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シンガプーラの寿命はどのくらい?体重で知る病気のサインと予防法

猫の寿命は種類によってさまざまです。今回は【シンガプーラ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛猫とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

シンガプーラの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、シンガプーラのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

シンガプーラの画像

シンガプーラの平均寿命は?

シンガポールで発見されてアメリカで繁殖が進んだシンガプーラ。

猫の全ての品種の中で最も小さな身体で、体重は2キロから3キロほどです。

しかも2歳になるまでそのフルサイズには成長しません。

一般的にその健康状態は良好です。

寿命は約12歳から15歳で、純血種猫としては極めて平均的です。

シンガプーラの寿命と長生きするコツ

シンガプーラは小さな妖精という異名を持つほどの小柄な体格の猫です。

しかしとても健康的な猫だと考えられています。

平均寿命は12歳から15歳とその華奢な見た目からは想像しにくい驚くべき長い寿命です。

一般的に全ての品種の猫は潜在的に健康問題を持っています。

それらは腎不全、甲状腺機能亢進症および糖尿病ですが、この品種猫には遺伝的健康問題がほとんどないことが知られていますが、ピルビン酸キナーゼ欠損症には気をつけましょう。

唯一シンガプーラがかかりやすいやすい病気なので、これを発症させないようにストレスは決して与えないようにしてください。

また雌の問題は出産問題に関わる子宮慣性です。

シンガプーラの雌猫の子宮辺りの筋肉はとても弱く、子猫を産み落とす力に欠けています。

長時間も子猫を押し出し続けることができないのです。

よってシンガプーラの雌猫を飼っているならば、交配には注意するべきです。

いずれにせよ初めてのヒートがくる前の避妊手術を済ませた方が、後々の子宮蓄膿症のリスクを減らせます。

それがシンガプーラ雌猫の長生きのコツです。

雄猫もストレスをかけず腎臓に気をつけて室内で大事に飼育すれば、長生きできることでしょう。

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シンガプーラのかかりやすい病気は?

シンガプーラのかかりやすい病気はピルビン酸キナーゼ欠損症です。

生後2ヶ月から3ヶ月の子猫の時に貧血になります。

健康な赤血球を作り出すのに必要な酵素の欠乏につながる代謝障害によるものです。

この欠乏は、赤血球が壊れ、体の組織に酸素を運ぶことができない溶血性貧血につながる可能性があります。

病状が進むとどこかぐったりしあまり動かなくなりそして食欲がなくなったりします。

際立った有効な治療法が今のところまだありません。

発症すれば4歳くらいで命を落としてしまうことがあります。

シンガプーラのかかりやすい病気のサイン

シンガプーラのかかりやすい病気はピルビン酸キナーゼ欠損症です。

早くて生後2ヶ月から3ヶ月の子猫の時に貧血になり、それが最初のサインです。

病状が深刻になっていくと、貧血だけでなく食欲不振や鈍い動きが見られます。

ただし猫は年齢が上がると自然と落ち着いていくものですし、具合が悪いのを隠そうとする習性があります。

動かないでじっとばかりしているとこれは加齢による現象なのか迷うかもしれません。

しかしシンガプーラの場合はこの遺伝子病を持っている個体が多いので、まずはピルビン酸キナーゼ欠損症であると疑って病院に連れて行くようにしてください。

病気の予防法と対処法

シンガプーラがかかりやすい病気はピルビン酸キナーゼ欠損症です。

これはPKLRと呼ばれる変異遺伝子を両親から遺伝的に受け取ったときに発症する遺伝病です。

もしまだ子猫のうちに貧血症状が見られる場合は遺伝子検査と血液検査を行うようにしてください。

PKLR治療は内科療法になります。

あまり貧血症状がひどい場合は酸素ケージで安静にさせるで対症療法を行い、入院もあり得えます。

しかし遺伝病なので治療方法がほぼないに等しい状態です。

よって発症すれば残念ながら寿命が短いことがほとんどです。

防御策としたら、遺伝子病に細心の注意を払ったブリーダーからシンガプーラを迎えるようにすること、そして飼い猫シンガプーラが貧血を起こしていないか日々注意深く見守りストレスを何も与えないようにすることです。

できるかぎり安心感を与える飼育環境を心がけることが、例え潜在的にこの病気を持っていても発症を防ぐキーワードです。

シンガプーラの老化のスピード

シンガプーラの老化のスピードはその他の種類の猫と変わりはありません。

ただし10歳を過ぎてからの老化のスピードは、猫種や個体の差が著しく出ると言われています。

一般的に短毛種の雌猫は長生きしやすいと言われており、シンガプーラも遺伝子病が発症しなければ比較的健康で長生きができる猫です。

愛情をこめて気をつけて飼っていれば、特に雌のシンガプーラは20歳前後まで生きられる可能性が大です。

シンガプーラの老化に伴う外見の変化

若い時は非常に激しく動き回るシンガプーラですが、シニアになるとさすがに動くことが億劫になってきます。

運動が減り寝ている時間が長くなります。

そうなると、庭先のパトロールや爪とぎの回数も減ってしまいます。

そのため爪が伸びっぱなしの状態になったり爪の先が太くなってしまう場合もあります。

若い時駆け回って庭の木やキャットタワーに登っている猫だと、かつてはそんなに爪切りを必要としなかったはずです。

それでつい飼い主も見落としがちになってしまいますが、シニアになって寝てばかりになったら、小まめに爪も見てあげてください。

放置すると伸びきった爪が肉球に刺さってしまっていることもあります。

盲点ですが爪が伸びきってしまうことがある、というのも年老いない時の見た目の変化の一つなのです。

シンガプーラの外見の変化

老猫におすすめの食べ物は?

シニアのシンガプーラ猫にお薦めなのは低脂肪で高タンパクかつ低アレルゲンのプレミアムフードです。

また噛む力も弱まっているシニアもいます。

シンガプーラは小さな体格なので口も大きくはありません。

状態を見てウェットを食べさせたりドライフードはふやかしたり細かく砕いてあげるようにしてください。

一度に十分な量を食べられないのでしたら、1日のごはんの回数を小分けしてあげましょう。

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ストレスをかけないために飼い主が出来ること

まだ若くて健康なシンガプーラはとても多い運動量を必要とします。

よってもしあなたがおっとりした穏やかな猫を求めているのなら、シンガプーラの子猫は向いていないと言えます。

逆に活発で明るくのびのびしたパワフルな猫が希望ならば、シンガプーラはまさにうってつけです。

この品種猫はまたとてもナイーブな性格です。

些細な環境の変化が原因で潜在的に持っている遺伝子病が発症してしまう可能性もあります。

もしあなたがシンガプーラの子猫を飼うのならば、この猫が非常に活動的で利かん坊であることをしっかり理解しておくこと、そしてかつ安全と安心がしっかり感じられる環境を用意すべきだと理解してください。

シンガプーラの寿命に関するまとめ

猫の品種の中で最も小さいシンガプーラの目は黄色、ヘーゼルまたはグリーン色をしています。

頭のサイズに比べてその瞳は大きくくりっとしている上、「天然のアイライナー」と比喩される濃い色のラインがその目の縁にあります。

なんともエキゾチックで可愛いらしいこの猫は、若い時は非常に元気いっぱいで駆け回って飛び回るので、魅惑な小悪魔とも小さな妖精猫とも呼ばれています。

性格は甘えん坊でデリケートです。

シンガプーラの一番の天敵はストレスです。

よってシンガプーラを飼うならばたくさん遊んであげてリラックスできる環境作りに心がけましょう。

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