キムリックを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
キムリックというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はキムリックという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、キムリックの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
キムリックの基本情報
- 原産国、地域カナダ
- 一般的な体重3~6kg
- 一般的な体高25cm
- 平均寿命10~13年
- 平均値段日本国内での入手はかなり困難であり、海外のブリーダーからの輸入が必要となります。
しかし、繁殖が非常に難しい猫種であることから世界的にも希少であり、価格の目安としてはは20~30万円以上、ここに輸送費などがかかります。
キムリックの名前の由来
イギリスのウェールズ地方で愛されている猫のため、「ウェールズ族の」という意味のこの名前が付けられました。
キムリックの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
キムリックにはどのような歴史はがあるのでしょうか?キムリックの祖先は17~18世紀ごろ世界中の貿易船がイギリスのマン島に立ち寄った際、おいていった猫が土着化したものだと言われています
キムリックはマンクスの長毛種にあたり、昔から時々偶然に生まれることがあったそうです
しかし、原産地であるマン島でも、マンクスが品種として確立してからも、長毛のマンクスは価値の低いものとして扱われており、注目されることはありませんでした
1960年代にカナダのブリーダーがこの長毛のマンクスに目を付けたことで、キムリックの品種の確立がスタートしました
長毛のマンクスに別の長毛猫を掛け合わせることでマンクスとは別の品種として申請されましたが、この別の猫種との交雑がなくとも25%の確率で長毛のマンクスが生まれてきてしまうことから、イギリスなどの団体ではキムリックを独立した品種としては認めていません
現在TICA(The International Cat Association )、FIFe(FEDERATION INTERNATIONALE FELINE)から公認されています。
キムリックの性格や特徴
キムリックには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでキムリックの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
キムリックの特徴や性格にはどんなものがある?
しっかりとした骨格をもち、前足に比べ後ろ足がやや長い中型のコビータイプの猫です。
被毛はセミロングで、厚いアンダーコートと柔らかくて光沢のあるオーバーコートを持ちます。
腹部と首の襟の毛が体毛よりも長く伸びます。
顔は丸く、耳は離れており、目は丸く見開いています。
マンクスホップと呼ばれるウサギが跳ねるような歩き方をします。
マンクス同様尾に特徴があり、その形状によって4つに分けられています。
全く尾のない「ランピー」、尾の骨が1~3本残っている「ランピーライザー」、ごくわずかに残った尾を持ち、その尾がカーブしていたりねじ曲がったりしているものを「スタンピー」、そして通常の猫のような尾を持つものを「ロンギー」と呼んでいます。
特に人気なのはランピーのキムリックで、希少価値がとても高いとされています。
ちなみにランピー同士を交配したり、3代続けてランピーを繁殖に使用すると、致死性遺伝子が働くため禁忌とされています。
性格は用心深く引っ込み思案ですが、家族に対しては深い愛情と強い忠誠心を持ってくれます。
家族以外にはあまり懐かないことが多いです。
自立心が高く、子供などにしつこくされることを嫌がります。
頭は賢く、観察力もあるのでしつけは容易です。
キムリックのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
キムリックの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより少し大きいことが多いです。
また、やんちゃで遊び好き、好奇心旺盛活行動的な傾向にあります。
メス:気まぐれでクール、しっかりした性格の子が多い傾向にあります。
キムリックをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
キムリックの価格相場は、日本国内での入手はかなり困難であり、海外のブリーダーからの輸入が必要となります。
しかし、繁殖が非常に難しい猫種であることから世界的にも希少であり、価格の目安としてはは20~30万円以上、ここに輸送費などがかかります。
です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
キムリックの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
キムリックの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
キムリックの毛色にはどんなものがある?
キムリックの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
多種多様です。
キムリックのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
キムリックのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
なし
キムリックに似た猫種
うちの子の種類は本当にキムリック?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
キムリックの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
キムリックに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
元々は非常に優秀なネズミ獲りのハンターなので、レーザーポインタを追いかけさせてあげるなどハンター気質を満足させるような遊びが必要です。
フロアキャットと呼ばれるように、高い場所よりも低い場所を好むので、地面でできる遊びを多く取り入れてあげましょう。
また、とても賢いので、扉や窓の開け方を覚えてしまう個体もおり、脱走などに注意が必要です。
さらに警戒心の強さから見慣れない食べ物は口にしないこともあります。
その代わり飼い主が食べているものは安全だと判断し、欲しがる傾向にあるため、甘やかしてむやみに人間の食べ物を食べさせないようにしましょう。
毛はセミロング程度の長さですが、週1~2回程度のブラッシングとコーミングを行いましょう。
毛玉を極端に嫌うので、できないように気を付けましょう。
日本の環境では皮脂過剰になる個体がいるので、小さなころからシャンプーに慣らしておくとよいでしょう。
キムリックは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
キムリックにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
キムリックの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
運動好きで筋肉質な体つきをしているキムリックには、栄養価が高く、動物性タンパク質を豊富に含むご飯を選びましょう。
さらに、美しい被毛の維持のためにも、消化性の高いタンパク源(魚、ラム、馬、七面鳥、アヒルなど)を原料に使用したものを選ぶとよいでしょう。
また、被毛の健康の維持のために、ビオチン、パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、コリン、亜鉛、EPA、DHAなどが含まれたご飯が望ましいです。
また、消化管の維持のために腸内細菌バランスを考えたもの、尿石症の予防のためにミネラル成分を調整したものを選んであげることでさらに健康の維持に役立つでしょう。
ストレス軽減に効果のあるカモミールが含まれているものもおススメです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
キムリックの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
キムリックの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3000円~10000円程です。
キムリックのお風呂のペース
キムリックのお風呂のペースは、基本的に必要なし、皮脂過剰になってしまった場合は1ヶ月に2~3回程度が理想です。
キムリックにおすすめのグッズ
キムリックを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
ハンター気質を満たすために、追いかける動きのできるおもちゃ(猫じゃらし、ボール、レーザポインターなど)を用意してあげましょう。
また、体の手入れのためにも爪とぎ、ブラシ、コームなども必要です。
猫は狭い場所にいると落ち着くので、ドーム型のベッドなども用意してあげるとよいでしょう。
動物病院への通院のために、キャリーバッグも必要です。
キャリーバッグに入りたがらない子は洗濯ネットでも代用できます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
キムリックの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
キムリックの平均寿命は10~13年です。
キムリックのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
キムリックがかかりやすい病気
キムリックがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
マンクス症候群、下部尿路疾患、尿失禁、猫風邪、猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス感染症、猫汎白血病減少症、猫伝染性腹膜炎、猫伝染性貧血、慢性腎不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、肥大型心筋症、毛球症、胃腸炎、内部寄生虫症、巨大結腸症、悪性腫瘍、皮膚糸状菌症、皮膚炎、疥癬、耳疥癬、結膜炎、角膜炎、外耳炎、口内炎、歯周病
キムリックのよく使う薬・サプリ
整腸作用を目的として乳酸菌入りのもの、免疫システムの向上のためにL-リジンが含まれるもの、毛球症の予防に流動パラフィンやグリセリン・ワセリンが含まれるもの、下部尿路疾患の予防を目的としてDL-メチオニンやクランベリーが含まれるものなどが使用されます。
また、腎疾患になってしまった場合にはリンの吸着剤が含まれるものがよく使用されます。
キムリックの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
健康であっても、毎年混合ワクチンに6,000円、ノミ・寄生虫予防に10,000円ほど必要です。
健康診断を行う場合はここにプラス5,000円ほど追加されます。
他にも病気、例えば猫に多い尿路結石になってしまった場合は治療としてカテーテルによる排尿作業に5,000~10,000円程度、手術になってしまった場合30,000~100,000円程度、慢性的なものの場合療法食として3,500円~/月、ここに診察費や検査代、薬代などで10,000円程度が追加されます。
キムリックを飼っている主な著名人
現在調査中
キムリックに関するまとめ
キムリックの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
あまり社交的な性格ではありませんが、飼い主に対しては従順で、主人の行動に対して敏感に反応し気持ちに寄り添ってくれるので、猫と一緒に穏やかにのんびりと生活を共にしたい方におススメです。
子供にしつこくされることを嫌うので、小さな子供のいる家庭には不向きでしょう。
ただ、キムリックは繁殖が難しく、日本での入手は困難です。
別の品種の猫を飼育するか、もしくはキムリックの短毛種であるマンクスの方がまだ手に入れやすいかもしれません。