とっても可愛いミニウサギですが、大人になった時の大きさがわからなければ、どのケージサイズを選べばいいか悩んでしまいますね。
ミニウサギは雑種なので、どう成長するかは親次第です。
耳が垂れていればロップイヤーの血が入っていることはわかりますが、ほとんどのうさぎは立ち耳なので判断するのは難しいですね。
そこで今回は、ミニウサギの大人になったときのサイズと、ケージサイズの選び方についてご紹介します。
ミニウサギは体格がミニという訳ではない
ミニウサギと聞くと、小さなうさぎなのかな?と思ってしまいますが、実はそういう訳ではなく、ミックスや雑種のウサギの総称となっています。
その為、ミニウサギと言っても両親の遺伝次第では大きなうさぎに育つことも有りますし、名前の通りミニサイズのウサギとして大人になる事も有ります。
ミニウサギはどうしても、耳の形や幼少期の体格でどのうさぎの雑種かという事が判断しにくく、大人になった姿も予想出来ないこともあるので、予め、ミニウサギはミニサイズという訳ではないという事、また購入や譲り受ける段階で前もってどのように成長する予定なのか確認しておく必要が有ります。
ミニウサギが大人のサイズはどのくらい?
ミニウサギは、さまざまなうさぎの種類が交配されて作られているため、大人になったときの大きさは予測できません。
しかし、雑種の長所である体の丈夫さや平均寿命の長さ、人に懐きやすいことなどからミニウサギは安定した人気がありますね。
ここでは、ミニウサギの大きさについて詳しく見ていきましょう。
ミニウサギの大きさ
ミニウサギの大人になった平均体重は1,5kg~3,5kg、体長は26cm~40cmと、かなりの差があります。
ミニウサギの大きさに影響するのが親の種類となり、ネザーランドドワーフでは小さめなミニウサギ、レッキスやロップイヤーでは中くらいのミニウサギになることが多いようです。
ミニウサギで耳が垂れているようなら、ロップイヤーの血が入っていることは見分けられますが、他の種類はみんな立ち耳なので、子うさぎの頃から判断するのは難しいですね。
ペットショップによっては親の種類を教えてくれる場合もあるので、大人になったときの大きさが気になる方は聞いてみるといいでしょう。
ブリーダーからの購入もできる
ペットショップで売られているイメージの強いミニウサギですが、ブリーダーからの購入も可能です。
ペットショップで販売される値段よりもやや高くなることはありますが、ブリーダーであれば親うさぎを見せてくれることがほとんどで、どの種類のうさぎが親なのかわかれば、大人になってからの大きさもある程度予測することができます。
ミニウサギが親であった場合は予測は難しいですが、ブリーダーであればこちらの希望を伝えることで、希望に近い大きさになるであろうミニウサギを教えてくれますよ!
ケージサイズの選び方
うさぎを飼う上で欠かせないケージですが、大きさを予測しにくいミニウサギでは、ケージの選び方も考えなければいけません。
うさぎは穴の中で生活する習性が残っているため、狭くて暗い場所を好みます。
だからと言って、狭いケージではストレスが溜まり体調を崩すこともあり、広すぎてもストレスになります。
ここでは、狭すぎず広すぎず、ミニウサギにぴったりのケージを選ぶポイントを見ていきましょう。
体を休めるスペースを確保する
ミニウサギは大人になったときの大きさが予測しにくいですが、横になって体を休めるスペースを確保してあげましょう。
ケージの中にはエサ入れやトイレなども置くことを考え、どんなミニウサギでも対応可能な70サイズや80サイズのものががいいでしょう。
奥行は最低でも45cmは確保してあげたいところです。
ミニウサギ専門のケージも販売されていますが、60サイズや70サイズのものが多いです。
60サイズでもいいのですが、体を横にできるスペースと、起きている時に動き回ることができるスペースを考えると、若干大きめな70サイズや80サイズのほうが、うさぎにとってもストレスが少ないサイズとなります。
立ち上がったときに頭がぶつからないように
ミニウサギは、ケージの中で立ち上がることがあります。
立ち上がった時に頭をぶつけることのない高さも必要で、最低でも45cmは高さのあるもを選んであげましょう。
子ウサギのときの基準で選んでしまうと、成長が予測しにくいミニウサギでは、大きくなってから買い替える必要が出てくる可能性があります。
慣れたケージが変わることはうさぎにとってもストレスとなるため、なるべく同じケージで生活できるように選んであげることが大切です。
ケージ選びで気を付けること!
ケージには、ラビットケージ、ミニウサギケージ、犬用ケージ、猫用ケージとあり、サイズが豊富な犬猫用ケージをうさぎ用として使用している方も少なくありません。
ミニウサギの体の大きさが基準となるなら、どのケージを選んでもいいのではないか、と思われがちですが、ラビットケージやミニウサギケージは、うさぎが快適に過ごせるように考えて作られているものなので、きちんとうさぎ用のケージを選んでくださいね。
ここでは、ケージ選びで気を付けるポイントについて見ていきましょう。
掃除のしやすさ
うさぎはとてもきれい好きで、1日1回ケージの掃除をしてあげる必要がありますが、一番汚れるのは底と床材です。
ラビットケージやミニウサギケージでは、掃除がしやすいように底に受け皿が付いていたり、引き出しが付いています。
どういったものを選べば自分が掃除しやすいか、という目線で選びましょう。
掃除がしやすいというのは飼い主の都合だけでなく、うさぎにとっても清潔な環境で生活することは健康維持のためにも大切なことです。
デザインがお洒落とか、色が可愛いという飼い主の好みだけでなく、いつも清潔に保ってあげられるかを考えてくださいね。
ミニウサギのことを考えて選ぶ
ラビットケージやミニウサギケージは、床材が金網やプラスチック、木材などでできています。
金網などの金属の床材は爪を引っ掛けて足を痛めてしまったり、プラスチックの床材は爪で細かい傷が付いた場所の隙間に汚れが入り込み、さまざまな菌が繁殖してしまうこともあります。
木材でできた床材も汚れが染み込んでしまったり、カビが生えてしまうこともあるので、それぞれの床材のメリットやデメリットを考え、床材にマットを敷くなどの対策を行いましょう。
また、金属部分に色の付いたものは、金属にコーティングやビニールを巻いていることがあります。
うさぎがかじって口にしてしまうこともあるため、選ぶ時はミニウサギがかじっても大丈夫かも考えなくてはいけません。
ミニウサギの大きさは予測不能|まとめ
今回は、ミニウサギの大人のサイズはどのくらいになるのかと、ケージサイズの選び方についてご紹介しました。
ミニウサギは成長してみないと大きさはわかりませんが、毛並みや耳などの特徴から親のうさぎの種類が推測できることもあります。
ミニウサギを飼うときに悩むケージサイズですが、ポイントを抑えて適切なケージを選び、いつまでも長生きしてもらえるようストレスのない生活を送らせてあげましょう。