ソコケを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ソコケというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はソコケという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ソコケの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ソコケの基本情報
- 原産国、地域ケニア(アラブコソケコ)
- 一般的な体重3~5kg
- 一般的な体高25~33cm
- 平均寿命15年前後
- 平均値段25万円前後+20~30万円(海外輸送料等)
ソコケの名前の由来
ケニア東部の自然保護地域であるアラブコ・ソコケと呼ばれる場所に住んでいたことから、ソコケと呼ばれるようになりました。
ソコケの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ソコケにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ソコケは数百年間に渡り、原住民のギリアマ族と共に暮らしてきたといわれています。
ですが、実際に認識され始めたのは1978年頃です。
当時ケニアの東部でココナツ農園を営んでいたジェニー・スレーターが発見した代一人者です。
彼女の敷地内で生まれた子猫と母猫を見るなり、その不思議な模様に惹かれて家に連れて帰ったそうです。
その後、彼女はデンマークの友人グロリア・モルドラップにもこの猫たちを教えます。
するとその友人もその猫を気に入り、1984年に子猫のうち2匹をモルドラップに送ったのです。
友人はこの2匹で繁殖をおこない、1985年に子孫が誕生しました。
まだ希少価値の種類なので、現在登録されているソコケの祖先はグロリアの猫が多いのです。
その後はデンマークのキャットショーにも出演し、1993年にはFIFeに新種の猫として認められたのです。
さらに1990年にはデンマークにもソコケが取り入れられ、現在でも遺伝子の健全維持を図るためにブリーディングがおこなわれています。
2008年にはアメリカのTICAでようやく登録が始まり、最近やっと世界的に認められる品種になったのです。
ソコケの性格や特徴
ソコケには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでソコケの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ソコケの特徴や性格にはどんなものがある?
ソコケは飼い主に懐きやすく、賢いのでしつけもしやすいです。
ただ、構われ過ぎるとストレスを感じてしまうので、人とは程良い距離感を保てる環境が良いでしょう。
良好な関係が保てると、甘えん坊な面も覗かせます。
また、活発で高いところを好み、色々なところによく登ります。
体重も軽めの猫で筋肉もあり、運動能力にも優れています。
当時ギリアマ族の中では「樹皮」という意味のKadzonzosと呼ばれていました。
その名の通り、毛の模様は樹皮のような縞柄で、珍しい柄が印象的な猫です。
もともと暑い地で育っているため、暑さには強いですが寒いのは苦手です。
また、エジプト育ちであまり水環境を知らないからか、水に恐怖心を抱かない子も多いようです。
他の猫に比べてよく鳴きますが、ボリュームもあまりないので気にならない程度です。
ソコケのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ソコケの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:愛情深く早い段階から人に懐きます。
また、活動的で体力もあるため、しっかり遊んであげると飼い主との仲も深まります。
メス:オスに比べて少し警戒心があるため、懐くまでに時間が少しかかるかもしれません。
ですが、慣れれば子供にも愛情深く接してくれます。
遊びすぎるとメスはつまらなさを感じてしまうため、遊び足りないくらいでやめておくのが丁度良いです。
ソコケをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ソコケの価格相場は、25万円前後+20~30万円(海外輸送料等)です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ソコケの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ソコケの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ソコケの毛色にはどんなものがある?
ソコケの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
チョコレート、シナモン、ライラック、フォーンなどがあります。
ソコケのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ソコケのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
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ソコケの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ソコケに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
ソコケには繊細な子が多いため、あまり落ち着かない場所での飼育はストレスを感じてしまいます。
活発ではありますが、休む時にはしっかりと休みたい猫です。
子どもや他のペットがむやみに構うような環境を避けられるよう工夫が必要です。
1匹で過ごせる空間や落ち着ける場所を用意してあげることが大切です。
また、室内飼いでも活発すぎて脱走してしまうことも。
外に出ると危険がたくさんあるので、破れている網戸などがあれば修復をしておきましょう。
その他にもコードなどにじゃれつくことがあるので、壊されて困るものは猫の手に届かないようにする必要があります。
また、短毛ではありますが独特の縞模様を維持するためにブラッシングをしてあげてください。
ソコケは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ソコケにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ソコケの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
筋肉質ですらっとした体型を維持するため、カロリーが調整されたものを選びましょう。
特に、メインの食材には脂質の少ないササミが配合されているものがおすすめです。
また、筋力維持のためにも良質なたんぱく質を使用したものを選んでみてください。
繊細なソコケはストレスにも注意が必要です。
ストレスから疾患にならないよう、心穏やかにするギャバやトリプトファンが含まれるエサも向いています。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ソコケの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ソコケの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000~4000円程です。
ソコケのお風呂のペース
ソコケのお風呂のペースは、抜け毛も少なく短毛なため、特に頻繁に入れる必要はありません。
汚れた時くらいで良いでしょう。
ソコケは水が好きな子も多いので、お風呂をいれるのも苦労しません。
ソコケにおすすめのグッズ
ソコケを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
活発で高い場所を好むため、大きめのキャットタワーやキャットウォークを設置してあげましょう。
構いたがる子供がいる場合でも、嫌な時は高い場所に避難できるのでストレスも溜めこみにくくなります。
また、寒さが苦手なため猫用ホットカーペットなどを用意しておくのをおすすめします。
その他にも毛布や寒さをしのげるハウスなど、体温管理には十分注意してあげてください。
猫用の服を着せるのも良いですが、遊ぶ際に危なくない生地を選ぶことが大切です。
夏場は基本的に得意ですが、油断して熱中症にさせないよう注意が必要です。
部屋の換気などをおこない、熱気を溜めこまないようにしてあげましょう。
また、猫用の冷感マットなどを置いておくと酷暑も安心です。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ソコケの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ソコケの平均寿命は15年前後です。
ソコケのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ソコケがかかりやすい病気
ソコケがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
自然発生の猫なので病気には強いですが、繊細な面もあるのでストレスを感じやすい傾向にあります。
ストレスから皮膚病にもなりかねないので、ストレスケアが重要です。
ソコケのよく使う薬・サプリ
ストレス対策・予防にアルファ-S1やトリプシンやカゼインやギャバやトリプトファンやスカルキャップ、皮膚病対策・予防にアガリスクや乳酸菌やアミノ酸と食物繊維、目の健康維持対策・予防にルテインやアントシアニンやL-リジンなどが使用されます。
ソコケの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
ストレスにより皮膚疾患にかかった場合、ステロイドなどが処方されておよそ5000円程です。
また、短毛のためダニなどにも皮膚を傷つけられやすく、害虫が原因で皮膚疾患になった場合は軽い症状だと1000円程ですが、放っておいてひどい状態になっている場合だと薬浴や抗生物質が投与され、10000円以上の出費が予想されます。
また、多くの猫が年をとるにつれて白内障や緑内障になる可能性もあり、重度によって2000~10000円と幅広い料金が設定されています。
さらに定期的に獣医に通わなければならないので、この医療費を定期的に支払う必要があります。
ソコケを飼っている主な著名人
現在調査中
ソコケに関するまとめ
ソコケの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ソコケは珍しい柄が特徴的で、珍種好きにも好まれます。
病気もしにくく人にも懐き賢いため、初心者にも飼いやすいといえます。
ですが、実際には日本でもまだ取引が少ないのが現状で、わが国で入手するのは難しいです。
そのため自分で外国に問い合わさなければならず、一目見るにも苦労する品種です。
それでもどうしても飼いたいという人は、苦労を重ねて入手してみてください。
家族に迎え入れるのに苦労した分、とても可愛がることができるでしょう。
騒音の少ない落ち着いた環境で飼ってあげてください。