猫トイレ

猫の血便が治らない原因や下痢も併発する時はすぐに病院に行くべき!

猫のウンチに血便が混じったり、下痢も同時に発症している場合は、様子を見ていても治らないので、一刻も早く動物病院で治療を受けましょう。その際、血便を持参すれば検査で原因がわかることもありますので、合せて猫の全身もチェックしてもらいましょう。

愛猫がトイレでウンチをしたので掃除をすると血便が出ており、大変驚いたことはありませんか。

ウンチは猫の健康状態を確認できる大切な便りですので、血便や下痢が続き治らないようであれば、直ちに動物病院で診療を受けましょう。

大切なことは血便や下痢の原因を究明し、適切な処置を行い健康を取り戻すことです。

猫の血便や下痢に関する病気や対処についてご説明いたしますので、関心のある飼い主さんはぜひご覧ください。

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猫のウンチは健康状態や体の調子を示すバロメーター!

昼寝中の猫

猫も人間と同様、その時の健康状態がオシッコやウンチに表れ、そのため普段からウンチをよく観察するようにしましょう。

観察のポイントは、健康なときのウンチの色や硬さ、また1日の排便回数を知っておくと、異状に気づきやすくなります。

健康な猫のウンチと排便回数は、こげ茶からやや黒っぽい色で適度な柔らかさがあり、人の指よりやや細い数センチほどの大きさを2本程度、1日に1~2回出ます。

もしウンチに血便が混ざっていたり下痢の症状がなかなか治らない場合は、何らかの病気のサインと受け止め、すぐに病院に連れてってください。

猫の排便時のチェックポイント

血便や下痢、便秘などウンチの異状の原因は、食べ過ぎ、消化不良、ストレス、異物の誤飲、腸の疾患、ウィルス感染症などさまざまなです。

まずウンチの状態がおかしい場合は、愛猫の様子をチェックしてみましょう。

血便や下痢が出ても、いつも通り元気に見えますが猫は体調不良を隠そうとするので、大丈夫と過信しないことです。

猫もウンチが気持ちよくできないとトイレから出てくる際に、お尻を気にして歩き方がおかしくなったりしますので、しっかり見ていましょう。

血便や下痢だけでなく便秘も注意しましょう

実は猫は便秘になりやすい生き物なのです。

猫の健康的な排便は1日1~2回であり、場合によってはウンチに毛玉が混ざって排出されます。

この毛玉が排出される状態は、猫にとっては健康の証ですので、特段心配はありません。

しかし飼い主さんが被毛ブラッシングを怠ってしまい猫の飲みこんだ毛玉量がとても多い場合は、腸内で毛玉が溜まってウンチを出すことができず便秘を引き起こすことがあります。

その他、ストレスや運動不足も血便や下痢、便秘の原因となりますのでご注意ください。

血便が出たら慌てず冷静に対処しましょう

血便や下痢などウンチに異変が起こったら、決して驚かず冷静にウンチの状態と愛猫の様子を記録してください。

愛猫が排便の直前に食べたご飯の内容・量をはじめ水分摂取の状況、また歩き方や息づかいが荒く唸り声が出ていないか等、できるだけ愛猫の体調を掌握するようにしましょう。

とくに血便が出た場合は、「血便は絶対に捨てず動物病院に持参する」と共に、記録した「愛猫の周辺情報を獣医師に伝える」ようにしましょう。

飼い主さんの適切な対応行動が愛猫の血便の原因究明にとても役立ち、確実な治療に結び付きます。

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猫の血便の症状について

いつものウンチと比べて、色がおかしいときはありませんか?

個体差がありますが、猫は食物のアレルギー反応によってウンチに血液や白っぽい粘液が混じることがあり、例えば血合いの多いマグロを食べるといつもより黒っぽくなったりします。

そのためキャットフードを変更したりすると、同様の症状が出る場合もありますので、理解しておきましょう。

一方、血が混じったウンチや黒っぽいタール状のウンチが出てなかなか治らない場合は、要注意です。

とくに黒っぽいタール状の血便は、猫のお腹に寄生虫がいる可能性が高いと考えられ、また太り過ぎの猫になると、脂肪肝による肝不全という病気によってタール状の血便が出ると言われています。

また血便で血液の量が多く下痢も伴っている症状は、確実に病気にかかっていますので、大至急動物病院に行き適切な治療を受けることをおすすめいたします。

血便は、その原因となっている胃腸や肛門などの出血部分から様々な状態で排便されますので、動物医療の知識が備わっていないと正しく判断できません。

そのためウンチの状態に関係なく、いつもと違うウンチが出たら速やかに獣医師に相談してみましょう。

猫が血便を出す原因はなに?

猫が血便の症状を引き起こす主な原因について解説していきます。

まず最初に、食べ過ぎや脂肪分の多い食事の取り過ぎによって胃が荒れ、炎症を起こし下痢や血便の原因となります。

次にストレスが原因となる場合ですが、なかでも引越しや新しく子猫を迎えたなど環境の変化によって、猫は精神的にダメージを受け体調を崩し発症するのです。

そして病気の症状としての血便や下痢は、消化器系の疾患や腸の腫瘍などによって引き起こり、また寄生虫が小腸に寄生すると症状があらわれます。

最後に異物誤飲による血便は、猫が異物を飲みこみ胃腸に傷をつけ出血するためです。

このように様々な原因によって猫は血便や下痢などに見舞われます。

とくに子猫や高齢猫は体力や抵抗力が弱いため発見が遅れると、すぐに治らない場合がありますので、十分にご注意ください。

血便だけでなく下痢も同時に発症したときの対応

昼寝中の猫

血液が混ざった下痢や軟便をする場合は、かなり高い確率で病気の疑いがあります。

慢性的に下痢の状態が続いていると、腸内部で炎症を引き起こす病気の腸炎になる可能性があり、その結果血液や粘液などが混じった血便が出るのです。

とくに下痢のウンチに赤い血が混じっている場合は、消化器から出血しているので、健康管理のノウハウとして把握しておきましょう。

また急性の激しい下痢によって愛猫がぐったりし閉じこもってる状態は大変危険ですので、急いで動物病院に向かってください。

血便と下痢が同時に出た!考えられる病気と対応

激しい下痢を繰り返し、血便や嘔吐が伴う場合に考えられる病気は、胃から腸にかけ粘膜が急に炎症する「急性胃腸炎」や猫パルボウィルスに感染し発症する「猫汎白血球減少症」、また消化器内の「寄生虫」などです。

これらの病気の場合は大至急、動物病院に出向き適切な治療が必要となります。

次に慢性的な下痢や軟便が治らないときに、血便も見られたなら疑うべき病気は、「慢性胃腸炎」や消化器の腫瘍、「脂肪肝」、「腸閉塞」などが考えられます。

猫は急性より慢性の下痢を起こしやすいので、何日も下痢をともなう血便が出るようなら、できるだけ早めに診察を受けてください。

最後に過食やフードの変更により発症した際は、原因となっている問題点を改善し様子をみましょう。

猫の血便が治らない原因や下痢も併発する時はすぐに病院に行くべき!|まとめ

猫は便秘や下痢になりやすく、ときには血便をともない急速に悪化することもありますので、もし下痢や血便などウンチに異状が認められたなら、速やかに獣医師の診察を受けましょう。

ウンチの変化は、飼い主さんも気づきやすい反面、愛猫は元気だから大丈夫と放置してしまうことがあります。

しかしウンチは猫の健康状態をよく表していますので、もし異状があればできるだけ早めに対処するように心がけましょう。

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