アビシニアンを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
アビシニアンというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はアビシニアンという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、アビシニアンの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
アビシニアンの基本情報
- 原産国、地域:エジプト
- 一般的な体重:3~5kg
- 平均寿命:13年前後
- 平均値段:20~25万円前後
アビシニアンの名前の由来
1870年頃、ヨーロッパでは、エジプトのことをアビシニアと呼んでいました。
当時、イギリス・エジプト戦争から帰還した兵士が持ち帰った猫が、アビシニア原産の猫という事で名付けられたと言われています。
アビシニアンの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
アビシニアンにはどのような歴史はがあるのでしょうか?諸説ありますが、アビシニアンは、エジプト原産の猫と考えられていて、古くはクレオパトラの愛猫だったと言われています。
また、エジプトの古代壁画や、出土品に描かれている猫がアビシニアンに似ていることもあり、エジプト原産と考えられています。
起源は不明ですが、1980年頃にアビシニア(エジプト)からイギリスにズーラと呼ばれる猫が持ち込まれ、その後交配されたのが始まりと言われています。
1920年頃にフランス、1930年代にアメリカで順次繁殖されるようになり、今では世界中でペットとして認知される猫になっています。
アビシニアンの性格や特徴
アビシニアンには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでアビシニアンの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
アビシニアンの特徴や性格にはどんなものがある?
アビシニアンはボディはしなやかで美しく、野性的で機敏に動きます。
クレオパトラの愛猫だっただけあり、非常に気品が美しさを兼ね備えています。
非常に活発で活動量の多い猫ですが、普段はほとんど声を出さず、発情期でもそれほどうるさくありません。
高いところが大好きで、飛び乗ったり飛び降りたり、立体的な行動が大好きです。
何にでも興味を示す好奇心旺盛な性格ですが、いたずらはそれほどしないので、比較的飼いやすい猫と言えます。
人懐っこく、人間と一緒にいるのが大好きなので、パートナーとして暮らすのに適しています。
アビシニアンのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
アビシニアンの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べると甘えん坊で、飼い主に身体をすり寄せて甘えてくる個体も多いです。
名前を呼ぶと、飛んで寄ってくる個体も多いです。
メス:オスに比べると自立心が高く、一般的な猫らしい性格をしています。
元来甘えん坊の猫種なので、甘えん坊の時と、距離を置く時とハッキリしているかもしれません。
アビシニアンをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
アビシニアンの価格相場は、20~25万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
アビシニアンの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
アビシニアンの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
アビシニアンの毛色にはどんなものがある?
アビシニアンの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブルー、ルディ、レッド、フォーンなどです。
アビシニアンに似た猫種
うちの子の種類は本当にアビシニアン?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
アビシニアンの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
アビシニアンに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
アビシニアンは非常に活発な猫のため、おもちゃなどを使ってしっかりと遊んであげることが大事です。
そして賢くて、甘えん坊な反面、神経質な一面もあるので、ややストレスを溜めやすい傾向があります。
お留守番などで一人の時間が長い場合は、帰宅後にしっかりと遊んであげてストレスを解消してあげましょう。
あまり狭い室内で飼うと、その場合もストレスを抱えてしまいがちです。
キャットタワーなどを利用して、なるべく立体的にも遊べる環境を作ってあげましょう。
ただ、活動量が豊富な事から、思わぬケガをしてしまうこともあるので、注意が必要です。
遊んでいる所を注意すると、ストレスを溜めてしまうので、バランス良くしつけをしてあげなくてはなりません。
また、短毛種ではありますが、ダブルコートのため定期的なブラッシングが必要です。
美しい毛並みを維持するためにも、しっかりとブラッシングしてあげましょう。
もともと水分の摂取量が少ないため、気づかないうちに水分不足になりがちです。
水分不足から腎臓病を引き起こしやすいため、しっかりと水を飲んでいるか観察をしてあげることも大事です。
食べ物についても、好奇心旺盛な性格のため、ついつい何でも口に入れてしまいがちです。
口に入ってしまう小さな物や、毒性のある食べ物など、しっかりと管理しておくことが大事です。
アビシニアンは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
アビシニアンにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
アビシニアンの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
アビシニアンは太りやすい体質のため、引き締まった美しい身体を維持するためにも、高タンパクで低脂肪のエサをあげると良いでしょう。
穀物は苦手で、穀物を多く使用しているエサを与えてしまうと、消化器官に負担をかけてしまいます。
そのため、グルテンフリーのエサを与えるのもひとつです。
甘え上手な性格のため、ついついおやつを沢山あげてしまいがちですが、前述の通り、太りやすい体質のため、ほどほどにしてあげましょう。
また、おやつをあげる場合も、高タンパク質、低カロリーのおやつを選んであげましょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
アビシニアンの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
アビシニアンの1ヶ月の食事代(エサ代)は、3000円~5000円程です。
アビシニアンのお風呂のペース
アビシニアンのお風呂のペースは、短毛種のため、猫自身のグルーミングでも十分にキレイに保てますが、お水を怖がらない猫が多いため、月に1度程度入れてあげると良いでしょう。
万が一、水を怖がる個体の場合は、無理に入れなくても大丈夫です。
アビシニアンにおすすめのグッズ
アビシニアンを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
活動量が多く、立体的な行動が好きなので、キャットタワーなどで立体的な活動が出来る環境を作ってあげましょう。
好奇心旺盛で、遊ぶ事が大好きなので、複数のおもちゃを用意してあげると良いでしょう。
また、特徴的な美し毛並みを維持するためにも、ブラッシング用のブラシは必須です。
水分摂取量を減らさないために、水場を殖やしてあげたり、自動給水器を設置するのも効果的です。
歯周病や歯肉炎を起こしやすい猫種でもありますので、歯ブラシ、歯磨きシートや歯石予防のフードなど、オーラルケアグッズも揃えておくと良いでしょう。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
アビシニアンの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
アビシニアンの平均寿命は13年前後です。
アビシニアンのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
アビシニアンがかかりやすい病気
アビシニアンがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
腎臓病、糖尿病、進行性網膜萎縮、ピルビン酸キナーゼ欠損症、細菌性尿路感染、マイコバクテリア症、猫伝染性腹膜炎、腎アミロイドーシス、重症筋無力症、歯周病、歯肉炎
アビシニアンのよく使う薬・サプリ
腎臓病の予防にオメガ3脂肪酸、乳酸菌のサプリメントがよく使われます。
万が一、腎臓病になってしまった場合、体内の老廃物の排出を促す薬がよく使われます。
また、歯周病、歯肉炎の予防にDB9011株、口腔内善玉菌のサプリメントが使用されます。
アビシニアンの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
アビシニアンが掛かりやすいとされる腎臓病の場合、検査診察に初診料1,000円、血液検査10,000円、尿検査1,500円、レントゲン検査6,000円、ウイルス検査8,000円かかります。
治療が必要な場合、老廃物の排出を促す薬2,000円、輸液1,500円、ホルモン剤3,500円、腎臓病用の療養食500円(500g)掛かると言われています。
入院治療が必要な場合、入院費や点滴代が10,000円が入院1日につき掛かります。
アビシニアンを飼っている主な著名人
徳井義実、鈴木えみ、あいのり桃、水原希子
アビシニアンに関するまとめ
アビシニアンの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
好奇心旺盛で活発、ちょっと神経質。
そんなアビシニアンは一見飼いづらそうなイメージを抱きがちですが、決してそんなことはありません。
賢くて、しっかりとコミュニケーションが取れるので、大人になるにつれて落ち着いてきます。
甘えん坊で、遊ぶのが大好きな性格なので、猫と沢山遊びたいという人に最適な猫です。
反対に留守がちな人にはあまり向いていないと言えます。
しっかりと猫との時間を作って上げることで、かけがえのない信頼関係を作れる猫でしょう。