鳴いている猫

猫のあくびの意味と多い時やあくびをする時声が漏れるのは何故か調査

愛猫家の方なら、一度は猫のあくび姿を見たことがあるでしょう。猫は寝ている時間が長いため、あくびをするものと思ってしまいがちですが、猫のあくびにはほかにも意味があります。この記事では、猫のあくびの意味や声を出す理由についてまとめました。

猫のあくびは、蛇のような口をあけて大胆にしますよね。

このあくびは、眠い以外にも意味があるって知っていましたか?

実は、猫はあくびをすることにより、さまざまな意思表示を示しています。

あくびにはどのような感情が込められているのか、愛猫家なら知っておきたいですよね。

この記事では、猫があくびをする際に考えられる理由や、声を出す、多いなど猫のあくびについて詳しくまとめました。

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叱られているときのあくび

口を開けた猫

猫がいたずらをしたなど、こちらが一生懸命説教をしていると、「くわぁ」とあくびをされた経験はありませんか?

飼い主さんからすれば、ちゃんと反省しているの?と腹が立つことでしょう。

しかし、猫は飼い主さんをばかにしてあくびをしているわけではありあせん。

そもそも猫は単独で行動する生き物ですから、誰かに叱られて反省するという習慣を持ち合わせていません。

しかし、飼い主さんの表情や口調から、負の感情を向けられていることは理解しています。

猫はストレスに弱い生き物です。

飼い主さんから与えられる説教は、猫にとってはストレスでしかありません。

ストレスに耐えられなくなった猫は、ストレスから少しでも身を守ろうとあくびをします。

この行動を「転移行動」と呼びます。

転移行動が見られた際には、お説教は終わりにしましょう。

どちらにせよ猫は次から気を付けますという学習はできません。

猫を叱るよりも、猫がいたずらなどをできないよう環境を工夫することが重要です。

では、転移行動とは具体的にどのようなことをいうのか、紹介します。

猫の「転移行動」とは

猫の転移行動とは一体どういうことなのでしょう。

転移行動は、猫がストレスから身を守るために、ストレスを感じた際にとっさにその場に似つかわしくない行動をとることです。

猫が転移行動をとるのは、以下のような場合です。

失敗した:高い位置から降りた際着地に失敗したなど
行動の中断:寝ていたのに起こされた、遊びを中断されたなど
我慢した:叱られた、環境の変化や新しい家族が増えたなど

これらの行動を猫はストレスに感じます。

ストレスに感じた際に転移行動をとりますが、猫の転移行動はあくびだけではありません。

猫の転移行動ではあくび以外にも、以下のような行動が見られます。

あくび
グルーミング
爪とぎ

猫によって転移行動は個体差がありますが、あくびは特によく見られるようです。

飼い主さんはただ眠いのだろうと勘違いしないで、猫からのSOSのサインを見逃さないようにしましょう。

不満のサイン

猫のあくびには、「不満」の意味もあります。

・眠りを邪魔された
・遊びを急に中断された
・ケンカをした
・飼い主のスキンシップがしつこいと感じた

可愛い愛猫をついつい可愛がり過ぎてしまう気持ちは分かりますが、猫があくびをしたときは、不満のサインです。

眠りや遊びを邪魔されたり、執拗異常に体を触られたりしたら、私たちも不快に思いますよね。

それは猫も同じです。

猫が構ってほしい時は、身体をすりよせて甘えてきます。

そのような時に、たくさん遊んだりスキンシップをとってあげましょう。

寝ている際などは、そっとしておいてあげることが大切です。

3:寝起きのストレッチ

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私たちも寝起きは両腕を伸ばして固まった筋肉をほぐしたり、あくびをしたりしますよね。

それと同様に、猫も起き抜けには身体を伸ばしてストレッチをしたりあくびをします。

このあくびは、脳に酸素を運びこれから体を動かす準備をしています。

脳に酸素を運ぶという意味では、私たちは緊張した際や退屈した際にもあくびをしませんか?

この際のあくびも、脳に酸素を供給し頭を冷やしたりやる気を出したりしています。

猫のあくびも同様で興奮を冷ますためや、やる気を出す際にあくびをすることもあります。

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あくびが多い病気はあるの?

猫のあくびが多いと、何か病気なのではないだろうかと心配になる方も多いことでしょう。

しかし、基本的に症状にあくびを伴う疾患はありません。

基本的にあくびは不満やストレスのサインであることが多いようです。

しかし、ストレスは病気の原因に繋がることに違いはありません。

愛猫のあくびが多いなと思ったら、ストレスを感じている可能性があります。

何か猫にとってストレスになっていないか、よく観察してみることをおすすめします。

また、猫のあくびは、口腔内の状態を確認する良い機会でもあります。

普段から歯磨きなどの習慣があり、口腔内をチェックできていれば良いのですが、そうでない場合チェックする機会はそうありませんよね。

猫の航空疾患としては歯周病が多く、白血病などを引き起こしている場合には口の中に口内炎が多くできることも特徴です。

歯周病も、放っておくと歯が抜け落ちるだけでなく歯周病菌が体中で悪さをする怖い病気です。

猫の口腔内を健康に保つためにも、あくびをした際にぜひ口腔内のチェックをしてみましょう。

声を出しながらあくびをするのはなぜ?

猫があくびをするとき、鳴き声を出す時がありますよね。

なんとも可愛らしいのですが、どんな際に声をだすのでしょう。

猫が声を出してあくびをするのは、基本的に安心しているときです。

野良猫などなど野生の猫は、鳴き声で自分の居場所を悟られないよう、めったなことでは鳴き声をあげません。

そんな猫が無防備に鳴くのですから、飼い主さんを信用して安心しきっている証拠です。

また、遊ぼうよなど、飼い主さんに何かを要求している際にも声を出すあくびをします。

ほかには、ブラッシングなどや撫でられて気持ちがいいと感じた際にも声を出しながらあくびをしますよ。

愛猫が声を出してあくびをするときは、至福の時間であると言っても過言ではないでしょう。

まとめ

猫があくびをするのは、眠い時だけではありません。

特に気を付けたいのが、ストレスを回避するためにする「転移行動」です。

猫はストレスに弱い生き物ですので、手に行動が見られた際には原因を解消する必要があります。

また、声をあげてのあくびは喜びのサインであることが多く見られます。

野生化ではほとんど声をあげない猫が、気を許しているサインでもあります。

猫はあくびのようにカーミングシグナルで飼い主さんに意思表示を示します。

飼い主さんも、猫の仕草から感情を読みとれるようになると、より一層両者の絆が深まることでしょう。

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