ロシアンブルーを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ロシアンブルーというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はロシアンブルーという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ロシアンブルーの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ロシアンブルーの基本情報
- 原産国、地域 ロシア
- 一般的な体重 3~5kg
- 一般的な体高 40~60cm
- 平均寿命 11年前後
- 平均値段 15万円前後
ロシアンブルーの名前の由来
はっきりとした由来は分かっていませんが、ブルーの美しい被毛を持ち、ロシアの皇帝に寵愛されていたことから名付けられたと言われています。
ロシアンブルーの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ロシアンブルーにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ロシアンブルーの起源については諸説ありますが、ロシア北部のアルハンジェル島という場所に自然発生したという説が一般的です。
その後ロシアの水夫たちによってイギリスへ持ち込まれ、飼い猫として人気が広がりました。
その頃はまだ決まった名前がなく様々な愛称で呼ばれており、1880年頃になると「アークエンジェルキャット」という名前でイギリスのキャットショーに出陳されていました。
その後1990年代にイギリスで血統登録がされ、正式に「ロシアンブルー」という名前が決められました。
第二次世界大戦後はその数が減少し絶滅の危機に陥り、ブリティッシュショートヘアやシャムなどの品種と交配が行われました。
そしてこれらを一つの血統に統合することで、現在のロシアンブルーの姿になったと言われています。
ロシアンブルーの性格や特徴
ロシアンブルーには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでロシアンブルーの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ロシアンブルーの特徴や性格にはどんなものがある?
ロシアンブルーの特徴は何と言ってもその美しい被毛とエメラルドグリーンに輝くアーモンド型の瞳です。
ベルベットのように滑らかで美しい被毛は、1本1本が数色の帯からなっている「ティッキング」になっており光の加減でシルバーに輝きます。
瞳の色は子供の頃はブルーですが、成長するにつれてエメラルドグリーン変化していきます。
体つきも細身で手足が長く、歩く姿もとてもエレガントです。
また口角がかすかに上がっており微笑んでいるように見えることから「ロシアンスマイル」と呼ばれ、多くの人々を魅了しています。
ロシアンブルーは非常におとなしく鳴き声も小さいため「ボイスレスキャット」と呼ばれることがあります。
おとなしい性格の上、飼い主にとても従順ですので、家庭での飼育には適した猫であると言えるでしょう。
ただし非常に警戒心が強く繊細な性格のため、時として凶暴になることがありますので注意が必要です。
ロシアンブルーのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ロシアンブルーの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりも少し大きくしっかりとした体つきをしています。おとなしく従順な性格ですが好奇心が旺盛です。
メス:オスに比べて行動範囲が狭いです。また俗に言う「ツンデレ」のような性格で飼い主を翻弄します。
ロシアンブルーをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ロシアンブルーの価格相場は、15万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ロシアンブルーの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ロシアンブルーの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ロシアンブルーの毛色にはどんなものがある?
ロシアンブルーの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブルーです。
ロシアンブルーのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ロシアンブルーのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドとのミックスなどです。
ロシアンブルーに似た猫種
うちの子の種類は本当にロシアンブルー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
ロシアンブルーの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ロシアンブルーに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
ダブルコートと呼ばれる2層の被毛を持っているため寒さには強いです。
しかし暑さには弱いので、気温の上がる夏は飼育環境に特に注意が必要です。
夏のお留守番はクーラーをつけたままにしておくなど、室温が上がり過ぎないように工夫しましょう。
また警戒心が強く人見知りも激しいです。
ストレスがたまると途端に凶暴化してしまうことがありますので、あまり刺激を与えないよう飼育環境には十分に配慮しましょう。
とても賢い猫ですので、しつけに苦労することはほとんどありませんが、繊細な性格でプライドも高いので、大きな声で叱りつけたりすることは避けるようにしましょう。
ロシアンブルーは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ロシアンブルーにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ロシアンブルーの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
ロシアンブルーは遺伝的に糖尿病になりやすい猫です。
またおとなしい性格であまり活動量も多くないため、肥満のリスクも高いです。
これを避けるため、炭水化物が少なく低カロリーのエサを選ぶようにし、余分な脂質や糖質を抑えてあげることが大切です。
グレインフリーのエサもオススメです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ロシアンブルーの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ロシアンブルーの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約5000円前後程です。
ロシアンブルーのお風呂のペース
ロシアンブルーのお風呂のペースは、短毛種ですのでお手入れにはそこまで神経質になる必要はありません。
1日に1回程度のブラッシング、濡れタオル等で体を拭いてあげる程度で十分です。
しかし換毛期には一気に抜け毛が増えますので、抜け毛を一気に取り除く意味も含めて1ヶ月に1回程度はシャンプーをしましょう。
ロシアンブルーにおすすめのグッズ
ロシアンブルーを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
ロシアンブルーは高い場所を好むためキャットタワーやキャットウォークを準備してあげると良いでしょう。
あまり活動量が多くなく肥満になりやすいため、体を動かして遊ぶことができるおもちゃも用意しましょう。
また、短毛種ですがダブルコートなので「ファーミネーター」や「ピロコーム」を使って被毛のお手入れをするのがオススメです。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ロシアンブルーの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ロシアンブルーの平均寿命は11年前後です。
ロシアンブルーのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ロシアンブルーがかかりやすい病気
ロシアンブルーがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
糖尿病、肥満、尿管結石症
ロシアンブルーのよく使う薬・サプリ
美しい被毛を維持するために必要なオメガ3脂肪酸・サーモンオイル、尿管結成予防にキナ酸が使用されます。
ロシアンブルーの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
尿管結石症になった場合、その重症度によって治療費にも開きがあります。
軽症の場合、投薬治療のみで治療費や検査料を合わせて4500円~13000円程度。
カテーテル治療が必要な場合は8000円~18000円程度。
重症で手術が必要な場合は入院費も含めて40000円以上はかかります。
糖尿病は治療の度にインスリン注射が必要です。
通院1回5000~20000円。最終的には400000円程度必要です。
ロシアンブルーを飼っている主な著名人
北村一輝、小泉今日子、内藤剛志、梨花
ロシアンブルーに関するまとめ
ロシアンブルーの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
その美しく高貴な姿で多くの人を魅了するロシアンブルーは、従順でおとなしく家庭での飼育に適した猫と言えるでしょう。
その繊細さと警戒心の強さから、時として凶暴な性格が顔を出すことがありますので飼育環境には十分な配慮が必要ですが、基本的には頭も良くしつけやすいです。
お留守番も無理なくこなすことが出来るでしょう。