スコティッシュフォールドを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
スコティッシュフォールドというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はスコティッシュフォールドという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、スコティッシュフォールドの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
スコティッシュフォールドの基本情報
- 原産国、地域 イギリス・アメリカ
- 一般的な体重 3~6kg
- 一般的な体高 現在調査中
- 平均寿命 12年前後
- 平均値段 10万円前後
スコティッシュフォールドの名前の由来
「スコットランドの折りたたまれたもの」という意味の言葉から、その名前がつけられました。
スコティッシュフォールドの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
スコティッシュフォールドにはどのような歴史はがあるのでしょうか?1961年頃、スコットランドの農家で飼育されていた「スージー」という名の猫は、耳が折れ曲がった不思議な形をしていました。
その後、子猫を生みますが、その子猫もまた折れ曲がった耳をしていました。
その子猫は、近所に住んでいたロス夫妻に引き取られ、ブリティッシュショートヘアーと交配させ子猫が生まれましたが、その子猫もまた耳が折れ曲がっていました。
そのことがきっかけとなり、計画的に繁殖が行われるようになりました。
それから耳の折れた猫は次第に数を増やしていきましたが、イギリスにおいて奇形や骨格障害などの遺伝疾患が相次いだことから、新たな品種として公認されることはありませんでした。
その後、1970年代にアメリカへ渡り、アメリカンショートヘアーと交配をさせると丈夫で健康なスコティッシュフォールドが誕生し、1978年にCFAで公認されました。
現在では人々に大人気の猫種で、人気の猫ランキングでは常に上位にランクインしているほどです。
折れ耳の珍しい容姿から、「テディベア」、「ふくろう」などと呼ばれたり、「帽子をかぶっている」といった別名がついています。
スコティッシュフォールドの性格や特徴
スコティッシュフォールドには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでスコティッシュフォールドの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
スコティッシュフォールドの特徴や性格にはどんなものがある?
中型で丸みがある体ですが、筋肉質でがっちりしています。
被毛は、密に生えており厚みがあります。
短毛種と長毛種が存在し、触り心地はビロードのように柔らかいです。
体に対してやや足が短めであり、反対に尻尾は体に対してやや長めです。
スコティッシュフォールドの一番の特徴は、その折れ曲がった小さな耳です。
小さくしっかり折れ曲がっているものが一番良いとされています。
中には耳が折れないスコティッシュフォールドも存在し、耳が折れる確率は30%ほどといわれています。
ストレスや病気が原因で、折れていた耳が立ったり、逆に立っていた耳が折れたりすることもあります。
耳が立っていないスコティッシュフォールドは、一般的な猫よりも小さめの耳がついています。
穏やかな性格で、激しく動き回ることはあまりありませんが、遊ぶことは大好きです。
甘えん坊で人見知りもなく、人懐こい性格です。
問題行動も多くありませんので、飼育しやすい猫種です。
スコティッシュフォールドのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
スコティッシュフォールドの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより甘えん坊な傾向があります。
メス:オスより落ち着いていおり、あまり表情表現をしない傾向があります。
スコティッシュフォールドをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
スコティッシュフォールドの価格相場は、10万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
スコティッシュフォールドの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
スコティッシュフォールドの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
スコティッシュフォールドの毛色にはどんなものがある?
スコティッシュフォールドの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
クリーム、グレー、ブラック、ホワイト、ブラウン、タビー&ホワイト、シルバータビー&ホワイト、ブラウンタッチドタビー&ホワイト、バイカラー、キャリコ、ダイリュートキャリコ、トーティなど、チョコレート、ラベンダー以外の全ての毛色が認められています。
スコティッシュフォールドのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
スコティッシュフォールドのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
スコマンチ(マンチカン)、ロシアンブルー×スコティッシュフォールド、ノルウェージャン×スコティッシュフォールド、ベンガル×スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドに似た猫種
うちの子の種類は本当にスコティッシュフォールド?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
スコティッシュフォールドの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
スコティッシュフォールドに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
あまり鳴かない猫ですので、鳴いている時はとても意味がありますので、どんな意思表示をしているのか耳を傾けてあげる必要があります。
折れ耳同士の交配は子猫に健康上の問題が起きる可能性が高いとされています。
ですので交配をする場合は、立ち耳との異種交配をするようにしましょう。
スコティッシュフォールドは肥満になりやすい傾向があります。
肥満は糖尿病を患いやすく、心臓にも負担がかかりますので気を付けていきましょう。
肥満の場合は、食事管理や運動が大切となりますので、飼い主がしっかりと管理をしてあげましょう。
穏やかで優しい性格のスコティッシュフォールドですが、ダメなことはダメだと覚えさせ、しつけもきちんと行いましょう。
折れ耳のスコティッシュフォールドは、耳の中に汚れがたまりやく、外耳炎になる恐れがあります。
イヤークリーナーや、湿らせた布やコットンなどを使い、定期的にケアをしてあげましょう。
毛質はやわらかく絡まりやすいので、こまめにブラッシングを行いましょう。
スコティッシュフォールドは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
スコティッシュフォールドにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
スコティッシュフォールドの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
良質な動物性たんぱく質のフードを選び、エネルギーを効率よく摂取しましょう。
猫は人間とは違い、たんぱく質から筋肉・被毛・皮膚などを構成する栄養素を取り入れています。
また穀物類は消化することが出来ないため、消化器や内臓の病気や皮膚疾患の原因となるため控えましょう。
人口添加物や防腐剤のなかには発がん性物質が含まれているものもありますので、できるだけ無添加なフードを選んであげると良いでしょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
スコティッシュフォールドの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
スコティッシュフォールドの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約5000円~8000円程です。
スコティッシュフォールドのお風呂のペース
スコティッシュフォールドのお風呂のペースは、お風呂は必要ありませんが、綺麗な毛並みを保つためにも、短毛なら2~3日に1回、長毛なら1~2日に1回はブラッシングをしてあげましょう。
スコティッシュフォールドにおすすめのグッズ
スコティッシュフォールドを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
室内での運動不足解消に、キャットタワーやキャットウォークを用意してあげましょう。
飼い主と一緒に遊びのも大好きですので、おもちゃも用意してあげると喜びます。
定期的にブラッシングは必要ですので、ブラシも用意してあげましょう。
ブラシは毛先が柔らかめのものを選んであげると、皮膚への負担を軽減できるのでおすすめです。
お出かけの時や、病院へ行く時などに使用するキャリーバッグもあると便利です。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
スコティッシュフォールドの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
スコティッシュフォールドの平均寿命は12年前後です。
スコティッシュフォールドのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
スコティッシュフォールドがかかりやすい病気
スコティッシュフォールドがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
遺伝性骨形成異常症、外耳炎、難聴、白内障、肥大型心筋症、腎不全、尿路結晶症
スコティッシュフォールドのよく使う薬・サプリ
胃腸のケアに、プロポリス・植物発酵エキス・有胞子性乳酸菌、関節のケアに、プロポリス・グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸、免疫力のケアに、プロポリス・アガリクスになどが使用されます。
スコティッシュフォールドの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
ワクチン接種・約5000円~約8000円、健康診断・約5000円、ノミ、ダニ予防薬・約10000円が基本となり、その他病気に関しては病院などによっても違いはありますが、年間で約30000円ほどです。
スコティッシュフォールドを飼っている主な著名人
原口孝幸、つるの剛士、林真理子、大杉連、和英、本田翼、須藤元気、パペットマペット
スコティッシュフォールドに関するまとめ
スコティッシュフォールドの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
スコティッシュフォールドは、毛色や模様、耳の折れ曲がり・立ち耳など、とても個性豊かです。
ですので、お好みの1匹を見つけるのも楽しみの一つといえるでしょう。
同じ個体はなかなかいないので、自分だけのスコティッシュフォールドを是非見つけてください。
容姿もとても可愛らしいですが、その性格もまた甘えん坊で人懐こく愛らしい性格です。
しつけもしやすく、初心者の方にも問題なく飼育できるでしょう。