猫がトイレに出たり入ったりしても何もしない、考えられる理由は病気?

猫がトイレに何度も行くのに何もしない、出たり入ったりを繰り返す、という時に考えられる理由は病気だけではありません。しかし、トイレを我慢してしまうのは、病気になる可能性がありますね。猫とトイレの関係をしっかり理解しておきましょう!

愛猫がトイレに出たり入ったりしているのに何もしない時は、あれ?っと心配になりますよね。

何回もトイレに行くものの、まったく排泄できていない時の飼い主の不安は頂点に達します。

明らかに元気がない、具合が悪そうといった場合であれば動物病院に直行ですが、そうでない場合では様子をみるべきか悩みどころです。

そこで今回は、猫がトイレに出たり入ったりして何もしない時に考えられる理由についてご紹介します。

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猫がトイレに出たり入ったりして何もしない理由は?

見上げる猫

猫は毎日、似たようなタイミングでトイレに行き、排泄し、シャッシャッと砂をかいて出てきます

それなのに、猫がトイレを気にしてウロウロしていたり、トイレの前で鳴いたり、トイレに出たり入ったりを繰り返して何もしない時は、いつもと違う行動で不安や心配になりますね。

もともと猫は泌尿器系の疾患が多いこともあり、病気かな?と疑ってみるものの、動物病院へ連れていくタイミングは非常に悩みどころです。

ここでは、猫がトイレに出たり入ったりしても何もしない時に考えられる理由について見ていきましょう。

トイレが気に入らない

猫がトイレに出たり入ったりしても何もしない時に考えられる理由で、トイレが気に入らない場合があります。

トイレの状態をチェックしてみても、汚れていないからそれは違う、という前に、一度トイレの容器を洗って、猫砂やシートを新しいものに取り替えてみましょう。

猫が気になるニオイが少しでもあった場合では、猫はトイレに出たり入ったりしても何もしないことが多々あるのです。

トイレの汚れは目につくので気付きやすいですが、ニオイとなると人間では気付かないこともあります。

トイレをすべてキレイにしてあげて、その日の夜の排泄がない場合には何らかの病気の可能性もあるため、翌日に動物病院に連れていきましょう。

ストレス

猫がトイレでしゃがむけど何もしない、トイレに出たり入ったりを繰り返す、でも元気はあるし具合が悪そうでもない、といった時に、ストレスが理由となっていることがあります。

家に知らない人が訪ねて来ていた、地震があった、雷がなっていたなど環境がいつもと変わることでストレスを感じて、落ち着いてトイレが出来なくなっている状態です。

猫は繊細な心を持っているため、ちょっとした変化にもストレスを感じてしまいます。

ストレスから膀胱炎になってしまうこともあるため、1日まったく排泄がなければ動物病院を受診するようにしましょう。

そのトイレ、猫の体に合っていますか?

猫のトイレが体に合わない場合でも、トイレに出たり入ったりして何もしない、ということがあります。

ドーム型やハーフカバー型、箱型やカバー型など、猫のトイレには様々な種類がありますが、猫の体がどこかに当たっていたり、排泄の姿勢を取りにくいトイレだと、猫は落ち着いてトイレができません。

排泄したい気持ちがあるため、トイレに出たり入ったりはするけど、落ち着かないから何もしないで出てきてしまうのです。

猫の成長と共に、体にあったトイレに変えてあげる必要があります。

猫がトイレで何もしない、そんな時に注意して見るポイント

猫はもともと水をあまり飲まないため、腎臓疾患や泌尿器疾患になりやすいです。

どちらの疾患でも、排泄が困難となることがあるため、猫がトイレに出たり入ったりして何もしない時には、猫の様子やトイレの状態を観察しておく必要があります。

ここでは、猫がトイレで何もしない時に注意して見るポイントをご紹介します。

まったく尿が出ていないのか、少しは出ているのか

猫がトイレに行ってしゃがんだ後、まったく尿が出ていないのか、少しは出ているのかをチェックしましょう。

尿が少しでも出ている場合であれば、何色かも大切です。

オレンジ色や茶色、血尿などいつもの尿と色が違えば、何らかの疾患を患っているため、すぐに動物病院を受診しましょう。

また、しゃがむのに何も出てきていない場合、膀胱炎や尿路結石、尿閉なども考えられるため、トイレに出たり入ったりの対策を行っても解消されない場合には、翌日に動物病院を受診してください。

排泄の体制で声が出る

猫がトイレでしゃがんでいる時に、痛そうな声で鳴くことがあれば尿路結石が疑われます。

尿路結石は、治療しなければ命を落とすこともある危険な疾患です。

痛くて排泄ができない状態なので、すぐに動物病院を受診することが愛猫のためになります。

あまり水を飲まなくなる寒い時期になりやすいですが、牛乳を飲ませていると尿路結石になりやすくなるため、注意しましょう。

猫は繊細な生きもの、トイレで見せるサインを見逃さない

気になる猫

猫はとても繊細な生きものです。

ストレスを感じやすい一方で、ストレスを感じていることを隠してしまいます。

しかし、ストレスからトイレの失敗やトイレに行っても何もしない、トイレに出たり入ったりする、といった行動をとることもあり、ストレスそのものが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。

ここでは、猫がトイレで見せるサインを見逃さないためにできることを見ていきましょう。

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ストレスの原因を探る

猫がトイレでしゃがむこともなく、ただ出たり入ったりを繰り返している場合では、トイレ自体にストレスを感じています。

汚れやニオイなどがないように、いつもキレイにしてあげるようにしましょう。

また、トイレでしゃがむものの何もしないですぐに出てきてしまう場合では、トイレの形がストレスとなっていたり、その日に何かいつもと違うことがなかったか考えてみましょう。

愛猫とのスキンシップやコミュニケーション不足もストレスの原因となるため、毎日しっかり愛猫との時間を作るようにしましょう。

猫砂がストレスになることもある

猫のトイレストレスに、猫砂が原因な場合もあります。

猫砂の量が十分でない場合、猫はトイレを何度も確認するため、出たり入ったりすることがあります。

また、いつもと違う猫砂に変えた場合でも、感触やニオイが気に入らなければトイレで何もしないことがあります。

猫はとても気まぐれですが、とても繊細な心の持ち主であることを忘れず、愛猫の気持ちになってトイレを作ってあげましょう。

猫のトイレ、普段から気を遣ってあげよう!|まとめ

今回は、猫がトイレに出たり入ったりしても何もしない時に、考えられる理由についてご紹介しました。

トイレというのはとても大切な場所で、猫の気持ちを知ることもできる場所です。

もちろん、病気が原因でトイレに行っても何もしないのではなく、できないこともありますが、トイレ自体に問題があることも多々あります。

トイレを我慢してしまうことによって、病気に繋がることもあるため、愛猫のストレスやトイレには常に気を遣ってあげましょう。

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