マンクスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、マンクスのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
マンクスの平均寿命は?
マンクスの平均寿命は、11歳から14歳前後といわれています。
猫の平均寿命が15歳位と言われているので、マンクスの寿命は平均よりも短いと言えるでしょう。
近年では栄養バランスの良いフード等が沢山売っているので、平均寿命を超える猫は沢山います。
マンクスの寿命と長生きするコツ
マンクスの平均寿命は、11歳から14歳前後といわれています。
マンクスは運動能力が高く、「ネズミ取りの名人」とも言われています。
また、マンクスはとても頭の良い猫種で、犬のようにボール投げ遊びなどが出来たり、猫には珍しく水遊びも出来る猫です。
マンクスは他の猫種と比べると運動量があまり多くない猫種ですが、近年猫の完全な室内飼いが多く、またその方が長生きしやすいと言われていますが、室内だけですとどうしても運動不足にも繋がりやすくなってしまいます。
少しでも健康で長生きしてもらうためには室内でも十分に運動し、遊べるような工夫が必要です。
上下運動の出来るキャットタワーや、猫のおもちゃなどで遊んであげると運動不足解消にもなり、また遊びを通して信頼関係を築く事ができるので沢山遊んであげましょう。
マンクスは運動量がさほど多くないので、高カロリーのフードを与えるとあっという間に肥満になってしまいます。
肥満は様々な病気を引き起こす原因になるので、体重を見ながらフードに気を使ってあげる必要があります。
マンクスは比較的体の丈夫な猫種ですが「マンクス症候群」や「猫伝染性腹膜炎」にかかりやすいと言われているので注意が必要です。
猫の平均寿命が15歳位と言われていますが、近年ではフードの種類も栄養も豊富なので長生きをする猫が多いです。
栄養バランスや、マンクスの特徴、性格、なりやすい病気などを知っておくと長寿に繋がっていくでしょう。
マンクスのかかりやすい病気は?
マンクスのかかりやすい病気についてご紹介致します。
まずは、「マンクス症候群」です。
この病気は、脊髄の不全や背骨の奇形によって起こる色々な障害によって発症します。
治療法は今のところありません。
次は、「猫伝染性腹膜炎」です。
この病気は、コロナウイルスの猫伝染性腹膜炎ウイルスによって起こるのが原因と言われています。
発症してしまうと致死率100%と言われる恐ろしい病気です。
次は、「下部尿路疾患」です。
主な原因が、食事内容や、飲む水の量と言われています。
マンクスのかかりやすい病気のサイン
マンクスのかかりやすい病気のサインについてご紹介致します。
まずは、「マンクス症候群」です。
この病気は背骨の奇形によって発症します。
この病気は生後半年以上経たないと分からないので、その頃になったら病院で検査をしてもらいましょう。
症状としては、排尿、排便障害があります。
次は、「猫伝染性腹膜炎」です。
この病気は2つのタイプに分けられます。
1つめは腹膜炎を起こすので水がお腹にたまっていきます。
その為に腹部が膨れてきます。
食欲が無くなり、発熱も出てきます。
もう1つは、臓器の機能に障害を起こしてしまうタイプです。
どちらのタイプでも完治は難しいです。
次は、「尿路疾患」です。
この病気のサインとしては、血尿やトイレの回数が多くなったり、尿に血が混じっていたり、尿をする時に痛みがあるので、苦しい声をあげたりします。また酷くなると、尿がまったく出てこなくなるので注意が必要です。
病気の予防法と対処法
マンクスのかかりやすい病気の予防法と対処法をご紹介致します。
まずは、「マンクス症候群」です。
この病気は遺伝も関係してくるので、はっきりとした予防法はありませんが、マンクスはマンクス症候群に掛かりやすいので、生後半年以上経ったら一度病院で検査をしてもらいましょう。
次は、「猫伝染性腹膜炎」です。
この病気は今のところこれと言った予防法はありませんが、感染するので発症した猫を隔離する必要があります。
猫コロナウイルスにより発症すると言われています。
ストレスや、免疫力の低下でも発症しやすくなるので予防できる病気はワクチンなどでしっかり予防しておきましょう。
次は、「尿路疾患」です。
この病気は、猫の飲む水の量や、食事の内容で発症すると言われています。
猫はもともと水をあまり飲まない生き物ですが、あまりに水の摂取量が少ないと尿が濃くなり、尿道に結石が出来てしまいます。
マグネシウムの取りすぎも原因の1つなので、低マグネシウムの食事内容や、猫がいつでも新鮮な水を飲めるようにしてあげると良いでしょう。
重症になると死に至るので、早期発見、早期治療が重要です。
マンクスの老化のスピード
マンクスに関わらず、猫が本格的な老化が始まるのは11歳頃と言われています。
マンクスの平均寿命は、11歳から14歳前後といわれていますので猫としては平均的です。
老化のスピードは他の猫と比べても標準と言えるでしょう。
マンクスの老化に伴う外見の変化
マンクスは年齢を重ねると、被毛がパサつきやすくなり色が薄くなって白髪が増えてきたり、目やにが増えたり、足が細くなったり、歯が黄ばんできたりします。
さらにジュニア期と比べると寝ている時間も多くなります。
マンクスはもともと運動量が少ない猫種で健康のために少しでも体を動かしてあげましょう。
老猫におすすめの食べ物は?
マンクスが老猫になった際のおすすめの食べ物をご紹介致します。
マンクスは運動能力は高い猫種ですが、運動量はあまり多くはありません。
シニア期に入ると更に寝ている時間も多くなり運動量も減ってきますので、それに合わせてフード変えることが望ましいです。
またシニア期ではまた内蔵機能が落ちてきてしまうので、消化吸収の機能も低下してきます。
少量でもタンパク質をしっかりと取れ、なおかつ低脂肪な食べ物が必要です。
柔らかいと尚良いでしょう。
猫は肉食の動物なので、タンパク質と言っても、動物性のタンパク質が必要です。
例えば鳥のささ身ですと手に入りやすいですし、消化吸収率も高いのでお薦めです。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
マンクスは、家族にはとても甘えん坊で優しい性格をしています。
ですが、マンクスは小さい子供や他のペットは苦手なようです。
マンクスが子猫の頃からであれば多頭飼いや小さい子供とも上手くやっていけるようですが、マンクスが大人になってからだと慣れにくく難しいかもしれません。
ストレスの原因になるので、気をつけてあげましょう。
マンクスは、運動量はそこまで多くはないですが、身体能力が高い猫です。
運動不足はストレスの原因となり、またストレスは様々な病気を引き起こしますので、適度な運動をさせてあげましょう。
非常に頭の良い猫種なので、色々な遊びが出来ます。
飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションにも繋がるので、猫用のおもちゃなどで沢山遊んであげましょう。
マンクスの寿命に関するまとめ
ネズミ取りの名人で、番犬ならぬ番猫にもなるというマンクス。
ですが家族にはとても甘えん坊な性格をしていて飼い主さんの膝に乗る事も多いでしょう。
マンクスは尻尾が短いために尾骨の関節炎にかかりやすいので注意が必要です。
希少なためマンクスは日本でほとんど手に入りませんので購入する際は難しいかもしれません。
少しでも長く元気で過ごしていく為には毎日の健康管理は重要です。
ブラッシングや遊びなどを通して少しでもいつとも違う変化を見逃さないようにしましょう。