ラグドールを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ラグドールというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はラグドールという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ラグドールの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ラグドールの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重4.5~8kg
- 一般的な体高現在調査中
- 平均寿命13年前後
- 平均値段15~30万円前後
ラグドールの名前の由来
ラグドールは英語で「Ragdoll」、ぬいぐるみを意味します。
激しい動きをせず、抱っこが大好きという性質から名付けられました。
ラグドールの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ラグドールにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ラグドールを最初に作出したのはアメリカ・カリフォルニア州に住む、ペルシャ猫のブリーダーです。
飼っていた猫と地域で暮らしていた外猫を交配させて生まれた子猫が基礎になったと言われています。
作出した人物はラグドールを新しい品種として育成するとともにビジネスにしようと考えました。
このためラグドールは登録商標でもあります。
そして既存の猫血統登録団体に登録せず、新しい団体、IRCAを立ち上げ、フランチャイズビジネスの本部にしようと考えます。
繁殖目的の人にはフランチャイズ契約を結び、猫を譲渡していました。
このようなビジネスの仕組みに疑問を抱いたある夫婦がフランチャイズ契約を行っていない猫をもとに新たに繁殖を行うことにします。
そして1970年代以降、固定化したラグドールは初期に作出した人物以外の繁殖者によって有力な血統管理団体、CFAやGCCF、FIFeに登録されます。
ラグドールの性格や特徴
ラグドールには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでラグドールの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ラグドールの特徴や性格にはどんなものがある?
ラグドールは激しい運動よりもリラックスして過ごすことを好みます。
成猫は活発的ではありませんが、成猫になるまで3~4年の時間を要し、その間は一般の猫のように活発です。
人懐こく抱っこされることを好む温厚な猫です。
子供や他のペットとも物怖じせずに仲良くでき、ちょっかいを出されても我慢強く耐えます。
ラグドールは頭がよく賢いので人間の言葉を理解し飼い主に従順で、用事があるときぐらいしか鳴かない物静かな性格をしています。
一方で帰巣本能が強いと言われています。
自分を取り巻く環境の変化を好みません。
ラグドールは顔や手足に特徴的な斑の入る毛色のミディアムロングの被毛を持ち、大きな体に筋肉質なボディのロング&サブスタンシャルタイプです。
大きめな頭にややつり上がったアーモンド型の青い目をしていて丸い頬を持ちます。
尻尾は体長と同じぐらいの長さがあります。
ラグドールのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ラグドールの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べて活発で甘えん坊です。
メス:オスに比べて神経質な傾向があり、気分屋な性格をしています。
ラグドールをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ラグドールの価格相場は、15~30万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ラグドールの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ラグドールの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ラグドールの毛色にはどんなものがある?
ラグドールの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
シール、ブルー、レッド、クリーム、ライラックのポイント、これらのタビーポイント、バイカラー、トーティがあります。
ラグドールのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ラグドールのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
ラグドール×サイアミーズ、ラグドール×ロシアンブルー、ラグドール×ベンガルなどです。
ラグドールに似た猫種
うちの子の種類は本当にラグドール?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
ラグドールの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ラグドールに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
頭がよく扱いやすいのでしつけは難しくありません。
体が大きいので運動したり遊べるような環境づくりをしてあげます。
遊んでいる時にケガをしないように家具の配置にも気を配ります。
活発的ではありませんが猫なので遊ぶことは好きです。
太りやすい傾向にあるので小さなおもちゃなどで適度に遊んであげます。
ラグドールは帰巣本能が強く家に初めて迎え入れたときや、引っ越しなどで新しい家に移るとき、場合によっては模様替えなどでも神経質になりがちです。
新しい環境に慣れるまでハウスやケージなどの安心して過ごせるスペースを用意し、そっとしておいてあげることが大切です。
鳴き声が小さいがゆえに閉じ込め事故の多い猫種です。
鈴付きの首輪をつけるなどして閉じ込めてしまったことに気づかないというトラブルを防ぎます。
ラグドールは、室外で飼うことはおすすめしません。
寄生虫に感染したりや病気になったり事故にあう可能性があり、寿命が短くなるかもしれないからです。
そのおっとりとした穏やかな性格から、外の危険に対応できません。
このことからも室内飼いが理想です。で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ラグドールにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ラグドールの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
ラグドールは筋肉質でがっちりとしたボディのサブスタンシャルタイプです。
一般的な猫と比べると運動量が少ないですがその大きな体を支える筋肉を保つためにも良質なたんぱく質が多く含まれているものを選びます。
添加物は消化・吸収の妨げになりますので人工の香料、保存料、着色料などが使われていないものを選びます。
猫はもともと肉食動物なので穀物の消化が苦手です。
大量の穀物を消化すると消化器官に負担がかかり猫によっては嘔吐や下痢をしたりします。
腸でうまくご飯を消化できないと栄養不足に陥ります。
その点グレインフリーのキャットフードは穀物を使用していないので消化に負担の少ない食事と言えます。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ラグドールの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ラグドールの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約5200円前後程です。
ラグドールのお風呂のペース
ラグドールのお風呂のペースは、猫はもともと体臭が少なく自分で毛繕いをするのでシャンプーの必要がないです。
しかし、ラグドールは被毛が厚いので月1回を目安に行います。
ブラッシングとコーミングは朝と晩の2回行うのが理想的です。
ラグドールにおすすめのグッズ
ラグドールを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
運動不足解消にキャットタワーが必要です。
ラグドールは高いところを好む性質ではありません。
体が大きく体重もあるので低めで重量に耐えられるもの、乗った時に倒れたりしないようなものを選びます。
ブラシとコームも子猫の時に用意します。
セミロングでマメなブラッシングが必要な猫種ですが、子猫の時からブラッシングに慣らしておかないとのちのちブラッシング嫌いの猫になってしまいます。
また、ラグドールは体が大きいので猫用トイレも大きめなものを選びます。
帰巣本能が強い猫なので環境の変化があるときには事前に慣らしておいた安心できるハウスやケージを用意します。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ラグドールの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ラグドールの平均寿命は13年前後です。
ラグドールのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ラグドールがかかりやすい病気
ラグドールがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
肥大性心筋症、多発性のう胞腎、膀胱炎、尿結石、毛球症
ラグドールのよく使う薬・サプリ
毛艶、毛並み改善のために「アミノ酸」、腸内毛玉に有効な「流動パラフィン」「白色ワセリン」「植物油」などのオイル、食物繊維、乳酸菌、酵素などが含まれているサプリメントを用いることがあります。
ラグドールの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
多発性のう胞腎は治療法がありません。
ラグドールが肥大型心筋症になった場合、治療は内科療法で様々な症状が起こるため対症療法を行います。
初診の場合、診察料(初診料)1,000円、検査代金(エコー)4,000円、レントゲン検査4,500円、血液検査12,000円、心電図3,500円、内服薬(7日分)3,000円の合計28,000円前後、心不全を起こして入院をした場合、診察料(再診料)500円、入院費用(約7日分)50,000円、血液検査などの検査料金10,000円、内服薬(1週間分)3,000円の合計63,500円前後かかります。
血栓閉塞症をおこした場合は治療費は2倍以上になります。
また、診断が下りた場合は生涯治療が必要で治ることのない病気です。
ラグドールを飼っている主な著名人
ローラ、菅(パンサー)、上野樹里
ラグドールに関するまとめ
ラグドールの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ラグドールはその穏やかな性格と抱っこが大好きという甘えん坊な性格から世界中で人気のある猫種です。
鳴き声が小さく、激しい運動を好まない、爪とぎなどのマーキング行動をあまりしないことから集合住宅にもぴったりの猫種です。
他のペットとも仲良くできて留守番も上手にこなせます。
しかしさみしがり屋ですので猫とスキンシップを多めに取りたい、猫と過ごす時間を多めに取りたい人に向いています。