あなたが飼っている猫ちゃんの好物は何ですか？
煮干しやかつお節、お刺身に焼き魚など、魚を好物とする猫は多いですね。
キャットフードやおやつでも、魚が主原料となっているものがたくさん販売されています。
しかし、世界の猫たちも魚が好物なのでしょうか？
煮干しやかつお節などの文化がない国では、猫は何を食べているのでしょう。
そこで今回は、日本で言われる猫の好物をランキング化してみました！
猫の好物は国ごとに違う？
猫の好物といえば、魚を連想する方も多いでしょう。
でも、猫が魚を好物とするのは日本だけかもしれません。
世界では猫は肉食動物として認識されており、キャットフードも様々な肉を主原料としているものが多いです。
猫の好物はその国によって大きく異なりますが、まずはなぜ、日本の猫が魚を好きなのか、その理由を見ていきましょう。
日本の猫が魚好きになった理由
もともと猫は、ネズミや鳥などの小動物を好物としていました。
しかし、ずっと以前に日本で飼い猫になった猫にご飯として与えられていたのは、人間のご飯の残り物です。
当時の日本では、庶民のご飯のおかずは魚が主だったため、猫に残り物の魚を与えるようになりました。
それから、猫が魚を食べるイメージが定着して、猫の好物は魚だと思い込んでいたのです。
日本で販売されている猫のフードには、魚をメインとしたものも多く、それを食べ慣れている猫は魚好きになっていったのですね。
日本の猫の好物
日本の猫の好物ランキングについて見ておきましょう。
| 1位 | 焼き魚・魚 |
|---|---|
| 2位 | 鶏肉 |
| 3位 | チーズ |
| 4位 | 煮干し |
| 5位 | 鰹節 |
日本の猫の好物は、魚系が多いのがよく分かりますね。
猫の味の好みは、乳離れしてから12週間の間に決まります。
その時期に食べる離乳食の主原料によって、猫の好物が変わってくるので、お肉が好物な猫は、離乳食にお肉系を食べていたのかもしれません。
日本の猫の好物1位は魚！世界の猫の魚の位置付けは？
アメリカ…ランキング外
オーストラリア…ランキン外
イタリア…3位
イギリス…ランキング外
ギリシャ…3位
フランス…3位
クロアチア…1位
スペイン…1位
スイス…ランキン外
ドイツ…ランキング外
日本では猫の好物ランキング1位の魚ですが、世界を見ると猫が魚を好物とする国は、シーフードが文化になっている国が多いようです。
もともと世界では日本のように食べる魚の種類が多くないことや、魚を食べる文化が少ないですね。
クルアチアの猫は、マグロやサーモンのカルパッチョを好んで食べるそうですから、グルメな猫が多いのかもしれません。
また、フランスの猫用魚料理で猫に人気なのは野菜とサーモンのテリーヌです。
そして、イタリアには上質のキャットフードがあり、ヒューマングレードの魚を中心に作られています。
魚のキャットフードだけでも数十種類以上あることから、イタリアの猫も魚は好物なのでしょう。
日本の猫の好物2位は鶏肉！世界の猫の鶏肉の位置付けは？
アメリカ…ランキング外
オーストラリア…ランキング外
イタリア…ランキング外
イギリス…ランキング外
ギリシャ…ランキング外
フランス…ランキング外
クロアチア…ランキング外
スペイン…3位
スイス…3位
ドイツ…3位
日本では猫の好物の2位にランキングされる鶏肉ですが、世界の猫は違ったお肉を好むようです。
アメリカの猫が好物とするお肉は、人気順にウサギ、羊肉、牛肉、馬肉、鶏肉となっており、鶏肉の位置位置付けは低いことが分かります。
オーストラリアの猫では、カンガルーや牛肉が好まれ、イギリスの猫ではウサギや羊肉、牛肉、鶏肉の順番で人気です。
また、美食大国フランスでは、猫は鴨肉やジビエなどの高級食材が料理されたものを好物とするほどで、猫用レトルトフードのバリエーションも半端ではありません。
キャットフードは鶏肉を主原料に作られているものが多いので、鶏肉も嫌いではないようですが、フランスの猫はかなりグルメです。
そしてホッとすることに、スペインの猫の好物は日本と似ており、鶏肉も3位にランクインしています。
日本の猫の好物3位はチーズ！他の国の猫は？
アメリカ…2位
オーストラリア…2位
イタリア…2位
イギリス…3位
ギリシャ…2位
フランス…ランキング外
クロアチア…3位
スペイン…2位
スイス…1位
ドイツ…1位
日本の猫が好物とするチーズは、世界の猫たちも好物としているようです。
乳製品であるチーズは、世界共通で猫の好物なのですね。
フランスはトップ3にチーズはランキングしていませんが、チーズ好きの猫はたくさんいます。
また、アメリカやオーストラリアの猫の好物の1位はピザですが、ピザにはチーズのほかにも様々な具材が入っていることがチーズよりも好物になっているようです。
ちなみに、イタリアやギリシャの猫の好物の1位は、なんとパスタでした。
パスタで有名なイタリアやギリシャらしい結果ですね。
番外編｜世界の変わった猫の好物
世界では猫の好物に、とても変わったものが存在していました。
日本ではあまり与えることのないものだったため、ご紹介します。
それでは、世界の変わった猫の好物を見ておきましょう！
インドの猫の好物
インドの猫の好物は、カレーです。 その国の特性が出ている結果は、とても面白いものがありますね。 カレーに使われる香辛料は、猫の内臓に良いものではありませんが、インドの猫は子猫の時からカレーを食べているため慣れているのか、特に健康面での問題もないようです。 インドでは猫に対しての健康意識はあまりありませんが、1度に与える量や、毎日3食は食べさせないようにするなど、ある程度の線引きは行っているそうです。メキシコの猫の好物
メキシコの猫の好物は、とうもろこしでした。
とうもろこしは甘く美味しいため、猫が好む食材ではありますが、消化不良を起こしやすいため、少量しか与えないようにすることが一般的です。
しかし、メキシコの猫は、食べ慣れて消化器官が鍛えられているようで、ムシャムシャとたくさん食べるのです。
その国の食文化によって、猫の体内も変化しているのですね。
猫の好物は国ごとに違っていた｜まとめ
今回は、猫の好物は国ごとに違うのか、日本で言われる猫の好物をランキング化してご紹介しました。
世界の猫は、日本の猫の好物とは、また違った結果となっていることが分かりますね。
国によっては、そんなの食べさせて大丈夫？と、ツッコミを入れたくなる猫の好物もありましたが、その国の食生活や文化によって、猫の好みも大きく異なるものなのですね。
パスタやピザを食べさせてみようと思った方は、味付けや猫が口にしてはいけない具材に十分注意してくださいね！
