ブリティッシュロングヘアーを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ブリティッシュロングヘアーというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はブリティッシュロングヘアーという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ブリティッシュロングヘアーの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ブリティッシュロングヘアーの基本情報
- 原産国、地域 イギリス
- 一般的な体重 3.5kg~7kg
- 平均寿命 15歳前後
- 平均値段 23万円前後
ブリティッシュロングヘアーの名前の由来
ブリティッシュショートヘアーから派生したロングタイプの猫なので、ブリティッシュロングヘアーになったようです。
ブリティッシュロングヘアーの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ブリティッシュロングヘアーにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ブリティッシュショートヘアーが、一度目の絶滅の危機に瀕したのが第一次世界大戦の中頃で、戦後繁殖家たちがブリティッシュショートヘアーの個体数を増やすために姿や顔立ちが似ていることから、ペルシャを用いて繁殖を始めます。
そして産まれた子猫の中に短毛と長毛の猫がいましたが、長毛の猫はペルシャの交配に回されました。
2回目の危機は第二次世界大戦中で食糧難から猫の飼育が困難になり数が激減し、再び絶滅の危機に瀕します。
この時は、ペルシャと毛色が近いという理由でロシアンブルーも用いられましたが他の短毛種も使用されたことから、交雑と見なされ純血腫として継続性が失われたと判断され、この時に生まれたブリティッシュショートヘアーは1代目と2代目だけを用いた3代目のみが認められることになります。
そして、偶然生まれた長毛の猫は何代目であろうとペルシャとされました。
その100年後に偶然生まれた長毛猫が、古代のペルシャやアンゴラに近い風貌をした猫として注目されて、ペルシャとは別品種として登録しようという動きが高まり、2009年にアメリカの猫血統登録団体TICAはこの長毛のブリティッシュショートヘアーを、純血種猫・ブリティッシュロングヘアーとして認めて、キャットショーの出場資格を得ます。
しかし、イギリスの猫血統登録団体GCCFはブリティッロングヘアーとは認めずに現在もペルシャとして扱っています。
ヨーロッパ圏ではブリタニカ、アメリカではローオランダーと呼ばれいてます。
ブリティッシュロングヘアーの性格や特徴
ブリティッシュロングヘアーには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでブリティッシュロングヘアーの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ブリティッシュロングヘアーの特徴や性格にはどんなものがある?
優しさと愛情を持っていて飼い主や家族にとてもよく懐きます。
ただ、独立心が強く少し気難しい面もあります。
家族には友好的で甘えますが、膝の上に乗ってくるというよりは横に座っているという感じの甘え方です。
ベタベタと構われることが苦手ので抱かれることを嫌がりますし、知らない人や気に入らない人に構われたり触られたりする事を嫌います、が攻撃することはないです。
どこから見てもまん丸い言われるように、丸型の顔に大きな丸い目とふっくらした頬をした愛らしい顔立ちの猫ですが、太くて短い首と手足にガッチリした筋肉質の体格の少し大きめのコビータイプの猫です。
被毛はとても豊かな長毛です。
ブリティッシュロングヘアーのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ブリティッシュロングヘアーの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより少し大きいことが多いです。
また、やんちゃで遊び好き、好奇心旺盛活行動的な傾向にあります。
メス:気まぐれでクール、しっかりした性格の子が多い傾向にあります。
ブリティッシュロングヘアーをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ブリティッシュロングヘアーの価格相場は、23万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ブリティッシュロングヘアーの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ブリティッシュロングヘアーの毛色にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ブリティッシュロングヘアーの毛色にはどんなものがある?
ブリティッシュロングヘアーの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブラック、レッド、ホワイト、フォーン、ブルー、シナモン、チョコレート、ライラック、三毛などがあります。
ブリティッシュロングヘアーに似た猫種
うちの子の種類は本当にブリティッシュロングヘアー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
ペルシャ、アンゴラ
ブリティッシュロングヘアーの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ブリティッシュロングヘアーに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
ブリティッシュロングヘアーはとても落ち着いて動きが少ない猫ですが、子猫の頃はとても活発に動きます。
しかし、運動神経があまり良くないので高い所からのジャンプで怪我をすることがあります。
部屋の中は、子猫がケガの心配をしないで自由に動き回れるように、子猫の目線で見て障害物になりそうな物は片付けた方が良いです。
成猫になると手が掛からなくなりますが、食欲が旺盛で肥満から糖尿病になりやすい猫種ですので、食事の量には気を配る必要があります。
日頃のお手入れは、長毛種の割には毛が絡みにくいようです。
毎日もしくは一日おきにブラッシングの後にコームで毛並みを整えてあげると良いです。
ただ、換毛期には抜け毛が多くなりますので、きちんと抜け毛を取り除くように毎日ブラッシングが必要です。
何もしないでおくとセルフグルーミングをした時に抜け毛を飲み込んでしまい毛球症の原因になります。
シャンプーは子猫の頃から慣れさせておくと良いですが、初めのうちは嫌がったらすぐにやめられるようにお湯洗いから始めると良いでしょう。
しつけは、構われることを嫌い頑固で自分が嫌な事はしないところがあるので、難しいと言われています。
最低限必要なことを覚えて貰えれば良いという気持ちの方が上手く付き合えるようです。
ブリティッシュロングヘアーは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ブリティッシュロングヘアーにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ブリティッシュロングヘアーの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
ブリティッシュロングヘアーは、筋肉質な体と豊かな長毛も保つためにタンパク質を多く必要とします。
新鮮な肉類や魚類を原料とした高タンパクなフードで人工香料や添加物を使用していない物が良いです。
糖尿病の予防やアレルギー、胃腸にガスが溜まることよって起こる胃捻転などの原因になる穀物類を含まないグレインフリーのフードをお勧めします。
胃腸の調子を整えるサツマイモや綺麗な被毛を保つためにオメガ3系脂肪酸が含まれたフードもお勧めです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ブリティッシュロングヘアーの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ブリティッシュロングヘアーの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3500円~6000円程です。
ブリティッシュロングヘアーのお風呂のペース
ブリティッシュロングヘアーのお風呂のペースは、月に1回程度が良いでしょう。
ブリティッシュロングヘアーにおすすめのグッズ
ブリティッシュロングヘアーを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
キャットタワーがあると良いですが高さのある物だと、落ちて怪我をする可能性がありますので低めの物を選んだ方が良いです。
段差の激しい場所は怪我防止策に箱やクッションを利用すると良いでしょう。
暑さには弱いので、夏場はエアコンが必要になりますが自分で体温調整が出来るようにお気に入りの場所に、冷感マットを準備しておくと便利です。
寒さにはある程度対応しますが毛布や保温性の高いベット置いておくと良いでしょう。
冬季間は室内温度に注意して寒そうな様子の時は暖房を使用した方が良いです。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ブリティッシュロングヘアーの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ブリティッシュロングヘアーの平均寿命は15歳前後です。
ブリティッシュロングヘアーのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ブリティッシュロングヘアーがかかりやすい病気
ブリティッシュロングヘアーがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
下部尿路結石、腎疾患、肥満
ブリティッシュロングヘアーのよく使う薬・サプリ
腎疾患予防にオメガ3、乳酸菌、りん吸着剤 、尿路結石対策・予防にクラウンベリー、DL-メチオニン、クエン酸、肥満対策・予防にカルニチン、グルコマンナンなどのサプリが使われます。
ブリティッシュロングヘアーの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
糖尿病の場合・初診料1000円~1500円、血液検査料5000円、尿検査1600円、圧迫排尿300円、カテーテル採尿1100円、インスリン9000円/1本、注射器60円/1本(1日に1本~2本使用)程度になります。
ブリティッシュロングヘアーを飼っている主な著名人
現在調査中
ブリティッシュロングヘアーに関するまとめ
ブリティッシュロングヘアーの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ブリティッシュロングヘアーは、飼い主や家族に愛情を持ち優しく接しますが、必要以上に構われることを嫌います。
自分が可愛がって欲しい時に寄ってきますがそうでない触られると機嫌が悪くなりますので子供がいるご家庭は、攻撃することはありませんが念の為に、子供がむやみに抱かないように注意した方が良いです。
一人で留守番もきますので、仕事で日中不在の家庭に向きます。
帰宅後にそばに寄ってきたらたっぷり遊んであげると良いでしょう。
鳴くことが少ないのでマンションで飼うことができます。
静かな環境を好むので、出入りが激しい家庭や多人数の賑やかな家庭には向かないようです。
成猫になるとあまり動かなくなるので、遊ぶ時はおもちゃなどを使ってなるべくすごきがある遊び方をすると良いでしょう。