘーゼル、イエロー、銅色などに定着します。
ほかには、光沢のある絹のようになめらかな毛並みも特徴的で、ティッキングと呼ばれる、一本の毛に根元が薄く毛先は濃い濃淡色が交互に交じり合っている特長的な毛色を持っています。
かつてシンガポールで下水溝を走り回ってネズミを捕まえる生活をしていたため、活発で運動神経に優れ、好奇心旺盛で遊ぶことが好きです。
神経質な一面があり、環境の変化にストレスを感じることがあります。
シンガプーラのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
シンガプーラの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:人懐こく好奇心旺盛で、すぐに人に懐きます。
メス:オスに比べてやや警戒心がありますが、それでも人に慣れるのは早いです。
メス:自立心が強く、手がかかりません
感情表現が控えめでとてもおとなしいです。
シンガプーラをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
シンガプーラの価格相場は、15~25万円です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
シンガプーラの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
シンガプーラの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
シンガプーラの毛色にはどんなものがある?
シンガプーラの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
セピアセーブル・セピアアグーティ・セーブルアグーティなどです。
シンガプーラに似た猫種
うちの子の種類は本当にシンガプーラ?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
シンガプーラの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
シンガプーラに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
シンガプーラは神経質な一面を持ち、他の動物や猫と仲良くできない猫もいるため、多頭飼いはできるだけ避けた方が無難です。
また、シンガポール原産で、暑さには比較的強いですが寒さに弱い猫種なので、気温が低くなる冬には、こたつや電気毛布、エアコンなどで温度調整して快適に過ごせる環境を整えましょう。
広い飼育スペースは必要ではありませんが、甘えん坊でストレスを感じやすいので、一緒に過ごす家族がいる家庭が適しています。
身体能力は高いですが、運動量は多くないので、おもちゃを与えて積極的に遊ぶ機会を作ると運動不足か解消できます。
シンガプーラは、屋内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
シンガプーラにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
シンガプーラの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
特にシンガプーラ向けのフードは販売されていません。
一般的な小型猫のフードから選ぶことになります。
運動量はあまり多くないシンガプーラは、食べ過ぎによる肥満に注意する必要があります。
カロリーの高いおやつは控え、カロリーを抑えて猫が本来必要とする原材料を中心として、良質のタンパク質や必要な栄養素をバランスよく含んだフードを選ぶようにするよいでしょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
シンガプーラの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
シンガプーラの1ヶ月の食事代(エサ代)は、3750円前後程です。
シンガプーラのお風呂のペース
シンガプーラのお風呂のペースは、シンガプーラは短毛種なので、被毛の手入れにあまり手間はかかりませんが、皮膚疾患を防ぐためにもコームを使って週1~2回のブラッシングをしたり、1~2ヶ月に1回はシャンプーをするとよいでしょう。
シンガプーラにおすすめのグッズ
シンガプーラを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
シンガプーラはあまり運動量は多くありませんが、身体能力が高いのでキャットタワーがあるとよいでしょう。
1本柱よりも安定感のある2本柱のタイプがおすすめです。
かつてネズミを狩っていた猫であったため、ネズミのおもちゃへの食いつきが良いそうですので、ネズミの形をしたおもちゃを与えてみて下さい。
冬の寒い時期には、寝床に毛布や湯たんぽを用意するとよいでしょう。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
シンガプーラの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
シンガプーラの平均寿命は11~16年です。
シンガプーラのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
シンガプーラがかかりやすい病気
シンガプーラがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
一般的に猫がかかりやすい病気として各種感染症や下部泌尿器症候群がありますが、他にシンガプーラに特徴的な遺伝性疾患として、ピルビン酸キナーゼ欠損症による貧血があります。
肥大型心筋症もシンガプーラに発生しやすい病気といわれています。
シンガプーラのよく使う薬・サプリ
シンガプーラの美しい毛並みや毛艶を維持するために、たんぱく質や、たんぱく質の元となるアミノ酸や、免疫力の向上に役立つビタミンE、ビタミンCや抗酸化成分を補うサプリメントなどを利用してもよいでしょう。
シンガプーラの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
動物病院は自由診療ですので、治療費は病院ごとや地域により違いがあります。
日本獣医師会によると、一般的な平均の費用額としては、初診料 1,386円、往診料 2,232円、入院料 1日2,619円(ICU の場合は3,788円)となっています。
時間外の診察には別途費用がかかります。
シンガプーラを飼っている主な著名人
Perfumeかしゆか
シンガプーラに関するまとめ
シンガプーラの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
シンガプーラは、世界最小と言われるほどの小さい身体に大きなアーモンド形の目をしたとても愛らしい外見とシルクのような光沢のある毛並みが魅力の猫です。
身体能力は高いですが運動量はあまり多くなく、あまり鳴かないため、マンションなどの集合住宅でも飼うことができます。
そのため歴史はまた浅いですが日本でも人気が出ています。
一緒に遊んでしっかり愛情をかけてあげれば、よいパートナーになってくれるでしょう。