木にとまるフクロウ

フクロウをペットに!餌の値段は高いけど、名前も覚える魅力的な動物

フクロウはペットとして飼うことができます。餌は生肉が必要なため、1ヶ月にかかる餌の値段は高いですが、自分の名前を覚えて呼んだら来てくれることもあります。魅力いっぱいのフクロウをペットに迎えたい方は、フクロウについて知っておきましょう。

フクロウカフェなども各地にでき始め、フクロウは身近な動物となってきました。
クルクルと不思議に動く首や、愛くるしい表情は見ているだけで癒されますね。

フクロウは飼い方次第で名前を呼べば来てくれることもある、とっても魅力的な動物です。
餌の値段は少し高いですが、逆に毎月かかる費用は安いのもフクロウの特徴。

今回は、ペットとしてのフクロウについてご紹介します。

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フクロウはペットにできる?

前を見ているフクロウ

フクロウをペットとして飼う前に知っておかなければいけないのは、野生のフクロウを捕獲したり保護して飼うことは禁止されていることです。

フクロウをペットとして迎えるなら、必ずペットショップや猛禽類(もうきんるい)ショップなどで購入してください。

ここでは、フクロウの寿命や生態について見ていきましょう。

フクロウの寿命

フクロウは世界中で約220種類おり、日本でも数十種類のフクロウがペットショップなどで販売されています。

小さなサイズで「すえ回し」の調教の必要がなく、家庭で飼いやすい小型フクロウの寿命は10年~15年程度で、20万円~30万円ほどで購入することができます。

中型フクロウの寿命は20年~30年、大型フクロウになると40年以上生きることもあります。

フクロウはストレスや環境の変化温度変化に弱いため、しっかり管理してあげることが大切です。

フクロウは夜行性

フクロウをペットとして迎えても、フクロウ本来の習性である夜行性は変わりません。

フクロウの種類によっては日中に活動して夜に眠るといったこともありますが、基本的には夜に活発になります。

フクロウは鳴かないペットとしての誤解もありますが、夜に鳴くことがあるため、フクロウをペットとして迎えるにはペット飼育可能な物件に住まなければいけません。

フクロウの性格

フクロウの性格は、とても繊細で臆病縄張り意識が強いことは共通していますが、それ以外の性格はフクロウの種類によって違います

穏やかであったり、やんちゃであったり、神経質であったりとさまざまで、個体差もあるため、ペットショップなどで店員さんと相談しながら選ぶようにしましょう。

フクロウのお世話にかかる費用は?

フクロウに限らず、ペットを迎えれば餌代や消耗品代、動物病院代などが必要になってきます。

犬や猫などに比べると、フクロウの餌の値段は高くなりますが、お世話にかかる費用はどれくらいなのでしょうか?

ここでは、フクロウのお世話にかかる費用について見ていきましょう。

餌の値段

フクロウは猛禽類なので、例えペットとして迎えても餌は生肉が必要になります。

フクロウの餌はマウスやヒヨコウズラになり、頭部や内臓などフクロウが食べない部分を取り除き、与えてあげなければいけません。

飼い主がさばかなくてはいけないため、さばくことが苦手な人は下処理済みの餌を購入する必要があります。

1ヶ月にかかる餌の値段は5,000円~10,000円ほどですが、下処理済みの餌の値段は割高になります。

スーパーで売られている生肉では、既に血抜きされてしまっているため、フクロウに与えても十分な栄養をとることができず餓死してしまうこともあります。

きちんとフクロウの餌であるマウスやヒヨコ、ウズラを与えてくださいね。

フクロウの餌は、ペットショップや爬虫類ショップ、ネットショップで購入することができます。

毎月にかかる費用は安い

フクロウの餌の値段は高いですが、消耗品などにかかる費用は安いです。

ケージ内に敷くペットシートや新聞紙と、1ヶ月~2ヶ月に1度の爪切り(3,000円程度)くらいで、他にかかる費用としては、必要に応じてサプリメントを購入したり、動物病院の診察代くらいですよ。

フクロウを診察してくれる動物病院はまだ少ないため、ペットとしてフクロウを飼おうと思っている場合は、予め確認しておくようにしましょう。

フクロウの魅力

飛び立つフクロウ

フクロウをペットとして飼うには、犬や猫と同じように思ってはいけません。
フクロウはあくまでも野生の動物なので、飼い主にベッタリとなつくことはありません

しかし、まったくなつかないわけでもないため、時間はかかりますがフクロウとの距離を縮めることができますよ。

フクロウにはフクロウの魅力がたくさんあります。
ここでは、フクロウの魅力について見ていきましょう。

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フクロウは自分の名前を自覚している

フクロウに名前を付けて毎日話しかけていると、徐々に名前を覚えて自分の名前として自覚してくれます

犬や猫のようにベッタリなつくことはない、と上記で述べましたが、猫のような気まぐれさは持っていて、飼い主に慣れればフクロウ自身の気分で飼い主に甘えてきたり、名前を呼べば来てくれることもありますよ。

感情表情豊か

フクロウの顔は、とても表情豊かです。

目を閉じてニッコリ笑ったような表情をしてみたり、くちばしを大きく広げて怒ってみたり、首をかしげて不思議そうに様子をうかがっている顔は、なんとも言えない可愛さがありますね。

フクロウは日中に鳴くことがありますが、よく聞いてみると一生懸命に何かを話しているような、その時々で鳴き声を使い分けています。

ご機嫌な時は鼻歌のような声を出してみたりもするので、とても愛くるしいですよ!

何でもない仕草が可愛い

フクロウをペットとして飼ったら、水浴びなどのお世話が必要になるのですが、自分で器用に水浴びしている姿は、見ているだけで癒されます。

ボールで遊んだり、ヒモで遊んだりと、何でもない仕草の1つ1つがとても可愛いのもフクロウの魅力ではないでしょうか。

フクロウをペットに迎えよう|まとめ

フクロウはとても感情表情豊かで可愛い動物です。

野生味が強いため、犬や猫のように飼い主にべったりなつくことはありませんが、時間をかけて距離を縮めていけば、腕や肩に乗ってきたり名前を呼べば来てくれることもあります。

1ヶ月にかかる餌の値段だけ見れば高く感じますが、トータルで考えれば犬や猫と比べてもさほど変わりはないか、安いでしょう。

ペットとして迎えるには難しそうに感じるフクロウですが、フクロウが大好きできちんと責任を持って飼うことができるのであれば、ぜひフクロウをペットとして迎えてあげましょう。

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