シャルトリューを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
シャルトリューというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はシャルトリューという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、シャルトリューの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
シャルトリューの基本情報
- 原産国、地域 フランス
- 一般的な体重 3~6.5kg
- 一般的な体高 現在調査中
- 平均寿命 12~15年前後
- 平均値段 15~30万円前後
シャルトリューの名前の由来
名前の由来については諸説ありますが、フランスのシャルトリューズ修道院で飼われていた猫がシャルトリューの祖先であることから名付けられてと言われています。
「微笑み猫」「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」とも呼ばれます。
また、ロシアンブルー、コラットと並んで銀灰色の御三家とも言われています。
シャルトリューの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
シャルトリューにはどのような歴史はがあるのでしょうか?シャルトリューの起源については諸説あり、真偽のほどは定かではありませんが「十字軍の時代にヨーロッパに持ち込まれた猫の子孫である」「フランスの修道士が生み出したシャルトリューズというリキュールと関係している」などの説があります。
しかし、16世紀以降の文献や絵画に登場しており、18世紀には「フェリス・カートゥス・コエルレウス」という学術名がつけられていることから少なくともこの時代には存在していたとされています。
第二次世界大戦に入ると生活の負担からペットとして飼える余裕がなくなった、シャルトリューが毛皮として使用され、人気があったことなどからその数は激減します。
戦後は個体数が少なく、そのまま個体数を増やすことが困難であったことから、ペルシャとブリティッシュブルーと異種交配されます。
20世紀半ば以降、個体数が増えたシャルトリューはアメリカ他海外に輸出されたものの、ブリティッシュブルーと異種交配したことから同じ猫として混同する動きがありました。
その後、TICAやCFA、FIFeに認められることとなりました。
シャルトリューの性格や特徴
シャルトリューには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでシャルトリューの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
シャルトリューの特徴や性格にはどんなものがある?
シャルトリューは穏やかで人懐っこく、非常に忍耐強い猫です。
頭がよく、飼い主に従順なことから「犬のような猫」と言われています。
子供や年配の相手もしてくれる猫なので広い年齢層向けと言われており、初めて猫を飼う人にとっても最適な猫です。
遊ぶことが大好きで活発な面があります。
甘えることが好きですが嫉妬深いわけではなく、さりげなく人のそばにいることを好みます。
被毛はダブルコートで肩幅が広く、がっしりした体形をしています。
手足や首が短めで、体の割に細い四肢をしていてじゃがいもにマッチ棒をさしたようだと表現されることがあります。
頭は丸く、鼻先に向けて細くなっていて、「微笑み猫」と言われている通り口元がほほ笑んでいるように見えます。
大型のセミコビータイプで、目はオレンジ、ゴールド、カッパー色のいずれかの色をしています。
シャルトリューのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
シャルトリューの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べ体が大きく、活発で甘えん坊な傾向にあります。
メス:オスに比べ体が小さく、比較的おとなしく、人懐こいのでしつけがしやすい傾向にあります。
シャルトリューをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
シャルトリューの価格相場は、15~30万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
シャルトリューの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
シャルトリューの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
シャルトリューの毛色にはどんなものがある?
シャルトリューの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブルーのみで、シルバーのティッピングがあります。
シャルトリューのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
シャルトリューのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
シャルトリュー×エキゾチック、シャルトリュー×アメリカンショートヘアなどです。
シャルトリューに似た猫種
うちの子の種類は本当にシャルトリュー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
シャルトリューの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
シャルトリューに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
とても賢い猫なのでしつけのしやすい猫種です。
トイレや爪とぎなどしっかりと教えてあげれば自分でできるようになります。
いたずらをしたときは怯えさせるのではなく、愛情をかけてはっきりと「ダメ」と教えてあげます。
子猫の頃から体つきがしっかりとしていて食事量も一般の猫より多めです。
運動好きですが太りやすい体質でもあるので運動不足や肥満に注意します。
賢いので巧妙ないたずらをすることがあります。
壊されて困るようなものはシャルトリューの活動範囲に置かないようにします。
大きな体でたくさん遊ぶので家具などが転倒しないよう配置に気をつけます。
毛が抜けやすい猫種なので猫アレルギーの人は注意が必要です。
シャルトリューは、室外で飼うことはおすすめしません。
寄生虫に感染したりや病気になったり事故にあう可能性があり、寿命が短くなるかもしれないからです。で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
シャルトリューにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
シャルトリューの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
シャルトリューは筋肉質でたくましい体格をしており、遊び好きで活発な猫なので筋肉づくりを意識した食事を与えることが重要です。
筋肉づくりに欠かせないたんぱく質が豊富に含まれていて栄養バランスが良いものを選びます。
被毛を美しく保つための「タウリン」「オメガ脂肪酸」「サーモンオイル」が含まれているもの、抜け毛の多い猫なので毛玉ケアに「オリゴ糖」やサツマイモなどの「食物繊維」が含まれているものがおすすめです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
シャルトリューの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
シャルトリューの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約4800円前後程です。
シャルトリューのお風呂のペース
シャルトリューのお風呂のペースは、短毛種なので半年に1度を目安に行います。
ブラッシングは週に1~2度行います。
シャルトリューにおすすめのグッズ
シャルトリューを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
肥満になりやすく、遊び好きなのでおもちゃを使って遊んであげます。
おもちゃは誤飲などの事故を防ぐために壊れにくく頑丈なものを選びます。
また、キャットタワーも必須です。
運動不足にならないよう高低差のあるものが良いですがシャルトリューは体が大きく体重もあるので倒れないよう、天井と床で突っ張るタイプのものがおすすめです。
抜け毛が多い猫種なので毛球症を防ぐためにもブラッシングが欠かせません。
スリッカーを嫌がる場合はラバーブラシを使います。
ダブルコートで暑さに弱い猫種なので夏場は冷房と併用してペット用の冷却マットがあると良いです。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
シャルトリューの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
シャルトリューの平均寿命は12~15年前後です。
シャルトリューのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
シャルトリューがかかりやすい病気
シャルトリューがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
膝蓋骨脱臼、多発性嚢胞腎、熱中症
シャルトリューのよく使う薬・サプリ
毛艶や毛並み改善に「たんぱく質」「アミノ酸」、腸内毛玉に有効な「オイル」「食物繊維」「乳酸菌・酵素」などの成分が含まれているサプリメントが用いられることがあります。
シャルトリューの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
多発性嚢胞腎は有効な治療法がなく、健康な腎臓の機能をできる限り維持し、症状を和らげる対処治療が行われます。
診察費用は、診察料1,000円、超音波検査3,500円、皮下点滴3,000円、処方食3,800円、合計11,300円かかります。
シャルトリューを飼っている主な著名人
萩原流行
シャルトリューに関するまとめ
シャルトリューの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
美しいブルーの被毛と微笑んでいるような口元が可愛らしいシャルトリューは、穏やかで人懐こく、賢くてしつけも入りやすいので幅広い世代に向いた猫です。
初めて猫を飼う人にもお勧めできます。
ただし、ダブルコートで被毛の密度が高いシャルトリューは熱中症になりやすいのでエアコンのある部屋でしか飼育できない猫です。
また、抜け毛が多い猫で定期的なお手入れが必要になります。
日頃のお手入れが苦にならない人に向いています。
換毛期には特に抜け毛が多くなるので猫アレルギーの人にはおすすめできません。