オシキャットを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
オシキャットというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はオシキャットという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、オシキャットの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
オシキャットの基本情報
- 原産国、地域:アメリカ
- 一般的な体重:3.5~6kg
- 平均寿命:10~16年前後
- 平均値段:15万円~30万円前後
オシキャットの名前の由来
作出者の娘が「オセロット」という名前を覚えられず、生まれたスポット柄の猫を「オシキャット」と呼んでいたことから名付けられました。
オシキャットの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
オシキャットにはどのような歴史はがあるのでしょうか?オシキャットはシャム猫とアビシニアン、アメリカンショートヘアとの交配の結果生まれたミックス猫です。
1964年に作出者がシャム猫とアビシニアンを交配するとアビシニアンに似た子猫が生まれ、さらにその猫をシャム猫と交配させるとポイント柄のアビシニアンシャムだけでなくアイボリーにゴールドスポット柄をした子猫が生まれます。
しかし、作出者の目的とは違う猫だったため、「トンガ」と名付けられペットとして売りに出します。
その後も繁殖を繰り返した所、何度もトンガのようなスポット柄をもつ猫が生まれたため新しい猫種として確立されていったのです。
1986年にはTICAに、1987年にはCFAに公認登録されることになりました。
オシキャットはヨーロッパにも輸出されたり、イギリスやドイツでも独自に繁殖が行われ、1998年にはイギリスのGCCFにも登録されたのです。
アメリカンショートヘアはこの猫のサイズを大きくしたりシルバーカラーを取り入れるなどに貢献したと言われています。
オシキャットの性格や特徴
オシキャットには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでオシキャットの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
オシキャットの特徴や性格にはどんなものがある?
オシキャットはワイルドな見た目から冷たい、なつきにくいと思われがちですが、その見た目とは裏腹に、猫の心を持った猫と言われるほどフレンドリーな性格をしています。
家庭的で甘えん坊で飼い主以外にすり寄ったり、呼ぶと返事をしてくれることもあります。
人見知りが少なくほかのペットや子供とも仲良くしてくれます。
特徴として頭は丸みのあるくさび型でクーガーフェイスといわれるV字型の顔に大きな耳、アーモンド形の大きな目をしています。
目はブルー以外が認められています。
まっすぐで長い尻尾の先は黒、筋肉質のしっかりとした体をしています。
中でもオシキャットの最大の特徴はスポッテドタビーでヒョウのように同じ大きさの斑点模様があります。
オシキャットのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
オシキャットの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:他の猫種と同様に甘えん坊なことが多いです。
去勢前はマーキングをします。
メス:他の猫種と同様に気まぐれな傾向があります。
オシキャットをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
オシキャットの価格相場は、15万円~30万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
オシキャットの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
オシキャットの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
オシキャットの毛色にはどんなものがある?
オシキャットの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
タウニー(ブラウン)、チョコレート、シナモン、ブルー、ラベンダー、フォーンとこれらのシルバー、エボニーシルバーの計12色が公認されています。
オシキャットに似た猫種
うちの子の種類は本当にオシキャット?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
オシキャットの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
オシキャットに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
オシキャットは「犬のような性格や知性の猫」と呼ばれる猫種の1つです。
しつけがしやすく、呼ばれれば来る、ボールをとってくる、お座り、リードとハーネスで散歩ができ、犬と変わらない生活習慣ができるともいわれています。
特にボール遊びが好きで、投げると一目散に駆けていってボールを探し出してもってくるという遊びが好きなようです。
しかし、ワイルドな見た目と裏腹に甘えん坊なので留守番が苦手です。
弱気なところや依存心が高いので多頭飼いをすると猫同士のケンカに負けてストレスになってしまう可能性があるので注意が必要です。
もし留守が多い家庭で飼うのであれば相性のいい猫と2匹で飼育してあげます。
猫と飼育するのであれば、穏やかで面倒見のいい性格の猫と飼育するのが良いです。
オシキャットは、室外で飼うことはおすすめしません。
寄生虫に感染したりや病気になったり事故にあう可能性があり、寿命が短くなるかもしれないからです。
室内飼いが理想です。で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
オシキャットにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
オシキャットの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
オシキャットは歯肉炎になりやすい猫種です。
飼い主の中で、ウェットフードは歯肉炎になりやすいので与えないほうが良いという噂が流れていますが、それは歯磨きなどのケアをしなかった場合です。
しかし、大粒でやや硬さのあるドライフードであればわずかではあるものの歯磨き効果が期待できます。
また、歯磨き効果を狙うのであれば繊維質を豊富に含んだフードがおすすめです。
オシキャットは筋肉質な体つきをしているので筋肉を保つために適度にたんぱく質が含まれたフードを選びます。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
オシキャットの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
オシキャットの1ヶ月の食事代(エサ代)は、2500円~4000円前後程です。
オシキャットのお風呂のペース
オシキャットのお風呂のペースは、猫はもともと体臭が少なく自分で毛繕いをするのでシャンプーの必要がないです。
年に1~2回、どんなに多くても2ヵ月に1度程度が目安です。
抜け毛が多い猫種ではありませんが、美しいスポッテドタビーを維持するために1日1回のブラッシングをしてあげます。
オシキャットにおすすめのグッズ
オシキャットを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
オシキャットは高いところを好みますが、体が大きめのため、しっかりと固定できるタイプのキャットタワーを選びます。
寒がりなので安心して寝られるドームとその中にフリースなどを入れて暖かい場所を作ってあげます。
冬場には湯たんぽを入れてあげても良いです。
歯肉炎になりやすい猫種なので歯磨きが欠かせないです。
そのため歯ブラシを用意してあげます。
遊び好きな性格なので、とってこいの遊び用にボールなどおもちゃを用意してあげます。
小さくて壊れやすいものではなくしっかりとした作りの壊れにくいおもちゃを選びます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
オシキャットの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
オシキャットの平均寿命は10~16年前後です。
オシキャットのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
オシキャットがかかりやすい病気
オシキャットがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
歯肉炎、腎臓病、毛球症、尿路結石
オシキャットのよく使う薬・サプリ
歯の疾患に効果のあるDB9011株や口腔善玉菌が含まれるサプリや歯周病予防のたみにプロバイオティクス(有効微生物)を使用します。
オシキャットの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
オシキャットが歯周病になった場合、どれくらい進行しているのかで治療法が変わってきます。
治療法が変わるということは治療費も変わってきます。
比較的軽度であれば内服薬で済みますが進行していると麻酔をかけて歯垢除去したり、もっと進んでいると抜歯や、最悪手術になります。
内科療法であれば13000円前後でおさまります。
麻酔をかけて歯垢除去、抜歯を行う場合は45000円前後、手術になると40000円~90000円前後かかります。
手術後、入院が必要となればこれに入院費もかかってきます。
オシキャットを飼っている主な著名人
松田翔太、三谷幸喜
オシキャットに関するまとめ
オシキャットの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
オシキャットはそのワイルドな見た目と甘えん坊というギャップから人気のある猫種です。
歯肉炎や腎臓病にかかりやすいですが腎臓病は猫全体がかかりやすい病でもありますので歯磨きのケアさえしっかりとできれば丈夫な猫とも言えます。
1日1回のブラッシング、歯磨きが苦にならない人、人懐っこく従順なので初めて猫を飼う人、猫に甘えてもらいたい人、鳴き声が小さく控えめなので集合住宅に住んでる人におすすめです。